企画・構成・執筆:佐藤 信夫[さとう・のぶお](1932-1993)
監修:佐々木 健一[ささき・けんいち](1943-)
執筆:松尾 大[まつお・ひろし](1949-)
編集担当者:藤田 侊一郎
装丁:井之上 聖子
NDC:801.6 言語学
NDC:816 日本語 >> 文章.文体.
【簡易目次】
第1部 表現形態の《あや》
1-1 語句の挿入 002
1-2 語句の省略 012
1-3 語句の転置 032
1-4 語句の反復 045
1-5 構成の反復 055
1-6 音の反復 076
1-7 代換 103
1-8 転換 124
1-9 擬声語など 144
1-10 類音語接近 155
1-11 異義反復など 164
1-12 異義兼用など 175
第2部 意味作用の《あや》または比喩
2-1 直喩 190
2-2 隠喩 216
2-3 換喩 244
2-4 提喩 265
第3部 思考様態の《あや》
3-1 誇張 286
3-2 感嘆 300
3-3 列叙 324
3-4 剰語 358
3-5 執着と類義累積 379
3-6 緩叙
3-7 黙説 405
3-8 ためらい・訂正など 417
3-9 換言 437
3-10 転喩 451
3-11 対比 461
3-12 対義結合 469
3-13 諷喩 484
3-14 反語 500
3-15 枠組み変様 525
3-16 暗示引用 543
3-17 カテゴリー変様 565
3-18 現前化・描写など 575
第4部 論証の《あや》
4-1 推論法など 612
4-2 帰納法など 621
4-3 両刀論法など 628
4-4 同義循環など 634
4-5 メタ語法・引用法など 640
4-6 設問法など 651
4-7 予防論法・仮設論法・一任論法 657
4-8 対抗非難・転送論法など 667
4-9 異常論法 676
第5部 語形の《あや》および特殊文形
5-1 語形の変様(語内の変様) 686
5-2 語形の変様(語以上の変様) 695
5-3 特殊文型 704
【詳細目次】
まえがき(監修者) [iii-vii]
目次 [ix-xxix]
凡例 [xxx]
文献略表記一覧 [xxxi-xxxiii]
第1部 表現形態の《あや》
1-1 語句の挿入 002
1-1-1 《語句挿入》
1-1-2 用語
1-1-3 考察
1-1-3-1 語句挿入の依存性と自立性
1-1-3-2 《語句挿入》と言語の線条性
1-1-3-3 《語句挿入》の変異
1-2 語句の省略 012
1-2-1 《省略》
1-2-2 省略の下位クラス
1-2-2-1 《接続語省略》
1-2-2-2 《くびき》
1-2-2-2-1 《くびき》と《破格くびき》
1-2-2-2-2 《くびき》の下位分類
1-2-2-2-3 《くびき》の用語
1-2-3 考察
1-2-3-1 標準的表現と《省略》
1-2-3-2 《省略》というあや、あるいは欠陥
1-3 語句の転置 032
1-3-1 《転置》あるいは《語句転換》
1-3-2 用語
1-3-3 考察――《転置》と語順
1-4 語句の反復 045
1-4-1 《反復》のかたち
1-4-2 用語
1-4-3 考察――《反復》と差異
1-5 構成の反復 055
1-5-1 《交差並行》
1-5-1-1 作例とその分析
1-5-1-2 用語
1-5-2 《並行》
1-5-2-1 作例とその分析
1-5-2-2 用語
1-5-2-3 並行の下位クラス
1-5-2-3-1 《同形節反復》
1-5-2-3-1-1 同形節反復の下位クラス――《名詞文反復》
1-5-2-3-1-2 用語
1-5-2-3-2 《パロモイオーシス》/《一端同一》
1-5-2-4 《主語述語並行》/《一部分共通並行》
1-5-2-5 《三連節》
1-5-3 考察――かたちの意識に関する文化的偏差
1-6 音の反復 076
1-6-1 《同音反復》
1-6-1-1 作例とその分析
1-6-1-2 用語
1-6-2 同音反復の下位クラス(1)――音の種類による
1-6-2-1 《同音たてつづけ》
1-6-2-2 《多重音反復》
