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『Jポップとは何か――巨大化する音楽産業』(烏賀陽弘道 岩波新書 2005)

著者:烏賀陽 弘道[うがや・ひろみち]  記者。

【目次】
はじめに [i-vi]
目次 [v-x]


第1章 「J」の時代のポピュラー音楽  001
1.1 「Jポップ」の誕生
1.2 世界に肩を並べられる音楽?
1.3 「ゆとり」「余暇」の時代
1.4 ブランドとしての「Jポップ」
1.5 「J」の持つ意味
1.6 「Jポップ」ファンタジーの定着
1.7 Jリーグが火をつけた「J」人気


第2章 デジタル化は何をもたらしたか  025
2.1 十年で倍増した市場規模
2.2 CDという発明
2.3 CDとは何か
2.4 CD普及へソニーの戦略
2.5 プレイヤーの大衆化
2.6 「一家に一台」から「一人に一台」へ
2.7 若者と女性も購買層に
2.8 デジタルレコーダーの登場
2.9 デジタル時代の楽曲づくり
2.10 楽器を弾かなくてもよい音楽制作
2.11 録音現場の不安
2.12 コストダウンと大量生産
2.13 「音楽が消耗品」の時代
2.14 失われる楽曲の個性


第3章 テレビとヒット曲  067
3.1 テレビ・タイアップの力
3.2 画期的だったCMタイアップ
3.3 「共存共栄」のビジネスモデル
3.4 ドラマ・タイアップによる大ヒット
3.5 サザンオールスターズの衝撃
3.6 ザ・ベストテンの厳正なランキング
3.7 MTVからミュージック・ビデオへ
3.8 聴覚型から視聴型へ
3.9 必要なのは十五秒
3.10 Jポップ産業複合体
3.11 増える「自己検閲」
3.12 「メガヒットか無名か」の二極構造
3.13 長く続かないヒット曲


第4章 「ココロ」の時代の音楽受容 109
4.2 聴き手はどう変わったか
4.1 カラオケは巨大音楽メディア
4.3 カラオケの歴史
4.4 通信カラオケ、カラオケボックスという革命
4.5 ヒットチャートに影響
4.6 シングル優位
4.7 日本を覆ったバンドブーム
4.8 自己表現とう社会現象
4.9 モノからココロへシフトする飢餓感
4.10 個性というオブセッション
4.11 商品化される自己表現
4.12 カラオケは自己定義のための消費行為
4.13 セゾン・パルコがつくった広告空間
4.14 渋谷のパルコ化、全国のパルコ化
4.15 渋谷文化の重要コンテンツ
4.16 メイド・イン・ジャパンの洋楽
4.17 自己愛ファンタジー宇多田ヒカル
4.18 「擬似英語」で歌う日本人


第5章 日本という音楽市場のかたち 163
5.1 日本の音楽市場
5.2 世界第2位の巨大市場
5.3 「輸入」には極めて熱心
5.4 極端な国内市場依存
5.5 乏しい音楽アクセスの多様性
5.6 公共財として扱われない
5.7 女子高生がヒットをつくる


第6章 Jポップ産業の挫折――急成長の十年が終わって 193
6.1 CDが売れなくなった
6.2 テレビ・タイアップが威力を失った
6.3 CDから着メロとDVDへ移行
6.4 着メロという巨大メディア
6.5 インディーズがメジャーと比肩
6.6 政治権力との癒着・腐敗
6.7 巨額脱税と自民党への裏献金
6.8 近代化されない「暗部」が残った
6.9 ポピュラー音楽にとっての「製品外競争」


あとがき [229-235]