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『日本人の 「男らしさ」――サムライからオタクまで 「男性性」の変遷を追う』(Sabine Frühstück & Anne Walthall[編] 長野ひろ子(ほか)[訳] 明石書店 2013)

原題:Recreating Japanese Men (Asia: Local Studies/Global Themes)
編著:Sabine Frühstück[サビーネ・フリューシュトゥック ] カリフォルニア大学サンタバーバラ (近現代日本研究)教授
編著:Anne Walthall[アン・ウォルソール] カリフォルニア大学アーバイン校 (日本史)教授
著者:Teresa A. Algosoテレサ・A・アルゴソ] カリフォルニア大学サンタバーバラ歴史学科博士課程。フルブライト奨学生。
著者:lan Condry[イアン・コンドリー] MIT(比較メディア研究)准教授。文化人類学
著者:Christopher Gerteis[クリストファー・ガータイス] ロンドン大学東洋アフリカ学院(日本現代史)講師
著者:Tom Gill[トム・ギル ] 明治学院大学国際学部教授。 社会人類学
著者:Wolfram Manzenreiter[ウォルフラム・マンツェンライター](1964-) ウィーン大学東アジア研究所日本研究センター主任研究員。
著者:Michele M. Mason[ミッシェル・M・メイソン] メリーランド大学カレッジパーク校准教授
著者:Susan J. Napier[スーザン・J・ネイピア] タフツ大学 (日本研究) 教授
著者:Luke Roberts[ルーク・ロバーツ] カリフォルニア大学サンタバーバラ校 (日本近世研究) 教授
著者:Jennifer Robertson[ジェニファー・ロバートソン] ミシガン大学文化人類学・美術史)教授

監訳:長野 ひろ子[ながの・ひろこ](1949-) (第1章、 監訳者あとがき) 中央大学経済学部教授。日本経済史、ジェンダー史。
訳者:内田 雅克 [うちだ・まさかつ](1957-) (第4・5・9章) 東北芸術工科大学芸術学部 教養教育センター教授。 ジェンダー史、英語教育学。
訳者:長野 麻紀子[ながの・まきこ](1986-) (序章、第2・3・6・8・10・11章) 彫金作家、ジュエリーデザイナー。ロンドン大学ゴールドスミスカレッジBAファインアート科(スタジオプラクティス&クリティカルスタディーズ)卒業。
訳者:粟倉 大輔[あわくら・だいすけ] (第7章) 中央大学大学院経済学研究科博士後期課程。近代日本経済史。



日本人の「男らしさ」 - 株式会社 明石書店



【目次】
日本の読者の皆さまへ(サンタバーバラと東京にて サビーネ・フリューシュトゥック、アン・ウォルソール) [003-004]
凡例 [004]
目次 [005-007]


序章 男性と男性性を問い直す[Sabine Frühstück & Anne Walthall] 008
  男性の危機
  男性対男性
  男性性の構築
  覇権的男性性と象徴的男性性
  本書の概要
  注・参考文献 025


  第I部 侍の遺産

第1章 鉄砲のジェンダー ――日本近世における技術と身分[Anne Walthall] 014
  鉄砲伝来
  秘伝書における男性性の構築
  鉄砲と身分
  注・参考文献 053


第2章 名と誉れ―― 一七世紀商人の覚書[Luke Roberts] 059
  きかん気な青年時
  自制心の習得
  人生半ばの危機
  年長者の知恵
  注・参考文献 078


第3章 日本国家における武士道とジェンダー化された身体――サムライ志願者への檄文[Michele M. Mason] 081
  武士道――近代日本の遺産と国家推進力
  男性美学――日本近代病の療法
  帰ってきた武士道
  注・参考文献 103


第4章 ヒロイズムの後に――真の兵士は死ななければならないのか?[Sabine Frühstück] 106
  飼いならされて
  国際化のなかで
  歴史化
  注・参考文献 123


  第II部 周縁の男たち

第5章 衰退していく労働組合員――戦後労働運動における階級とジェンダー[Christopher Gerteis] 130
  賃金体系
  疑問視される若者たち
  夢の中流階級
  注・参考文献 145 