1-6-2-3 《同母音反復》
1-6-2-4 《同子音反復》
1-6-3 同音反復の下位クラス(2)――音の位置による
1-6-3-1 《頭韻/頭音反復》
1-6-3-2 《脚韻》
1-6-3-3 《語末反復》
1-6-4 考察――諧音と不快音のはざま
1-7 代換 103
1-7-1 諸形態
1-7-1-1 狭義の《代換》
1-7-1-2 《交差呼応》
1-7-1-3 《交錯呼応》
1-7-1-4 《限定語反転》
1-7-1-5 《形容詞転移》
1-7-1-6 《形容詞遊離》
1-7-1-7 《名詞句化成》
1-7-1-8 《二詞一意》(重言法)
1-7-2 考察
1-7-2-1 《代換》グループの文彩の共通点
1-7-2-1-1 表現形式上の特徴
1-7-2-1-2 認識内容上の特徴
1-7-2-2 《代換》という用語
1-7-2-3 《交錯呼応》と《代換》グループ
1-8 転換 124
1-8-1 諸形態
1-8-1-1 《転換》
1-8-1-1-1 用語
1-8-1-2 《不整合構文》など
1-8-1-2-1 《不整合構文》
1-8-1-2-2 《後半欠如》
1-8-1-2-3 《意味構文》
1-8-1-2-4 《破格くびき》
1-8-2 考察
1-8-2-1 二種の文法範疇
1-8-2-2 文彩と単なる文法違反
1-9 擬声語など 144
1-9-1 用語
1-9-2 考察
1-9-2-1 《擬声語》
1-9-2-1-1 模倣
1-9-2-1-2 自然的記号
1-9-2-2 フィギュールとしての《擬声語》、《調声表現》
1-10 類音語接近 155
1-10-1 用語
1-10-2 考察
1-10-2-1 才知のひらめき
1-10-2-2 ことば遊び
1-10-2-3 音が似て意味が異なる語から成るいくつかのフィギュール
1-11 異義反復など 164
1-11-1 諸形態
1-11-1-1 《異義反復》
1-11-1-2 《変義反復》
1-11-1-3 《拡縮反復》
1-11-1-4 《変容反復》
1-11-1-5 《派生型反復》
1-11-1-6 《屈折反復》
1-11-2 考察
1-11-2-1 《類音語接近》と《異義反復》などの区別
1-11-2-2 《派生型反復》と《語源的あや》
1-12 異義兼用など 175
1-12-1 諸形態
1-12-1-1 《異義兼用》
1-12-1-1-1 同一語による異義兼用
1-12-1-1-2 別の語による異義兼用
1-12-1-1-3 《不都合な音の語句》
1-12-1-2 《かすり(しゃれ)》
1-12-2 考察
1-12-2-1 《異義兼用》と《かすり》
1-12-2-2 《異義兼用》と《破格くびき》
1-12-2-3 《異義兼用》と《異質連立》
1-12-2-4 《異義兼用》と《曖昧》、《反語》
第2部 意味作用の《あや》または比喩
2-1 直喩 190
2-1-1 作例とその分析
2-1-2 用語
2-1-3 直喩の下位クラス
2-1-3-1 《相同直喩》
2-1-3-2 《反直喩》
2-1-4 考察
2-1-4-1 比喩の限界
2-1-4-2 直喩は転義的比喩か
2-1-4-3 隠喩にならない直喩となぞらえ信号なしの直喩
2-1-4-4 クリッシェとしての直喩と典型へのなぞらえ
2-1-4-5 程度を表す直喩
2-1-4-6 二段構えの直喩
2-1-4-7 現前の直喩と不在の直喩
2-1-4-8 経験や身体感覚への引き合わせ
2-1-4-9 直喩の連鎖
2-2 隠喩 216
2-2-1 作例とその分析
2-2-2 用語
2-2-3 隠喩の下位クラス
2-2-3-1 《混合隠喩》
2-2-3-2 《アラベスク》
2-2-4 考察
2-2-4-1 命名における隠喩
2-2-4-2 意味の変更と二語の関係
2-2-4-3 相互作用説
2-2-4-4 死んだ隠喩=クリッシェの味わい
2-2-4-5 情念と思考
2-2-4-6 隠喩の修正と謎とき
2-2-4-7 隠喩の拡張・連鎖・縁語
2-3 換喩 244
2-3-1 作例とその分析
2-3-2 用語
2-3-3 換喩の下位クラス
