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『世界経済史概観 紀元1年〜2030年』(Angus Maddison[著] 斎藤修ほか[訳] 岩波書店 2015//2007)

原題:Contours of the World Economy, 1-2030 AD (Oxford University Press, 2007)
著者:Angus Maddison(1926-2010)
監訳:政治経済研究所[せいじけいざいけんきゅうじょ](1946-) 公益財団法人。
解説:斎藤 修[さいとう・おさむ](1946-) 比較経済史、歴史人口学。
NDC:332 経済 >> 経済史


世界経済史概観 - 岩波書店


【目次】
謝辞 [v-vi]
目次 [vii-ix]


序説と要約 001
世界経済発展の輪郭  002
マクロ計測の歴史  006
来るべき事態の姿  008


  第 I 部 世界発展の輪郭 紀元 1〜2003年

第 1 章 ローマ帝国とその経済 013
古代世界の登場者  013
ローマ帝国建設成功の原因の基本的特徴  016
イタリア半島の征服,紀元前396〜191年  021
ローマ帝国建設の過程  023
帝国の崩壊  040
ローマの人口  044
ローマの所得  060


第 2 章 西ヨーロッパの復活とアメリカの転形 091
西はなぜ,また何時富裕になったのか?  091
1820年以降の西諸国の成長加速を説明する推進力  096
需要と雇用の構造変化  098
アメリカのヨーロッパ的転形,1500〜1820年  114


第 3 章 アジアと西の相互作用 1500〜2003年 143
ヨーロッパとアジアの相互作用,1500〜1820年  144
アジアとの貿易のヨーロッパへの影響,1500〜1820年  148
ヨーロッパのアジアへの影響,1500〜1820年  150


第 4 章 イスラムとヨーロッパがアフリカの発展に与えた影響 紀元 1〜2003年 233
序論  233
7世紀以前のヨーロッパの北部アフリカへの影響  236
イスラムによる征服とその意味するもの  239
イスラム国家としてのエジプト  246
マグレブおよび金と奴隷のサハラ越え貿易の開始  264
ロッコ王朝の性格変化とそのヨーロッパおよびブラックアフリカとの相互作用  267
ブラックアフリカイスラムの影響  274
ヨーロッパのアフリカとの出会い  278
1820年から 1960年までのアフリカ  290
脱植民地のアフリカ,1960年以後  297
補論:十字軍,1096〜1270年  304


  第II部 マクロ計測の進歩

第 5 章 マクロ計測の先駆者たち 政治算術学派と歴史人口学者 317
ウィリアム・ペティ(1623〜87)  318
ジョン・グラント:最初の人口統計学者(1620〜74)  327
グレゴリー・キング(1648〜1712)とチャールズ・ダヴナント(1656〜1714)  330
パトリック・カフーン(1745〜1820)  360
フランスの政治算術,1695〜1707年  362
19世紀と20世紀前半のマクロ計測  367


第 6 章 現代のマクロ計測 われわれはどこまできたか? 375
1950年以後の経済政策の道具としてのマクロ計測の発展  376
1820年以降の世界経済成長の数量化と解釈  384
重商主義時代の経済実績,1500〜1820年  392
近代化のルーツ――「テイクオフ」か長期の「見習い修行」か  402
補論  403


  第III部 来るべき事態の姿

第 7 章 2030年の世界経済 427
人口の予測と人口統計学上の特徴の変化  427
1人当たりGDPの予想の基礎となる想定  429
経済成長,エネルギー消費,炭素排出量,地球温暖化の関係  442
気候変動の影響  458
京都議定書  460
気候変動に関する貴族院の報告  460
気候変動の経済学に関するスターン報告  461
地球温暖化についての結論  465


付録統計
  付録統計A  473
  付録統計B 日本,英国,米国の成長計算の構成要素,1820〜2003年  483


解説にかえて(斎藤修) [487-494]
訳者より [495]
索引 [497-503]