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目次とメモを置いとく場

『文体の科学』(山本貴光 新潮社 2014)

著者:山本貴光(1971-)
ブックデザイン:白井敬尚 形成事務所
初出:『考える人』(2011年冬号~2013年冬号)の連載「文体百般 ことばのスタイルこそ思考のスタイルである」

 

文体の科学

文体の科学

 
文体の科学

文体の科学

 

 

【目次】(ルビは〔 〕に示した)
文体科学ことはじめ 序にかえて [004-005]
目次 [006-007]

 

第一章 文体とは「配置」である 009
  文体/スタイルってなんだろう
  規範としてのスタイル
  個性としてのスタイル
  本書で味わいたい文体
  文章はことばの組み合わせであり、ことばは文字の組み合わせである
  文章は「線」である
  文体とは「配置」である
  組版のスタイル
  電子のスタイル
  ケータイでドストエフスキーを読む

 

第二章 文体の条件――時間と空間に縛られて 039
  文章のスタイルは、生物のスタイルである
  命がけの読み書き
  ことばと時間
  ことばと空間
  思考を加速する

 

第三章 文体の条件――記憶という内なる限界 061
  短ければ覚えられるか
  記憶の科学
  醒めて見る夢のごとし
  定型短詞の圧縮法
  知恵の記憶を継承する
  断片化したことば
  記憶の鍵としてのことば

 

第四章 対話――反対があるからこそ探究は進む 081
  対話の表現
  『天文対話』について
  共に考えるということ
  なぜ対話か?
  分からないからこそ続く
  分かるとはどういうことか
  対話体と独話体

 

第五章 法律――天網恢々疎にして漏らさず 109
  小宇宙としての書物
  ことばの迷宮
  ことばの構造
  モンタージュ――切断と結合
  文の織物――圧縮とリンク
  天網恢々疎にして漏らさず
  一挙に全体が稼働することばの装置
  法律文体とメディアの来歴

 

第六章 科学――知を交通させるために 139
  「科学」という発想
  科学の文体
  『フィロソフィカル・トランザクションズ』
  ネット以前の学術情報網
  知を織り合わせるために
  文章を構造化する
  論文作法のマニュアル化

 

第七章 科学――世界を描きとるために 163
  植物図鑑を読んでみる
  名付けと分類
  ことばで分解して組み合わせる
  主観はないけど種観あり
  本草の着眼点
  植物記載法――写生と写実
  古代ギリシアの記述法

 

第八章 辞書――ことばによる世界の模型 183
  ことばを手繰る
  検索性か、ことばの関係か
  シソーラス――ことばと遭遇するために
  類書――ことばで造る宇宙模型
  コンピュータ辞書の可能性
  文字配列の高度技術〔ハイテクノロジー
  書き手が姿を見せない文体

 

第九章 批評――知を結び合わせて意味を生む 207
  批評とはなにか
  批評のかたち
  『新約聖書』を読む
  信仰で読む――ルターの場合
  理性で読む――エックハルトの場合
  なぜ読み方が違うのか

 

第一〇章 小説――意識に映じる森羅万象 235
  なにが書かれているのか
  書くことは書かないこと
  文体(ほぼ)百般
  重なり合う時空間
  意識に通じる森羅万象
  意識の流れの捉え方
  人間がいなくても

 

終章 物質と精神のインターフェイス 261

 

あとがき(二〇一四年一〇月二日) [266-274]
  1
  2
  3
  4
  5
  6
参考文献・映像 [275-292]

『社会的選択理論への招待――投票と多数決の科学』(坂井豊貴 日本評論社 2013)

社会的選択理論への招待 : 投票と多数決の科学

社会的選択理論への招待 : 投票と多数決の科学

【目次】
はじめに [i-ii]
目次 [iii-iv]


