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目次とメモを置いとく場

『日本の優秀小売企業の底力』(矢作敏行[編著] 日本経済新聞出版 2011)

編著者:矢作 敏行[やはぎ・としゆき](1945-) 流通論。(序章、第1章、第4章、第5章、第9章 終章担当)
著者:岸本 徹也[きしもと・てつや] 長岡大学経済経営学部准教授 (第2章担当)
著者:南 亮一[みなみ・りょういち] 埼玉大学経済学部兼任講師 (第3章、第6章担当)
著者:東 伸一[あずま・しんいち] 青山学院大学経営学部准教授 香港シティ大学客員准教授 (第7章担当)
著者:岡野 純司[おかの・じゅんじ] (株)西武ホールディングス勤務。 (第8章担当)
装丁:斉藤 よしのぶ[さいとう・よしのぶ] グラフィックデザイナー・装丁家
NDC:673.7 商業経営(小売業:小売市場,専門店,よろず屋)


日経BOOKプラス


【目次】
まえがき [i-v]
目次 [vi-xiii]


序章 流通パラダイムの転換
1 「大転換期」という現状認識 001
2 日本の「良さ」を「強さ」に 007 
3 競争優位性の基盤としての組織能力 012
4 能力形成の経路依存性――アメリカ大型書店チェーンの場合 015
5 小売事業システムの複雑さと模倣困難性 018
6 ベンチマーク企業から学ぶこと 026
7 対象企業の選定と分析方法 029


第1章 イズミ:地域密着型経営の徹底
1 プロフィール 033
2 成長の軌跡 036
  地域密着型経営の原点
  瀬戸内ドミナント戦略
  試練の大量出店と九州進出
  事業の再構築
  ニチリウグループの結成
3 地域密着型経営の確立 050
  店舗主導型の組織運営
  「ゆめタウン」による地域一番店づくり
4 「地域密着」で得られる強さ 058
  店舗密度の経済性
  地城市場との対話効果
5 新たな課題への挑戦 060
6 まとめ 062


第2章 ヨークベニマル:全員参加型の店舗実行能力
1 はじめに 058
2 繁盛店時代――ベニマルの創業精神(1950年代前半まで) 070
  創業精神の誕生
  繁盛店
3 チェーンストア経営の展開(1950年代前半~90年代後半) 073
  チェーンストア体制の構築
  チェーンストア化の負の遺産
4 イトーヨーカ堂との共同店舗、そして業務提携へ(1960年代末~80年代初め) 075
  生鮮技術の学習
  共同店舗から業務提携へ
5 食品スーパーへの原点回帰と社内業革(1980年代前半) 079
  食品スーパーへの原点回帰
  業務改革の始まり
6 店舗主導型食品スーパーチェーンの確立と分権的組織体制の構築(1990年代)
  NOP(“新”業務改革委員会)
  店舗主導型経営の実現に向けての分権的組織体制づくり
  食品スーパー事業への資源集中
7 パートタイマーを戦力化した個店のチェーン経営(1990年代末~) 087
  ベニマルの経営構図「個店経営」と「教育」
  「作業改善」
  ベニマルの強みと弱み
8 まとめ 95
  店舗実行能力の持続可能性と模倣困難性
  店舗実行能力とそれを支援する能力・資源の形成過程


第3章 セブン‐イレブン・ジャパン:単品管理に基づく連続的な業務革新
1 コンビニエンスストア業界とセブン-イレブン 099
2 小売事業システムの構築 102
  加盟店・取引先との協働関係
  本部・加盟店・取引先間のオンライン情報ネットワーク
  多頻度小口納品体制
3 個店における単品管理の徹底と地域対応 113
4 「深いイノベーション」とオリジナル商品開発 115
5 サービス事業の創造 122
6 本部と加盟店の関係に見られる変化について 125
7 まとめ 127


第4章 コメリ:独自業態の開発・展開
1 問題の所在 131
2 成長の軌跡 133
  商いへの開眼
  ホームセンター業界参入
  「ハード&グリーン」 出店
  配送センターの配置戦略地区本部制の徹底/小括
3 小売事業システムの作動 151
  出店加速のメカニズム
  マス・マーチャンダイジングの推進
4 新市場の開拓と今後の課題 161
  既存市場の深耕
  ネット販売の成長
  固定客づくり
5 まとめ 164


