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『社会的ジレンマのしくみ――「自分1人ぐらいの心理」の招くもの』(山岸俊男 サイエンス社 1990)

著者:山岸 俊男[やまぎし・としお] (1948-2018) 社会心理学
シリーズ:セレクション社会心理学 〈15〉


社会的ジレンマのしくみ - 株式会社サイエンス社 株式会社新世社 株式会社数理工学社


【目次】
まえがき [i-iv]
目次 [v-x]


1 社会的ジレンマ 001
1-1 自分で自分の首を絞める 001
1-2 受験戦争 003
1-3 大釜の飯 005
1-4 ドウズの定義 006
1-5 環境問題 009
1-6 資源問題 012
1-7 公共財問題 015
1-8 他人を出し抜く 017
1-9 自己防衛 020
1-10 群集行動 023
1-11 資源の有効利用 027
1-12 コミュニケーション・ジレンマ 029
1-13 社会的迷惑 031
1-14 社会的調整 033
1-15 意図せざる結果 034
1-16 本書の構成 039


2 情は人のためならず 041
2-1 性善説性悪説 042
2-2 社会的ジレンマの実験 043
2-3 利他的利己主義 046
2-4 インセンティブ・コンパティビリティー 048
2-5 囚人のジレンマ 051
2-6 一回限りのジレンマと繰返しのあるジレンマ 055
2-7 やさしいだけじゃダメ 059
2-8 三人以上の社会的ジレンマの場合 064
2-9 全員一致の原則 070
2-10 集団とネットワーク 073
2-11 まとめ 075


3 信じる者は救われる 077
3-1 協力的な人間と非協力的な人間の違い 079
3-2 善人は腰抜けか? 082
3-3 権威主義的パーソナリティ 084
3-4 信頼の自己実現 086
3-5 限界質量の理論 089
3-6 ホッブスの理論 098
3-7 安心の保証 102
3-8 まとめ 104


4 アメとムチ 106
4-1 利他的利己主義の限界 106
4-2 利得構造を変える 106
4-3 監視と統制のコスト 110
4-4 二次的ジレンマ 114
4-5 二次的ジレンマの実験 117
4-6 強制されればやる気も失せる 123
4-7 日本人はアメリカ人よりも信頼感が低い 130
4-8 日本人はアメリカ人よりも非協力的 137
4-9 日本人は集団志向的か? 139
4-10 まとめ 142


5 戦略進化のシミュレーション 145
5-1 戦略トーナメント 149
5-2 戦略の進化 153
5-3 集団内にネットワークが存在しない場合 156
5-4 アメとムチの進化 160
5-5 罰しない人間を罰する 163
5-6 もう一つの可能性 166
5-7 怒りの感情 169
5-8 まとめ 174


6 社会的効率と社会的公正 176
6-1 感情と勘定 176
6-2 社会的ジレンマと社会的公正 179
6-3 「ただ乗り」により生み出される不公正 182
6-4 利益の違いにより生み出される不公正 186
6-5 「感情」と「勘定」の折り合い 191
6-6 自分勝手な公正判断 194
6-7 利益の正直な申告 198
6-8 まとめ 204


7 出口はあるか 206
7-1 現代社会と社会的ジレンマ 206
7-2 利己主義の徹底 210
7-3 教育によって利他主義を育む 212
7-4 安心の保証 215
7-5 強権の必要性 217
7-6 非協力は芽のうちに摘め 219
7-7 まとめ 227


文献案内 [230-242]
あとがき [243-246]