序章 本書の案内 001
1 構成 001
2 特徴 003
3 補足 003

第1章 問題の出発点 005
1.1 ボルダルールを巡って 005
  1.1.1 ボルダルールの提案 005
  1.1.2 ボルダ勝者と過半数有権者 010
  1.1.3 ボルダルールの戦略的操作 014
1.2 コンドルセの考察を巡って 015
  1.2.1 コンドルセ 015
  1.2.2 二択問題における多数決の優位性 023
  1.2.3 ペア比較とそれへの批判 026
  1.2.4 コンドルセの最期とその後 028

第2章 正しい選択への確率的接近 031
2.1 陪審定理 031
2.2 開票後に多数派の判断が正しい確率 038
2.3 最尤法による「真の順序付け」の探求 040

第3章 ボルダルールの優越性 047
3.1 ボルダルールと他のルール 047
3.2 満場一致までの近さ 051
3.3 ペア比較における平均得票率の最大化 054
3.4 ペア全敗者を選ばない唯一のスコアリングルール 056

第4章 政治と選択 061
4.1 単峰的順序とペア全勝者の存在 061
4.2 実証政治理論と中位投票者定理 066
4.3 メカニズムデザインと中位ルール 067
4.4 ボルダルールについての補足 072
4.5 オストロゴルスキーとアンスコムパラドックス 073
4.6 64パーセント多数決と改憲 075
4.7 ギバート・サタスウェイト定理 079

第5章 ペア比較の追求 087
5.1 アローの博士論文 087
5.2 設定 089
5.3 アローの不可能性定理 091
5.4 アローの不可能性定理の証明 096
5.5 満場一致性を用いない不可能性定理 102
5.6 単峰性のもとでの可能性定理 103

第6章 社会厚生 109
6.1 社会厚生基準 109
6.2 アローの不可能性定理ふたたび 119
6.3 自由主義パラドックス 121

第7章 投票と人民主権 125


おわりに(2013年9月11日 坂井豊貴) [133-134]
参考文献 [135-142]
索引 [143-145]

『社会心理学を学ぶ人のために』(間場寿一[編] 世界思想社 1986)

編者:間場寿一[あいば じゅいち]

社会心理学を学ぶ人のために

社会心理学を学ぶ人のために

 

 

【目次】
はしがき [i-iv]
目次 [v-xiii]

 

  I 社会心理学の理論と課題 

第1章 社会心理学とは何か[間場寿一] 002
1 境界科学としての社会心理学 002
  社会心理学のイメージ
  心理学・社会学社会心理学
  社会心理学の多義性
2 社会心理学の二つのアプローチ 012
  心理学的アプローチ
  社会学的アプローチ
  二つのアプローチの収斂
3 社会心理学の課題 017
  社会的相互作用と社会過程
  人間存在の社会心理学 


  II 人間性とその形成過程

第2章 自我と社会[越井郁朗] 024
1 自我の特徴 024
  自我の意味
  自我の自覚
  イド・自我・超自我
2 社会的自我の形成 029
  他者の役割取得と言葉
  鏡映的自我
  自我の社会的発達
  自我同一性(アイデンティティ)
3 社会的自我の機能 038
  I と meの内的対話
  自我像――変容と持続
  制度的自我と衝動的自我
  役割取得と自我の能動的活動

 

第3章 社会的性格とパーソナリティ[丸木恵祐] 045
1 パーソナリティの構造 045
  パーソナリティの概念
  パーソナリティの二面性
  役割とパーソナリティ
2 社会的性格の形成 052
  社会的性格の概念
  社会的性格論の動向
  フロムの性格類型論
3 精神の健康と社会変革 059
  疎外と大衆
  正気への道
  辺境革命

 

第4章 社会化[三沢謙一] 065
1 社会化研究の動向 065
  二つの社会化研究
  役割交涉の視点
  生涯社会化の視点
2 社会化とライフステージ 071
  三つのアプローチ
  フロイトユングの発達理論
  エリクソンの発達理論
3 社会化とライフコース 076
  ライフステージ・アプローチの展開
  ライフスパン・アプローチの展開
  ライフコース・アプローチの展開 


