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『日本人の知らない武士道』(Alexander Bennett 文春新書 2013)

著者:Alexander Bennett (1970-) 日本思想史、日本文化論、武道学の研究。
編集協力:片岡 義博


文春新書『日本人の知らない武士道』アレキサンダー・ベネット | 新書 - 文藝春秋BOOKS


【目次】
目次 [003-006]


はじめに 007


序章 変転する武士道 015
  戦場で生まれた倫理
  日本人のDNA
  『武士道』の功罪


第一章 残心――武士道の神髄 029
  勝利のガッツポーズは武士道に反する
  残心なければ一本も取り消し
  負けることから学ぶ
  生き残るための教訓
  「巌流島の決闘」を残心から考える
  目を合わせる
  残心を日常生活に応用する
  残心でストレスがなくなった


第ニ章 理想のリーダー像――『甲陽軍鑑』 067
  実戦から生まれた教え
  十分の勝ちは十分の負け
  国を滅ぼすヨタイプ
  頭はキレても大局観に欠ける
  リーダーのうぬぼれと独善
  堪忍というキーワード
  強さと非戦
  剣道形にみる慈悲


第三章 死の覚悟――『葉隠』と『武道初心集』 105
  江戸武士道二つの流れ
  太平の世の平和ボケ
  一日でも長く生きよ
  禁書とベストセラー
  長命のための死の意識
  死ぬ確率が高い道を選べ
  赤穂浪士は「残念千万」
  理想の武士「曲者」
  山岡鉄舟の立ち切り
  『葉隠』の裏を読む


第四章 人を活かす――『兵法家伝書』 147
  争いを否定する兵法
  相手に斬られない技
  政治戦略としての兵法
  「相抜け」と「熊笹の教え」
  攻撃のタイミング「三つの先」
  心の水
  精神的な弱点を克服する
  フローの状態で自己統御
  武器を使わない心


終章 武士道の光と影 177
  国際化と衰退
  留学先のしごき
  修行の出直し
  研究者の道へ
  勝敗の超越
  精神性の探求
  外国人の入門理由
  体罰と指導
  自分にも刃を向ける


あとがき(平成ニ五年六月一一日 アレキサンダー・ベネット) [216-219]
参考文献 [220-221]