第6章 サラリーマンはどこへ行った?――『電車男』に見る男性性・マゾヒズム・テクノモビリティー[Susan J. Napier] 150
  
  注・参考文献 173


第7章 日本の都市路上に散った男らしさ――ホームレス男性にとっての自立の意味[Tom Gill] 175
  オガワさん――缶の収集人
  ホトケ――公園生活者の抵抗
  ツジモトさん――武庫川での「森の生活」
  ヨシダさん――社会への毒づき
  ニシカワさん――広い見方
  結論――ホームレス、自立性、男性性
  注・参考文献 199


  第III部 身体と境界

第8章 壁を登る――日本のスポーツサブカルチャーにおける覇権的男性性の解体[Wolfram Manzenreiter] 204
  日本のフリークライミング
  参加と排除――男の世界に踏み込む
  ジェンダー関係
  身体と体にまつわる話
  地位と階級
  痛みなくして進歩なし――心身の制御
  ライフスタイルスポーツにおける男性性の表現
  注・参考文献 224


第9章 男として不適格?―― 二〇世紀初頭の日本における徴兵制・男性性・半陰陽[Teresa A. Algoso] 228
  半陰陽と法医学
  新たな男らしさを定義すること
  半陰陽と徴兵検査
  不安なセクシュアリティ
  注・参考文献 245


第10章 恋愛革命――アニメ、マスキュリニティ、未来[lan Condry] 251
  オタク対サラリーマン
  キャラクター萌え
  『電波男
  成功しなかった男たちの許容
  ポストモダンデータベースの消費
  社会コンテクストの再発見
  『時をかける少女』における男性消費
  注・参考文献 274


第11章 ロボットのジェンダー ――日本におけるポストヒューマン伝統主義[Jennifer Robertson] 277
  ジェンダーと不確定性
  ロボットと革新
  身体知
  ヒューマノイドジェンダー
  ロボットを思い描く人々
  注・参考文献 298


監訳者あとがき[長野ひろ子] [304-307]
原著者略歴 [309-310]






【抜き書き】

サビーネ・フリューシュトゥック (Sabine Frühstück)
カリフォルニア大学サンタバーバラ (近現代日本研究) 教授
Colonizing Sex: Sexology and Social Control in Modern Japan (University of California Press, 2003)、Uneasy Warriors: Gender, Memory. and Popular Culture in the Japanese Army (University of California Press, 2007) など。 後者は『不安な兵士たち―― ニッポン自衛隊研究』 (原書房、2008)として邦訳出版。


アン・ウォルソール (Anne Walthall)
カリフォルニア大学アーバイン校 (日本史)教授
著書にThe Weak Body of a Useless Women: Matsuo Taseko and the Meiji Restoration (University of Chicago Press, 1998)、 Servants of the Dynasty: Palace Women in World History(University of California Press, 2008) East Asia: A Cultural, Social, and Political History(共著、Wadsworth Publishing. 2008)など。前者は『たをやめと明治維新――松尾多勢子の反伝記的生涯』(ぺりかん社、2005)として邦訳出版。


テレサ・A・アルゴソ (Teresa A. Algoso)
カリフォルニア大学サンタバーバラ歴史学科博士課程。フルブライト奨学生。論文 に Thoughts on Hermaphroditism: Miyatake Gaikotsu and the Convergence of the Sexes in Taisho Japan (The Journal of Asian Studies Vol. 65, 2006) など。


イアン・コンドリー (lan Condry)
マサチューセッツ工科大学(比較メディア研究) 准教授。文化人類学者。
著書に Hip-Hop Japan (Duke University Press, 2006) など。 同書は 『日本のヒップホップ』(NTT出版、2009) として邦訳出版。


クリストファー・ガータイス (Christopher Gerteis)
ロンドン大学東洋アフリカ学院 (日本現代史) 講師
著書にGender Struggles: Wage-earning Women and Male Dominant Unions in Postwar Japan (Harvard University Asia Center, 2009) など。


トム・ギル (Tom Gill)
明治学院大学国際学部教授。 社会文化人類学
著書に Men of Uncertainty: The Social Organization of Day Laborers in Contemporary Japan (SUNY Press, 2001) など。