  III 社会的相互作用の諸問題 

第5章 コミュニケーションと社会的相互作用[小川全夫] 086
1 日常生活のなかのコミュニケーション 086
  挨拶と制服
  嘘と誤解
  規則創設と解釈過程
2 コミュニケーションのなかの社会行動 093
  弁証と瞑想と模擬操作
  言葉の贈与と交換
  囚人のディレンマと二重束縛
3 変動のなかのコミュニケーション 101
  スティグマと道化
  公共性の転換と会話の復権

 

第6章 集合行動の社会心理[水野博介] 105
1 群衆心理学の理論――ル・ボンの思想を中心に 105
  ル・ボンの『群衆心理』
  群衆の心理
2 集合行動の諸理論――アメリ社会学での展開 109
  集合行動論の系譜
  集合行動の「感染説」
  集合行動の「創発規範説」
3 集合行動の諸相――スメルサーの理論と日本の歴史的事象への適用 114
  スメルサーの演繹的な理論
  パニックとその事例
  クレーズとその事例
  敵意噴出行動とその事例
  規範志向運動と価値志向運動
  スメルサーの理論の評価

 

第7章 社会移動と社会心理[中道 實] 124
1 社会移動への社会心理学的接近 124
  移動研究の課題
  ウィスコンシン・モデルの登場
  社会心理学的モデルの限界
2 社会化モデルと配分モデル 133
  達成過程のメカニズム
  両モデルの統合へ向けて
3 中流意識と社会移動 139
  学歴社会の移動過程
  中流意識の汎化
  中流意識の「構造的効果」


  IV 現代日本の社会心 
第8章 世代の社会心理[井上忠司] 148
1 世代論へのアプローチ 148
  世代の断層
  世代とは何か
  戦後の世代論
2 大衆化と世代感覚 153
  世代感覚の規準
  文化の平準化現象
  現代家庭と世代
3 情報化と世代操作 158
  演出される世代
  世代操作の逆説
  世代論の可能性

 

第9章 教育危機の社会心理 
1 「危機」の意味 
  危機の本質
  危機の社会心
2 学校教育の変動 
  学校教育の量的拡大と質的変化
  学校の機能障害
3 学校教育の危機意識 
  学歴価値の動揺
  学校観の動揺

 

第10章 現代宗教の社会心理[飯田剛史] 182
1 現代人の宗教意識 183
  宗教意識と宗教行動
  意識分析と構造分析
  宗教回帰
2 日本宗教の構造 189
  民俗宗教・成立宗教・政治宗教
  基層宗教・外来宗教
  日本宗教の構造
3 日本宗教の諸形態 194
4 現代の宗教状況 200
  私化・市場化の進展
  新新宗教
  宗教と政治

 

第11章 労働の社会心理[西山美瑳子] 204
はじめに――情報化社会、高齢化社会の到来で職場や職業生涯はどう変わっていくか? 204
1 職業選択、職業生涯の現状と問題点 205
  職業選択、就業の機会、職業の多様性
  中高年者に仕事適応者が多いのはなぜか?
  柔軟な職業生涯を送るための社会的条件
2 労働観と日本人の勤労意識 213
  労働観のさよざま
  日本人の勤労意識 
3 日本的組織風土の構成要因とその内部変容 220
  日本的職場集団の特質は今後も続くか
  情報化社会の進展と雇用問題

 

第12章 社会病理と社会心理――現代日本のモラル・パニック[村上直之] 224
1 なぜ、非行問題が深刻化しているか 224
  少年非行の「第三の波」
  マス・メディアと認知的不協和
2 低成長時代の社会不安 228
  非行とその象徴的意味作用
  低成長時代の社会不安
3 少年非行とモラル・パニック 232
  非行の三つの特徴
  軽微な罪種の取締り強化
  「第三のピーク」の予言
  少年非行とモラル・パニック

 

参考文献 [243-255]
人名索引 [10-13]
事項索引 [1-9]

『東大塾 これからの日本の人口と社会』(白波瀬佐和子[編] 東京大学出版会 2019)