2-3-3-1 《象徴喩》
2-3-3-2 《主体化》
2-3-4 考察
2-3-4-1 伝統的な換喩論
2-3-4-2 名詞以外の換喩
2-3-4-3 定型的技法
2-3-4-4 換喩の差別的効果
2-4 提喩 265
2-4-1 作例とその分析
2-4-2 用語
2-4-3 提喩の下位クラス
2-4-3-1 《換称》
2-4-4 考察
2-4-4-1 換喩と提喩
2-4-4-2 グループμの提喩原型説
2-4-4-3 提喩否定論
第3部 思考様態の《あや》
3-1 誇張 286
3-1-1 作例とその分析
3-1-2 用語
3-1-3 誇張の下位クラス
3-1-3-1 《過大誇張》
3-1-3-2 《過小誇張》
3-1-3-3 《無理誇張》
3-1-3-4 《過精密》
3-1-3-5 誇張のその他の下位クラス
3-1-4 考察
3-2 感嘆 300
3-2-1 作例とその分析
3-2-1-1 用語
3-2-2 感嘆の下位クラス
3-2-2-1 《呼びかけ》
3-2-2-2 《驚嘆》
3-2-2-3 《願望》
3-2-2-4 《祈願》
3-2-2-5 《嘆願》
3-2-2-6 《訴願》
3-2-2-7 《誓願》
3-2-2-8 《歓喜[の叫び]》
3-2-2-9 《祝福》
3-2-2-10 《呪詛/のろい》
3-2-2-11 《脅迫》
3-2-2-12 《嫌忌》
3-2-2-13 《慨嘆》
3-2-2-14 《悲嘆》
3-2-2-15 《忍苦》
3-2-2-16 《感嘆結語》
3-2-3 考察
3-2-3-1 公共的な叙述
3-2-3-2 技法の限界
3-3 列叙 324
3-3-1 列叙の作例とその分析
3-3-2 列叙の下位クラス
3-3-2-1 《列挙》
3-3-2-2 《分解列挙》
3-3-2-3 《多面列挙》
3-3-2-4 《多種列挙》
3-3-2-5 《各項各様》
3-3-2-6 《準備列挙》
3-3-2-7 《要約列挙》
3-3-2-8 《前項列挙》
3-3-2-9 《名詞形容詞句列挙》
3-3-2-10 《順位づけ列挙》
3-3-3 《漸層》の作例と分析
3-3-4 漸層の下位クラス
3-3-4-1 《連鎖漸層》
3-3-4-2 《増勢》
3-3-4-3 《減勢》
3-3-4-4 《逆漸層》
3-3-4-5 《序列》
3-3-4-6 《急落》
3-3-5 《たたみかけ》の作例と分析
3-3-6 考察――量の効果と秩序の造形
3-4 剰語 358
3-4-1 作例とその分析
3-4-2 剰語の下位クラス
3-4-2-1 《無効剰語》
3-4-2-2 《虚字充填》
3-4-2-3 《連接剰語》
3-4-2-4 《同族呼応》
3-4-2-5 《鏡像呼応》または《鏡ことば》
3-4-2-6 《逆剰語》
3-4-2-7 《剰語的反復》
3-4-2-8 《くりごと》
3-4-3 考察――文法・慣用・表現価値
3-5 執着と類義累積 379
3-5-1 《執着》
3-5-2 《類義累積》
3-5-3 類義累積の下位クラス
3-5-3-1 《多面みがき》
3-5-3-2 《変奏》
3-5-3-3 《類義冗長》
3-5-3-4 《類義区別》
3-5-4 考察――同義語と類義語
3-6 緩叙
3-6-1 作例とその分析
3-6-2 緩叙の下位クラス
3-6-2-1 《対義否定》
3-6-3 考察
3-6-3-1 緩叙と誇張(含 過少誇張)
3-6-3-2 緩叙的文体
3-7 黙説 405
3-7-1 作例とその分析
3-7-2 黙説の下位クラス
3-7-2-1 《未決》
3-7-2-2 《逆中断》または《冒頭省略》
3-7-2-3 《空間設定》もしくは《間》
3-7-2-4 《飛躍》
3-7-3 黙説の変種
3-7-3-1 《暗示黙過》(暗示的看過法・逆言法)
3-7-4 考察――いわんやの修辞学
3-8 ためらい・訂正など 417
3-8-1 《ためらい》
3-8-2 《訂正》
3-8-3 訂正の下位クラス
3-8-3-1 《前言訂正》
3-8-3-2 《事後補強》
3-8-3-3 《予防訂正》《事前補強》
3-8-3-4 《対抗定義》