ウォルフラム・マンツェンライター (Wolfram Manzenreiter)
ウィーン大学東アジア研究所日本研究センター主任研究員
グローバル化する世界におけるスポーツ、大衆文化、テクノロジーと労働に関する著作など。


ミッシェル・メイソン (Michele Mason)
メリーランド大学カレッジパーク校准教授
論文に Writing Hiroshima and Nagasaki in the 21st Century: A New Generation of Historical Manga (The Asia-Pacific Journal: Japan Focus, November 2009) など。


スーザン・ネイピア (Susan Napier)
タフツ大学 (日本研究) 教授
著書にAnime from Akira to Howl's Moving Castle (Palgrave Macmillan, 2005) From Impressionism to Anime: Japan as Fantasy and Fan Cult in the Mind of the West (Palgrave Macmillan, 2007) など。 後者は『現代日本のアニメ――「AKIRA」から「千と千尋の神隠し」まで』 (中公叢書、2002) として邦訳出版。


ルーク・ロバーツ (Luke Roberts)
カリフォルニア大学サンタバーバラ校 (日本近世研究) 教授
Mercantilism in a Japanese Domain: The Merchant Origins of Economic Nationalism in Eighteenth-Century Tosa (Cambridge University Press, 1998), Japanese Fisherman's Coats from Awaji Island (## UCLA Fowler Museum of Cultural History, 2001) など。


ジェニファー・ロバートソン (Jennifer Robertson)
ミシガン大学文化人類学・美術史)教授
著書 に Native and Newcomer: Making and Remaking a Japanese City (University of California Press, 1991)、 Takarazuka: Sexual Politics and Popular Culture in Modern Japan (University of California Press, 1998) など。後者は 『踊る帝国主義宝塚をめぐるセクシャルポリティクスと大衆文化』(現代書館、2000) として邦訳出版。


[訳者紹介]

長野ひろ子(ながの・ひろこ) [第1章、 監訳者あとがき]
中央大学経済学部教授。日本経済史、ジェンダー史。主な著作に『幕藩制国家の経済構造』(吉川弘文館、1987年)、『日本近世ジェンダー論 「家」 経営体身分・国家』(吉川弘文館、2003年)、『ジェンダー史を学ぶ』 (吉川弘文館、2006年)、『ジェンダーで読み解く江戸時代』 (共編著、三省堂、2001年)、『エスニシティジェンダーからみる日本の歴史』(共編著、 吉川弘文館、2002年)、『日本近代国家の成立とジェンダー』 (共編著、 柏書房、2003年) 『経済と消費社会(「ジェンダー史叢書」 第6巻)』 (共編著、 明石書店、2009年)、『歴史教育ジェンダー ――教科書からサブカルチャーまで』(共編著、 青弓社、2011年)など。


内田雅克 (うちだ・まさかつ) [第4・5・9章]
東北芸術工科大学芸術学部 教養教育センター教授。 ジェンダー史、英語教育学。
主な著作に『大日本帝国の「少年」と 「男性性」 少年少女雑誌に見る「ウィークネス・フォビア」』 (明石書店、2010年)。 Interactive English Book for Reading 1, 2, Interactive English Book for TOEIC 1,2 (松柏社、2012年)。 SMART TALK (三省堂, 2004年)。 翻訳に「百姓一揆にみる暴力とジェンダー」 (「ジェンダー史叢書」 第5巻『暴力と戦争』明石書店、2009年)など。


長野麻紀子 (ながの・まきこ) [序章、第2・3・6・8・10・11章]
ロンドン大学ゴールドスミスカレッジBAファインアート科(スタジオプラクティス&クリティカルスタディーズ)卒業。


粟倉大輔 (あわくら・だいすけ) [第7章]
中央大学大学院経済学研究科博士後期課程。近代日本経済史。主な著作に「東海道線開通前の静岡県の茶業と海上輸送」 (『中央大学大学院研究年報』(経済学研究科篇) 第39号 2010年)。「明治期における『再製茶女工』とその再評価」(『中央大学経済研究所年報』第43号、2012年)など。