編者:白波瀬佐和子

東大塾 これからの日本の人口と社会

東大塾 これからの日本の人口と社会

 

 

【目次】
まえがき [i-iii]
目次 [v-ix]

 

第1講 歴史と人口――歴史人口学からみる人口減少社会(鬼頭 宏) 003
はじめに 004
1 最新の人口推計が示す日本の未来 004
2 年齢構造の変化――生産年齢人口の減少と高齢者の増加 005
3 少子化の必然性 007
4 「静止人口」は国家目標だった  011
5 家族制度――超低出生率国には共通の特徴がある 012
6 人口波動――人口は増減を繰り返しつつ増加してきた 016
7 静止人口の先にあるもの――目指すべきは文明のパラダイムシフト 019
Q&A 講義後の質疑応答 021

 

 

I 人口と地域

第2講 人口移動――都市と地域の人口問題(佐藤泰裕) 029
はじめに 030
1 日本の都市・地域 031
  1-1 人口の地域的偏り1 
  1-2 人口の地域的偏り2 
  1-3 人口の地域的偏り3 
2 社会増減――人口移動による変化とその要因 034
  2-1 三大都市圏の人口流出入 
  2-2 地域間人口移動 
  2-3 広域地域内の移動 
3 順位――規則の法億と人口集中のメカニズム 037
  3-1 集積の経済と不経済
4 大都市形成のメカニズム 039
  4-1 集積の経済 
  4-2 人口集中の影響 
5 都市規模の効率性 043
  5-1 ヘンリー・ジョージ定理と最適都市規模
6 過剰都市化と政策の役割 047
  6-1 地方創生
7 自然増減と都市規模 049
  7-1 出生率と都市規模 
  7-2 都市規模と出生率を結ぶメカニズム 
  7-3 地域経済政策と少子化 
8 若者の移動 054
  8-1 事例
Q&A 講義後の質疑応答 059


第3講 地方創生――人口減少社会と地方創生(増田寛也) 
はじめに 064
1 地方創生の課題 066
  1-1 地域での優先課題 
  1-2 働き方改革 
  1-3 結婚・出産・子育て支援 
  1-4 まちづくり
  1-5 移民,事実婚
  1-6 東京一極集中の是正
  1-7 イノベーション
2 若年人材の都市部への流出とUターンの可能性 070
3 AI(人工知能),ロボットの可能性 075
4 シェアリングエコノミーの拡大 078
5 地域力向上について 082
Q&A 講義後の質疑応答 083

 

第4講 希望――人口減少と労働問題(玄田有史
1 地域と希望 090
  (1) 希望学という取り組み 
  (2) 幸福と希望 
  (3) 2つの絆 
  (4) 日頃からの「信頼」づくり 
2 地域と移動 096
  (1) 地方から都会へ 
  (2) 高学歴・大企業神話 
  (3) 希望を失う若者たち 
  (4) 地方にこそチャンス 
  (5) 地方には仕事がない? 
  (6) 一度は出てみる 
  (7) 「手応え」のストーリー 
  (8) 3つの「思い人」 
  (9) 大切なのは「準備」 
3 地域と交流 111
  (1) 地域の「オリジナル」 
  (2) 地域間での連携 
  (3) ひきこもりの町で 
  (4) 逆転の発想 
4 希望活動人口へ 117
Q&A 講義後の質疑応答 119

 

 