第5章 ニトリ:製・販・配統合型バリューチェーンの構築
1 業績概要 167

2 成長の軌跡 169
  新業態の創造
  垂直統合の深化
  海外開発商品の増加/物流センター網の整備
3 持続的な競争優位性の構築 187
  リーダーシップと人材育成
  中核的な組織能力と模倣困難性
4 最後に 195


第6章 ヤマダ電機:機動的な出店戦略と後発の優位性
1 家電小売業界とヤマダ電機 197
2 創業と量販店化(1970年代) 198
3 サービス重視からローコスト経営へ(1980年代~90年代初頭) 203

4 大型店の多店舗化(1990年代) 206
  明確な成長戦略と資金調達
  大店法規制緩和
5 チェーンオペレーションとローコスト化(1997年~) 211
  徹底した本部主導とローコスト化
  テックランド博多本店と店舗の標準化規模をいかした仕入
  物流の効率化
  業界再編成のなかで
6 さらなる市場深耕 222
  LABI出店とFC展開
  家電製品以外の商品・サービスの拡充
7 まとめ 225


第7章 ファーストリテイリング:「スーパーセグメント」を深耕する商品調達ネットワーク
1 はじめに 229
2 国内成長過程における転換点 232
  遅れてきた青年、柳井正
  カジュアル衣料品専門店への転換
  チェーンストア化の模索
  原宿店出店とフリースブーム
  業務プロセスの改革
  東証上場

3 グローバルリテーラーへの離陸 254
  事業の国際化・多角化と経営者チームへの交代
  調達システムの構築プロセス

4 戦略的商品調達への取組み 261
  東レとの戦略提携協働関係の経営効果
  基幹商品の育成効果

5 持ち株会社への移行と国際化戦略 269
  柳井の復帰
  国際化と事業多角化
  商品調達ネットワークの拡充

6 競争優位の源泉の考察 275
  「スーパーセグメント」をめぐる競争
  商品調達ネットワークの構築と経営効果

7 結びにかえて 283 


第8章 大丸松坂屋百貨店:店舗運営改革
1 はじめに 285
2 百貨店の特徴と課題 286
  百貨店経営の特徴
  百貨店経営の問題点
  業務改革上の課題
3 業務プロセスの業務改革 293
  財務状況 大丸の沿革と奥田社長の社長就任
  第一次営業改革:売り場運営形態別オペレーションの導入
  売り場運営形態別オペレーションの成果
4 MD業務の改革と業務基盤の整備 302
  第二次営業改革:MD業務の改革
  売り場運営形態別オペレーションと本社一括仕入れ制度の修正
  IT基盤の整備
  店舗開発とストアオペレーションの進化
  人事基盤の整備
5 大丸の卓越性 316
  大丸の中核的組織能力と関連する経営資源・組織能力
  今後の課題


第9章 湖南平和堂:現地市場への適応化
1 はじめに 321
2 成長の軌跡 324
  創業者の想い
  百貨店化の契機頻繁な売り場の見直し
  独自のテナント管理
  カード事業の展開

3 多店舗化への着手 341
  東塘店(2号店)
  株州店(3号店)
  小括

4 まとめ――百貨店事業開発の評価 346


終章 事例研究のまとめ
1 多様な中核的な組織能力 349
  独自市場戦略グループ:コメリニトリ、イズミ、ヤマダ電機、湖南平和堂
  業務システム革新グループ:セブン-イレブンファーストリテイリングヨークベニマル、 大丸
  小括

2 能力進化のパターンと模倣可能性 360
  能力形成の歴史的初期条件
  「奥の深い」能力と「幅の広い」能力
  能力進化の歴史的な分岐点
  小括

3 企業文化と自律的な組織性 376
  本研究プロジェクトの意義と課題
  理論的な意義と課題
  実務的な意義と課題


注 [387-397]
参考文献 [398-408]
小売企業の分野別財務データ [409-429]