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『人間・動物・機械――テクノ・アニミズム』(奥野卓司 角川oneテーマ21 2002)

著者:奥野 卓司[おくの・たくじ](1950-) 情報人類学。
装画:小島 武[こじま・たけし](1940-2009) イラストレーター。グラフィックデザイナー。


【目次】
目次 [003-005]


第1章 人間はどこまで機械か――「テクノ・アニミズム」序説 007
1 遺伝子という「新商品」 
2 電子メールによる身体の拡張 
3 人間と機械の融合 
4 感覚する機械 
5 ドーピング禁止の理由 
6 サイボーグと人間の境界 
7 コンピュータ道具論の破綻 
8 クローン羊の夢 
9 ヒトと動物と機械の間 
10 サイボーグ人類学を含んで 


第2章 動物から人間へ――情報人類学の視点から 047
1 人間・動物・機械の対立 
2 キリスト教と仏教の動物観 
3 文科系科学の「人間の特別視」 
4 接近する「機械」と「動物」 
5 新機械は動物から生まれた 
6 ぼくは何が知りたいか 
7 カインがクワを食べるわけ 
8 パソコンとの出会いから 
9 ロボットがロボットをつくる時代


第3章 ロボットの進化――「テクノ・アニミズム」の広がり 105
1 心をもつロボットへの進化 
2 ペット・ロボットの普及 
3 口ボット製作に夢中 
4 日本人のアニミズム 
5 生き物らしさとは 
6 家庭にロボットはいかに入るべきか 


第4章 ヒトと動物の移動機械による再現の可能性 131
1 動物はなぜ移動するのか 
2 移動と定住の神話 
3 好奇心のための移動 
4 情報革命で、人は移動しなくなるのか 
5 トフラーの予言と都市の現実 
6 人々は家庭と企業から溶け出す 
7 二十世紀の道路と二十一世紀の情報路 


第5章 機械化の果てに来る文明――世界のマクドナルド化を避けるために 165
1 機械化で進む普遍化 
2 インターネット上のマクドナルド化 
3 機械化による漢字文化の制限 
4 ドメスティック・インターネット 
5 情報技術「鎖国」の国 
6 技術とサブカルチャーの融合 
7 マクドナルド化は現実か 
8 機械と文化の相関 
9 人間と機械の間に


あとがき(二〇〇一年十二月、京都から 奥野 卓司) [196-201]





【メモランダム】


文化人類学者の池田光穂大阪大学)によるコメント
テクノアニミズムという概念の貧困