3-8-3-5 《付言》
3-8-4 考察――《ためらい》と言語のすきま
3-9 換言 437
3-9-1 《代名表現》
3-9-2 《迂回表現》
3-9-3 《同格付加》
3-9-4 《付加形容語》
3-9-5 考察
3-10 転喩 451
3-10-1 作例とその分析
3-10-2 用語
3-10-3 考察――《ずらし》としての転喩
3-11 対比 461
3-11-1 作例とその分析
3-11-2 用語
3-11-3 考察――魅惑と虚偽
3-12 対義結合 469
3-12-1 作例とその分析
3-12-2 用語
3-12-3 対義結合の変種
3-12-3-1 《(語の)強制結合》
3-12-3-2 《逆説》
3-12-3-3 《対義共起》
3-12-3-4 《因果矛盾》
3-12-3-5 《含意補償》
3-12-4 考察――対義結合とシュルレアリズム
3-13 諷喩 484
3-13-1 作例とその分析
3-13-2 用語
3-13-3 変種としての《寓言》《ことわざ》
3-13-4 考察――諷喩の源泉と限界
3-14 反語 500
3-14-1 作例とその分析
3-14-2 反語の下位クラス
3-14-2-1 《皮肉》
3-14-2-2 《反語的讃辞》など
3-14-2-3 《反語的否認》など
3-14-2-4 《皮肉応酬》《あげ足とり》
3-14-3 考察――反語の語源と世界的展望
3-15 枠組み変様 525
3-15-1 作例とその分析
3-15-2 枠組み変様の下位クラス
3-15-2-1 枠組み変様の下位クラス
3-15-2-1 《立場交流》
3-15-2-2 《自由間接話法/描出話法》
3-15-2-3 《内的モノローグ》
3-15-2-4 《ト書き不用》
3-15-2-5 《転訴》
3-15-2-6 《人称変更》
3-15-2-7 《暗示的シフター用法》
3-15-3 考察――「枠組み」と叙述の文体
3-16 暗示引用 543
3-16-1 作例とその分析
3-16-2 暗示引用の下位クラス
3-16-2-1 《あてこすり》
3-16-2-2 《時代混交》
3-16-2-2-2 時代混交の変種
3-16-2-2-2-1 《場所混交》
3-16-2-2-2-2 《神話暗示引用》
3-16-2-3 《流用》
3-16-2-4 《模擬》
3-16-2-4-2 模擬の下位クラス
3-16-2-4-2-1 《パロディ》
3-16-2-4-2-2 《パスティシュ》
3-16-2-4-2-3 《英語風》
3-16-2-4-2-4 《フランス語風》
3-16-2-4-2-5 《ドイツ語風》
3-16-2-4-2-6 《ギリシア語風》
3-16-2-4-2-7 《ヘブライ語風》
3-16-2-4-2-8 《ラテン語風》
3-16-2-4-2-9 《マカロニ体》
3-16-2-4-2-10 《異言語仮装》
3-16-3 考察――言及と引用:関係性のあそび
3-17 カテゴリー変様 565
3-17-1 カテゴリー変様の諸形態
3-17-1-1 《異質連立》
3-17-1-2 《擬人表現》
3-17-1-3 《実体化表現(擬物表現)》
3-17-3 考察――国語の抽象度
3-18 現前化・描写など 575
3-18-1 作例とその分析
3-18-2 現前化の下位クラス
3-18-2-1 《時空転移》
3-18-2-2 《模写》
3-18-2-3 《ものまね》
3-18-2-4 《人物現出》
3-18-2-5 《対話形》
3-18-2-6 《対話》
3-18-2-7 《故人現出》
3-18-2-8 《人物描写》
3-18-2-9 《人柄描写》
3-18-2-10 《容姿描写》
3-18-2-11 《事物描写》・《できごと描写》
3-18-2-12 《時節描写》
3-18-2-13 《場所描写》
3-18-2-14 《土地柄描写》
3-18-2-15 《大地描写》
3-18-2-16 《水描写》
3-18-2-17 《風描写》
3-18-2-18 《樹木描写》
3-18-2-19 《星描写》
3-18-2-20 《雲描写》
