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『宦官――側近政治の構造』(三田村泰助 中公新書 1963)

著者:三田村 泰助[みたむら・たいすけ] (1909-1989) 明朝史、清朝史、満州史。
件名:宦官
件名:中国--歴史
NDLC:GE257
NDC:222.004
シリーズ:中公新書;7



【メモランダム】
1963年刊行のロングセラー。2012年に改版が刊行された。
また、1983年と2003年には文庫化されている。


【目次】
口絵写真 [i]
北京の紫禁城略図 [iii]
まえがき [1-4]
目次 [5-6]


第一章 つくられた第三の性 002
  宦官この不可解なるもの
  宦官の起源
  去勢の仕方
  宦官の生態
  宦官の存在理由
  君主の影、宦官
  宦官の供給源
  宮刑
  宦官の特産地
  宦官志望者の氾濫


第二章 後宮の住人 048
  一二二人の后妃
  一セットの婚姻制
  恐妻家の誕生
  紫禁城の内奥
  宦官の職務
  敬事房太監
  横行する女官
  宦官夫婦
  宦官の末路


第三章 帝国を滅ぼした二つの側近――前漢後漢 090
  宦官に膝枕する皇帝
  妄執の母后
  秘書の元祖、司馬遷
  皇后になった宦官の娘
  宦官組織の結成
  皇帝と大臣の間
  外戚と宦官
  善意の悲劇
  任俠


第四章 女禍と宦官――唐 136
  美と背徳の都、長安
  新しい型の名君
  空前絶後の女性
  玄宗と高力士
  近衛兵の掌握
  初の宦官宰相
  皇帝弑逆〔しぎゃく〕
  宦官の君主観


第五章 官僚と宦官――明 169
  独裁君主の代行者
  失敗した宦官抑制策
  宦官学校
  陰の内閣
  清流と濁流
  宦官党の制覇
  最後の宦官


終章 宦官はなぜ日本に存在しなかったか 209

終章 現代における宦官的存在 212


国史略年表 [218-221]