II 労働

第5講 働き方――人口減少社会における働き方を考える(大沢真知子) 
はじめに 124
1 人口減少社会の到来 125
  1-1 欧米におけるワーク・ライフ・バランスの広がり
  1-2 女性の活躍は進んでいるのか
2 女性労働政策の3つのステージ 129
3 日本的雇用慣行を支える条件の変化 131
  3-1 男性稼ぎ主モデル 
  3-2 税・社会保障制度が女性の労働供給に与える影響 
  3-3 家族依存モデルと女性の貧困 
  3-4 正社員と非正社員の賃金格差
  3-5 正社員と非正社員の違い
  3-6 日本の雇用契約の特徴 
4 非正社員の増加と社会システム 139
  4-1 格差社会の形成 
  4-2 女性労働者への統計的差別 
  4-3 女性はなぜ仕事を辞めるのか 
  4-4 男女間賃金格差をもたらすくっつく床(sticky floor)とガラスの天井
5 長時間労働と女性の活躍 144
  5-1 セカンドチャンスが少ない日本の社会 
  5-2 男性の所得も下がっている 
Q&A 講義後の質疑応答 148

 

第6講 若者支援――人口減少社会における若者支援のあり方(工藤 啓)
はじめに 154
1 若者とは誰か 154
  1-1 日本における若者の政策対象年齢
2 無業社会 156
  2-1 若者無業者3類型 
  2-2 引きこもりについて 
  2-3 年齢階層別完全失業率の推移 
  2-4 学歴と年齢階層別完全失業率との関係
  2-5 無業の若者と若年無業支援
3 企業と若者支援 164
  3-1 若者支援
4 失業者の対策 167
  4-1 若年無業者の半数は支援機関の利用に躊躇
5 就職支援ではみたせないニーズ 173
  5-1 若者支援の課題① アウトリーチ
  5-2 「リスクアプローチ」から「ポピュレーションアプローチ」――「対処型」に加えて「予防型」を
  5-3 若者支援の課題② 「より強い“第二顧客”モデルへ」
おわりに 179
Q&A 講義後の質疑応答 182

 

第7講 移民政策――人口減少社会における移民政策と日本の将来(上林千恵子) 
はじめに――人の移動と国民国家 186
1 移民政策と移民の定義 189
  1-1 移民政策① 出入国管理
  1-2 移民政策② 統合政策と在留管理政策
2 移民政策の隘路――欧米諸国の経験から 195
  2-1 社会的統合政策の概念とその成立背景
  2-2 アイデンティティ再構築の必要性 
  2-3 政治的・政策的課題の争点化 
3 日本の外国人労働者受け入れ政策または移民政策 200
  3-1 外国人労働者を必要とする諸国の共通点
  3-2 日本の外国人労働者の就業実態 
  3-3 これまでの外国人労働者受け入れ政策
  3-4 「骨太の方針2018」による新たな外国人の受け入れ 
4 今後の展望 206
  4-1 短期的課題 
  4-2 長期的課題 
注 209
Q&A 講義後の質疑応答 210

 


III 社会保障と医療

第8講 社会保障――超高齢社会の社会保障制度(吉川 洋) 
はじめに 218
1 人口減少/少子高齢化の下での経済成長 220
2 先進国の経済成長を生み出すのはイノベーション 224
3 経済社会の閉塞感 226
4 格差の「防波堤」としての社会保障 228
  4-1 社会保障の歴史 
  4-2 日本社会保障制度 
  4-3 持続不能財政赤字 
5 日本の財政で伸びているのは社会保障関係費 233
6 医療 235
Q&A 講義後の質疑応答 238

 

第9講 医療――日本とシンガポールにおける在宅医療と遠隔医療の展開(武藤真祐) 
はじめに 244
1 医療法人 鉄祐会の取り組み 244
  1-1 ICTの活用 
  1-2 地域包括ケア 
  1-3 遠隔診療 
2 日本の医療の問題再考 247
  2-1 海外の医療 
Q&A 講義後の質疑応答 251

 

第10講 人口と社会――持続可能な成長型超高齢社会をめざして(白波瀬佐和子) 
はじめに 260
1 日本の将来推計人口 264
2 合計特殊出生率 264
3 日本の急速な人口高齢化の二つの側面 267
4 人口構造の変化と個人のライフコースの内容 268
5 高齢期の社会リスクとその対応――家族への役割期待とその限界 270
6 日本型福祉社会をめぐる二つの誤算 272
7 変わる高齢者像 276
8 人口構造の変化と個人のライフコースの変容 276
9 所得再分配効果は改善しているか? 278
10 社会保障は助け合いの制度 280
11 人口高齢化を格差の観点からみると 281
12 超高齢社会のお互いさまの新システム――助け合い/お互いさまの関係 282                
Q&A 講義後の質疑応答 283
参考文献 287