3-18-3 考察
3-18-3-1 描写の枠組み
3-18-3-2 描写にまつわる文化的偏差
第4部 論証の《あや》
4-1 推論法など 612
4-1-1 諸形態
4-1-1-1 《推論法》
4-1-1-2 《暗示推論法》
4-1-1-2-1 一般的な《暗示推論法》
4-1-1-2-2 特殊な形の《暗示推論法》
4-1-1-2-2-1 《対比暗示推論法》
4-1-1-2-2-2 《理由づけ》
4-1-1-3 《格言》
4-1-2 考察
4-1-2-1 論証の型はフィギュールか
4-1-2-2 論証のレトリック性
4-2 帰納法など 621
4-2-1 諸形態
4-2-1-1 《帰納法》
4-2-1-2 回帰敷衍と要旨先取
4-2-1-2-1 《回帰敷衍》
4-2-1-2-2 《要旨先取》
4-2-2 考察
4-2-2-1 帰納法と回帰敷衍などの共通点と相違点
4-2-2-2 要旨一般に対する回帰敷衍、要旨先取の種差
4-3 両刀論法など 628
4-3-1 諸形態
4-3-1-1 《両刀論法》
4-3-1-2 《残余論法》
4-3-2 考察
4-3-2-1 両刀論法と残余論法の共通点と相違点
4-3-2-2 両刀論法のいくつかの機能
4-4 同義循環など 634
4-4-1 諸形態
4-4-1-1 《同義循環》
4-4-1-2 《循環論法》
4-4-2 考察――語の同一性か意味の同一性か
4-5 メタ語法・引用法など 640
4-5-1 諸形態
4-5-1-1 《メタ語法》
4-5-1-1-1 メタ語法一般
4-5-1-1-2 メタ語法の下位の種
4-5-1-2 《引用法》
4-5-1-2-1 引用法一般
4-5-1-2-2 引用法の下位の種
4-5-2 考察
4-5-2-1 メタ語法・引用法がフィギュールといえるわけ
4-5-2-2 メタ語法・引用法が《論証》のあやといえるわけ
4-6 設問法など 651
4-6-1 諸形態
4-6-2 考察――設問法の作用過程
4-7 予防論法・仮設論法・一任論法 657
4-7-1 諸形態
4-7-1-1 《予防論法》(予弁法)
4-7-1-2 《仮説論法》
4-7-1-3 《一任論法》(修辞的譲歩)
4-7-2 考察
4-8 対抗非難・転送論法など 667
4-8-1 諸形態
4-8-1-1 《対抗非難》
4-8-1-2 《転送論法》
4-8-1-3 《相対論法》と《ひらきなおり論法》
4-8-1-4 《通過論法》
4-8-1-5 《論議拒絶(黙殺)》
4-8-2 考察
4-9 異常論法 676
4-9-1 《ちぐはぐ》(《とんちんかん》)
4-9-2 《誤謬推理》・《欺瞞推理》
4-9-3 考察
第5部 語形の《あや》および特殊文形
5-1 語形の変様(語内の変様) 686
5-1-1 諸形態
5-1-1-1 《音字添加》
5-1-1-2 《音字削減》
5-1-1-3 《音字換置》
5-1-1-4 《音字換入》
5-1-2 考察
5-2 語形の変様(語以上の変様) 695
5-2-1 諸形態
5-2-1-1 《〔語間〕音字交換》
5-2-1-2 《語合成》
5-2-1-3 《語分割》
5-2-1-4 《二語混交》など
5-2-1-5 《異分析》
5-2-1-6 《シャラード》、《ロゴグリフ》、《レビュス[判じ絵]》
5-2-2 考察
5-3 特殊文型 704
5-3-1 さまざまな類型
5-3-1-1 《交互応答》
5-3-1-2 《折りかえし》
5-3-1-3 《円環》
5-3-1-4 《折句》など
5-3-1-5 《同音双義》
5-3-1-6 《回文》など
5-3-1-7 《トートグラム》
5-3-1-8 《リポグラム〔字忌み〕》
5-3-1-9 《尻取り歌》
5-3-1-10 《図形詩》
5-3-2 考察
第6部 伝統レトリックの体系
1 佐藤信夫の図の三つの分類
1-1 レトリックの諸部分
1-2 言述の諸部分
1-3 言述のジャンル
2 佐藤信夫の図の三つの分類以外の分類
2-1 三つの分類と同位の分類
2-2 三つの分類の下位の分類
レトリック用語訳語網羅 [733-739]
