著者:佐藤 稔[さとう・みのる](1946-) 日本語学(日本語史)。
装幀:マルプデザイン
カバー写真:新生児(学研イメージネットワーク提供)
シリーズ:歴史文化ライブラリー;236
NDC:288.1 系譜.家史(姓氏)
感想:考察少なめの雑学本。
読みにくい名前はなぜ増えたか - 株式会社 吉川弘文館 安政4年(1857)創業、歴史学中心の人文書出版社
【目次】
目次 [3-4]
変わってゆく名前――プロローグ 001
子に名をつける
子どもの名前が読めない
どう読めというのか
名前の難しさの質名前が読めないことで困る世界
少数派の考えか
「名づけ」と「名前」
「名づけ」とは何か 016
事物に名づけをする
人に名をつける
名前は何を語るか
「名づけ」の由来 027
よい名前とは
漢字渡来
名詮自性
名の用語と意味
さまざまな名前 038
姓・氏・苗字
苗字必称令
クイズとして
名前と日本人 068
いろいろな名前があること
幼名
幼名の余響
実名
字(1)――呼び名
字(2)――中国風
唐名
諡(諡号)
院号・法名・戒名
雅号・源氏名・芸妓名・接客名・芸名
多名の時代から単名の時代へ
古代の名を覗く
「名乗り字」「名乗り訓」とそれからの逸脱
「名乗り字」と「名乗り訓」とは 120
問題の所在
「名乗り字」とは
「名乗り字」資料のサンプル
名乗り訓
「二字」「一文字名」
名前の読みにくさ
本居宣長の周辺から
逸脱してゆく名前 146
ある町の「広報」所載の出生者名
還暦祝いの同期会名簿から
「止め字」の多様化
名前の機能低下
変則的な音訓の用い方
小学生の名前
近代の言語政策との関わり
日本語と名前の行方――エピローグ 183
あとがき [187-190]
参考文献 [191-193]