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『日本語の値段〈ドルフィン・ブックス〉』(井上史雄 大修館書店 2000)

著者:井上 史雄[いのうえ・ふみお] 社会言語学。方言学。
装丁:井之上 聖子[いのうえ・せいこ]

【目次】
まえがき [iii-v]
目次 [vii-viii]


   I ことばの知的価値と情的価値 

〈1〉日本の言語市場 004
  言語市場の例――語学教育
  外国語の市場価値の計量――語学講座・会話学校
  外国語の市場価値の計量――出版物
  外国語の市場価値の計量――路上観察
  まとめ――値段の違い

〈2〉ことばの知的価値 024
  言語の市場価値の決定要因――話し手の数
  言語の市場価値の決定要因――経済力
  言語の市場価値の決定要因――通過としての言語
  外国語学習の理由――実用と教養
  言語能力と職業の格差
  言語能力と所得水準

〈3〉ことばの情的価値 045
  言語の絶対的情緒価値
  言語の相対的情緒価値
  言語権の発想――地位計画と実体計画
  言語の市場価値の不合理


  II 日本語の格付け 

〈1〉日本語の市場価値の変動 054
  「言語市場」という考え方
  日本語使用圏の拡大
  日本語学校の創立と廃校
  日本語学習者数と国民総生産
  世界の言語教育拡大傾向
  言語における集積の利益
  まとめ――言語市場の理論

〈2〉今なぜ日本語の試験か 080
  日本人向け母語テスト
  外国人向け日本語テスト

〈3〉外国語の試験 088
  日本人向け外国語テスト
  外国人向け外国語テスト

〈4〉ことばに値段がつく時代 096
  母語の試験の社会的背景
    1 短期的背景――ことばの経済学 
    2 中期的背景――ことばの世相学
    3 長期的背景――言語経済史
    4 言語コミュニケーションの高度化 
  母語の試験の功罪
    1 ことばへの関心 
    2 言語能力の対照研究
    3 試験の限界――伝える技術
    4 日本語検定と敬語

〈5〉日本語の難易度 110
  日本語の相対的難易度の高さ
  日本語の絶対的難易度は中程度
  難易度と初期投資――単純さと類似度
  日本人の言語観と体外言語行動


  III 日本語のさまざま 

〈1〉歌の外国語 128
  歌詞における外国語と方言
  歌詞での外国語の使われ方――個々の外来語
  歌詞での外国語の使われ方――外国語風の発音
  歌における欧米崇拝

〈2〉方言ラップの社会言語学 136
  歌詞での文語の使われ方
  歌詞での方言の使われ方――民謡の方言使用
  歌曲の方言語彙――個々の要素
  方言の歌――体系全体
  新方言とら抜きの歌
  方言ラップの位置――ラップとしての背景
  方言ラップの位置――方言の復権としての背景
  歌詞の社会方言学的価値
  歌謡の社会言語学

〈3〉価値の高い方言/低い方言 152
  方言の社会的3類型
  現代方言の価値変動
  第1類型――方言撲滅
  第2類型――方言記述
  第3類型――娯楽としての方言
  第3類型の発展――方言入門書
  第3類型の亜種――方言みやげ
  第2類型の亜種――方言の学術的価値
  方言の値段

〈4〉新方言の誕生 188
  新方言の背景
  新方言の実例――東京新方言
  各地の新方言
  言語変化としての新方言
  方言の社会的地位の変遷
  方言の復権
  新方言の将来性
  言語と方言と集団語の値段
  ことばに値段のつく範囲


参考文献 [209-213]
参照音源 [214]
あとがき(2000年5月連休 井上史雄) [215-219]
索引 [220-222]