contents memorandum はてな

目次とメモを置いとく場

『ことばをつくる――言語習得の認知言語学的アプローチ』(Michael Tomasello[著] 辻幸夫ほか[訳] 慶應義塾大学出版会 2008//2003)

原題:Constructing a language: A usage-based theory of language acquisition (2003)
著者:Michael Tomasello(1950-) 比較認知科学、霊長類の発達心理学実験心理学、言語獲得。
訳者:辻 幸夫[つじ・ゆきお](1956-) 認知科学言語心理学、意味論。 【1章、9章】
訳者:野村 益寛[のむら・ますひろ](1963-) 英語学、認知言語学。 【2章、7章】
訳者:出原 健一[いではら・けんいち] 認知言語学。 【3章、5章、謝辞】
訳者:菅井 三実[すがい・かずみ](1965-) 現代日本語学、理論言語学。 【4章】
訳者:鍋島 弘治朗[なべしま・こうじろう](1961-) 英語学、認知言語学、メタファー研究。 【6章】
訳者:森吉 直子[もりよし・なおこ] 消費者心理学、人間発達学、比較文化。 【8章】
装丁:中垣 信夫+門倉 未来[中垣デザイン事務所
装画:パウル・クレー《都市の眺め》


慶應義塾大学出版会 | ことばをつくる | マイケルトマセロ 辻幸夫 野村益寛 出原健一 菅井三実 鍋島弘治朗 森吉直子



【目次】
目次 ([i-vi])


第1章 用法基盤言語学 001


第2章 言語の起源 009
2.1. 系統発生的起源 010
  2.1.1. 霊長類のコミュニケーション 011
  2.1.2. 記号と文法化 013
  2.1.3. 言語普遍性 019

2.2. 個体発生における起源 021
  2.2.1. 言語習得以前の乳児 022
  2.2.2. 意図理解に関する初期の能力 023
    共同注意フレーム
    伝達意図の理解
    役割交代を伴う模倣
  2.2.3. パターン発見の初期スキル 032

2.3. 子どもの最初の発話 034
  2.3.1. 初期の身振り(ジェスチャー) 035
  2.3.2. 初期の一語文 039

2.4. まとめ 044


第3章 語彙 047
3.1 初期の語彙とその使用 048
  3.1.1. 最初期の語 049
  3.1.2. 学習率 054
3.1.3. 語の意味 057

3.2. 語彙学習プロセス 063
  3.2.1. 先行プロセス 064
    発話処理
    指示対象の概念化
  3.2.2. 基礎プロセス 069
    共同注意
    意図理解
  3.2.3. 促進プロセス 077
    語の対比
    言語的コンテクスト
  3.2.4. 入力や学習の量的な要因 084

3.3. 語彙学習理論 088
  3.3.1. 学習理論 088
  3.3.2. 制約と原理 090
  3.3.3. 社会‐語用論理論 093
3.4. まとめ 097


第4章 初期の統語構文 101
4.1. 構文の性質 106
  4.1.1. 構文はなぜ規則ではないのか 106
  4.1.2. 発話と構文 108
  4.1.3. 構文と文法 115
  4.1.4. 子どもが耳にする発話 118

4.2. 初期の構文の島 124
  4.2.1. 語結合と軸語スキーマ 125
  4.2.2. 項目依拠的構文 129
  4.2.3. 動詞と構文の島 133
  4.2.4. スキーマ化のプロセス 135

4.3. 統語役割の標示 139
  4.3.1. 語順 140
  4.3.2. 格と一致現象 146
  4.3.3. 手がかりの連携と競合 151
  4.3.4. 統語記号の習得 154
4.4. まとめ 156


第5章 抽象的統語構文 159
5.1. 抽象的構文 161
  5.1.1. 同定,属性付与,所有 163
  5.1.2. 単純他動詞,単純自動詞,命令文 164
  5.1.3. 二重目的語,与格,受益者格構文 167
  5.1.4. 所格,結果構文,使役構文 170
  5.1.5. 受動態,中間構文,再帰構文 172
  5.1.6. 疑問文 174
  5.1.7. 言語記号としての構文 176

5.2. 構文の構築 178
  5.2.1. アナロジー 180
  5.2.2. 機能に基づく分布分析 186
  5.2.3. 入力,頻度,複雑度 190
5.3. 構文の制約 192
  5.3.1. 過剰一般化と否定証拠 193
  5.3.2. 定着,先取り,動詞分類 195
5.4. 統語発達の理論 199
  5.4.1. 原理とパラメータ 199
  5.4.2. 基本幼児文法 205
  5.4.3. 競合モデルとコネクショニズム 206
  5.4.4. 構文文法 209
5.5. まとめ 210


第6章 名詞句構文と節構文 213
6.1. 指示対象および名詞句 217
  6.1.1. 場面指示語 217
  6.1.2. 代名詞および固有名詞 222
  6.1.3. 名詞および限定詞 225

6.2. 叙述と節 231
  6.2.1. 早期に習得される動詞と項構造 232
  6.2.2. 時制とアスペクト 235
    アスペクトおよび過去時制
    未来時制およびモダリティ
    発話時から離れた時間参照点
  6.2.3. モダリティおよび否定モダリティ 242
    否定
  6.2.4. 構文の統合 249

6.3. 形態素の学習 251
  6.3.1. 英語の過去時制 251
  6.3.2. ドイツ語の複数形などのデフォルト 254
  6.3.3. 単一プロセスモデルと二重プロセスモデル 256
  6.3.4. 「弱いリンク」としての形態素 


第7章 複文構文とディスコース 263
7.1. 複文構文
  7.1.1. 不定詞補文構文 265
  7.1.2. 定形補文構文 269
  7.1.3. 関係節構文 275
  7.1.4. 連結節構文 280
  7.1.5. 2つの理論 285

7.2. 会話と語り(ナラティブ) 289
  7.2.1. 会話における主題管理と修復 290
  7.2.2. 語りのディスコース 294
  7.2.3. 発話ための思考 300
7.3. まとめ 303


第8章 生物学的、文化的、個体発生的プロセス 307
8.1. 二重継承 308
  8.1.1. 生物学の役割 309
  8.1.2. 文化と文化学習が果たす役割 316
  8.1.3. 言語はなぜかくも複雑なのか 318

8.2. 習得の心理言語学的プロセス 321
  8.2.1. 意図理解と文化学習 322
  8.2.2. スキーマ化とアナロジー 323
  8.2.3. 定着と競合 326
  8.2.4. 機能性に基づく分布分析 328
  8.2.5. しかしこれで十分だろうか 330

8.3. 産出の心理言語学的プロセス 
  8.3.1. 模倣,定式化,流暢さ 333
  8.3.2. 用法基盤的統語操作 
  8.3.3. 産出の限界と作業記憶 
  8.3.4. 語用論的な位置づけ 

8.4. 言語表象の発達 342
  8.4.1. 抽象化の事例 343
  8.4.2. 構造化された構文目録の構築 347
8.5. まとめ 349


第9章 言語習得の心理学に向けて 351


参考文献 [357-412]
謝辞 [413-414]
訳者あとがき [415-420]
索引 [421-433]
著訳者紹介 [435-436]




【メモランダム】
・とある地方公立図書館の書誌データベース。訳者陣の生年情報が載ってる。珍しい。
http://lib-web.kitakyu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA8623878X?hit=-1&caller=xc-search