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『交通事故はなぜなくならないか――リスク行動の心理学』(Gerald J. S. Wilde[著] 芳賀繁[訳] 新曜社 2007//2001)

原題:TARGET RISK 2 : A New Psychology of Safety and Health: What works? What doesn't? And why..., Second edition.
著者:Gerald J. S. Wilde 交通心理学。
訳者:芳賀 繁[はが・しげる](1953-) 心理学。
装幀:加藤 俊二[かとう・しゅんじ] ブックデザイン。
NDC:681.3 交通政策・行政・経営


http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1033-3.htm



【目次】
目次 [i-v]


第1章 はじめに 


第2章 ホメオスタシスという概念 
2.1 サーモスタット制御 
2.2 ホメオスタシスと恒常性とは違う 
2.3 設定値がすべてを支配する 


第3章 リスク行動の簡潔な理論を目指して 
3.1 テイラーの研究 
3.2 実験結果から考えられること 
3.3 テイラー実験の追試 
3.4 フランスにて 


第4章 リスク・ホメオスタシス理論 
4.1 リスクの目標水準 
4.2 知覚されたリスク水準 
4.3 絶え間ない調節行動 
4.4 結果としてもたらされる事故被害総量 
4.5 道路利用者の行動に影響する技能 
4.6 技能の個人差 
4.7 個人レベルでのホメオスタシス過程 
4.8 概念の補強と理論の拡張 


第5章 推論とデータ 
5.1 事故データの路線間比較と時代間比較 
5.2 「走行キロあたり」の事故率と「人口あたり」の事故率の違い 
5.3 1870年から1910年のあいだに何が起きたか 
5.4 交通事故と経済状況 
5.5 反証はないか? 


第6章 教育による介入 
6.1 教育 
6.2 訓練 
6.3 安全幻想の子守唄 
6.4 警告表示 
6.5 安全と健康に関するマスコミ情報 


第7章 工学的治療? 
7.1 ミュンヘンのタクシー実験 
7.2 エアバッグ、スタッドタイヤ、スカイダイビング 
7.3 不運の輪 
7.4 交通信号 
7.5 可視性 
7.6 自動車製造における規制 


第8章 取り締まり
8.1 飲酒運転 
8.2 シートベルト着用義務
8.3 ナッシュヴィルの取り締まり強化-級和研究
8.4 日本の大通安全対策の成果 


第9章 実験室でのリスク・ホメオスタシス理論 
9.1 崖っぷち男気質
9.2 無謀か慎重か、そしてその理由は? 


第10章 個人差 
10.1 性格、態度、ライフスタイル 
10.2 事故を起こしやすい性格というのは不正確 
10.3 予想と回想 
10.4 人口統計学的特性 


第11章 安全と健康への動機づけ 
11.1 不安全行動を罰する 
11.2 リアクタンス、あるいはブーメランの逆襲 
11.3 無事故運転へのインセンティブ強化
11.4 懲罰的インセンティブ 
11.5 効果的なインセンティブ・プログラムの要件 
11.6 労働者とドライバーの比較 
11.7 政府にできること 
11.8 自動車保険の役割 
11.9 まとめ 


第12章 さらなる展望 
12.1 期待主義 
12.2 エピローグ 


訳者による解説とあとがき(2007年01月 芳賀繁) [287-293]
注 [6-49]
索引 [1-5]




【メモランダム】

・訳者による解説とあとがき
http://www.rikkyo.ne.jp/~haga/wilde/atogaki.html