 

あとがき [289-292]
編者紹介 [293]

『アメリカの大学の裏側』(Aki Roberts, 竹内洋 朝日新書 2017)

著者:Aki Roberts(1972-)
著者:竹内 洋 (1942-)
地図制作:鳥元真生

【目次】
はじめに(アキ・ロバーツ) [003-008]
目次 [009-015]
全米地図 [016-017]


第1章 ランキングからみるアメリカの大学 
  世界大学ランキングで有利なアメリカ? 
  大学ランキングを「攻略」せよ 
  ランキングを上げて「2億円の慰労金」 
  アメリカの学部生にとっての「名門」大学とは
  大学教授に好まれる大学とカーネギー分類法
  R1は名門大学の証? 
  R1とR2の格差 
  四年制大学に進学しない事情 
  営利大学での学位は「キワモノ」扱い? 
参考文献 053

第2章 「テニュア制度」(終身雇用制)のメリット・デメリット 
  終身雇用を約束される大学教授 
  消えていくテニュア付教授 
  名門大学卒でないとテニュアは無理か 
  テニュア・トラックになる裏道 
  ギャンブルのような配偶者雇用 
  テニュア審査合格への道 
  美人はテニュアに有利? 
  「枯れ木」教授 
  若い研究者の芽を摘む 
  テニュアに落ちたら 
  テニュア・トラックは女には向かない職業か 
  テニュア制度の終焉? 
参考文献 101

第3章 庶民には手の届かないアメリカの大学 
  世界一高い授業料 
  授業料高騰の原因
  州に見捨てられた州立大学 
  庶民はハーバードにタダで行ける? 
  大学スポーツは大学財政の救世主なのか 
  每日ロブスターとステーキ 
  破産し始めた大学 
  授業料ディスカウントのしくみ 
  学生ローン地獄 
参考文献 144

第4章 アメリカの大学受験の勝者はだれ? 
  トランプの娘も? 名門大学で優先されるレガシー 
  レガシー優先入学の歴史的背景 
  人種間による格差とアファーマティブ・アクション 
  過小マッチングと貧困層の学生 
  出身階層よりも人種を優先 
  「控えめな文化」の弊害 
  「きしむ車輪は油をさしてもらえる」 
参考文献 186

第5章 大学の価値って何? 
  成績インフレ 
  大学を支配するミレニアルズ 
  高い授業料の経済的見返り 
  長生きする大卒者 
  大学キャンパスでの性的被害 
  文系学部の廃止? 
  28歳までに平均6回転職 
参考文献 221

第6章 アメリカを「鏡」に日本の大学を考える[竹内洋] 
  ヴォーゲルの診断
  「3日やったらやめられない」 
  学生ローンの借り入れ総額1兆ドル 
  ミレニアル世代と「リゾート・ホテル化」する大学 
配偶者雇用 240
  アカデミック・カップルの救済 
AO・多面・総合入試 241
  面接試験と階級・身分集団 
  身分・階級・学歴 
  AO・多面・総合入試はすばらしいか?
大学スポーツ 249
  GDP600兆円に寄与? 
  超名門大学アシスタント・プロフェッサーの御利益 
  任期制教員を隠れ蓑にする大学「正教員」たち 
「枯れ木」教授問題 256
  大学教員の「世代間研究業績」格差 
  年長世代の支配とサバイバル戦略 
  「紀要」貧乏と「紀要」小金持ち 
大学の価値と文系の危機 264
  「私の履歴書」が映し出すもの 
  大学政策をやる攻防 
  「『人文社会系軽視』は誤解」の不穏 


あとがき(2016年11月25日 竹内洋) [273-275]
著者紹介 [276]