参照文献 [741-763]
あとがき(佐々木健一・藤田侊一郎) [765-775]
作例索引 [778-785]
西洋語索引 [786-804]
日本語索引 [805-815]
【メモ】
(1) 他サイト紹介。
・〈http://balloon-rhetoric.atwebpages.com/〉
レトリックを一般人向けに丁寧に解説しているサイトです。ひとつの項目には、日本の漫画を数コマほど採りあげて、用例を視覚化しているのが一番の特色。記事の解説部分では、〈定義〉や〈効果〉を述べ、用例における〈例文の分析〉や発展事項もついています。参考文献への案内も親切です。
(2) 自分用の簡単なメモも、こちらの記事に転記。
分類について:本書の奥付にはNDC分類が「NDC 816」だと既に記されている。その一方で、公共図書館では「NDC 801.6」と分類している館が多数派だった。
分量について:六部構成で、815頁+xxxiii。内訳は下記のとおり。
第1部 001-188:188頁
第2部 189-284:96頁
第3部 285-610:326頁
第4部 611-683:73頁
第5部 685-712:28頁
第6部 713-732:20頁
(3) 詳細目次の凡例
弊ブログの慣例では長い目次も省力せずに記すようにしている。章立ての細かな書籍や大部の事典類であっても、手間をかければ羅列することはできるが、羅列すると煩雑さが目につくのが気になる。
そこでこの記事では画面での「見やすさ」のために、「そのまま」を僅かに犠牲にした。その犠牲は下記の通り。
この事典では、(4階層以下の)とある項目「用語」の下位に「1西洋語/2日本語」の2つが示されている(例①)。私の探した限りでは、ほとんどこれがあてはまる(2-2-3-2-1 等、稀に西洋語のみの場合もある)。
しかしその場合、レトリックの述語についての情報は増えていないので、目次の見やすさを優先するためにも、弊ブログでは詳細目次ではこの部分(「用語」と、下位分類の「西洋語」&「日本語」)を省略して、「用語」のひとつ上の階層までに留めた。
複数の枝がある場合(例②)のみ、これを転載している。
例①
1-8-1-1 《転換》
1-8-1-1-1 用語
1-8-1-2 《不整合構文》など
例②
1-5-2-3-1 《同形節反復》
1-5-2-3-1-1 同形節反復の下位クラス――《名詞文反復》
1-5-2-3-1-2 用語
(4) 記事自体の記録
[修正の経緯]
→ (2015年ごろ)素直に目次を筆者して記事をつくる
→ 数年後に(2019年ごろ)図書館で事典を再読し、メモを作成。
→ 数日後にその手書きメモを根拠に、そして(3)の例外を意識外に置き、この記事での省略法を決める。
が、慌てて統一感に欠ける編集を行う。これは制作者及び読者にとっても、この記事の閲覧者にとっても、本書の内容・構成を分かりづらくしてしまうミスだった。
→ 数年後に(2022年)コメント欄にて私の不統一な記述を指摘していただく。
→ 数日後にこの記事での勘違いをもとにした誤り・不統一を訂正する。
ついでに、副次的なメモ類(簡易目次~例外)の整理・再配置を行う。
ほぼ完成したと思う。
(5) 誤植。
・私(id:Mandarine)が再読時に発見した本書の誤植(第一版で確認)。
本書目次の頁(p.xv、17行目)において、下記の通り階層表示のミス。またインデントも不足している。
2-3-3 換喩の下位クラス
2-3-3-1 《象徴喩》
2-3-1-1 用語 1 西洋語 /2 日本語
2-3-3-2 《主体化》
2-3-3-2-1 用語 1 西洋語 /2 日本語
2-3-4 考察
↓
2-3-3 換喩の下位クラス
2-3-3-1 《象徴喩》
2-3-3-1-1 用語 1 西洋語 /2 日本語
2-3-3-2 《主体化》
2-3-3-2-1 用語 1 西洋語 /2 日本語
2-3-4 考察
・コメント欄にてMYさんが指摘された、本書の誤植。
p.217最終行
(⇒2-1-3-2) → (⇒2-1-4-3)
p.218下から7行目
(⇒2-1-3-3) → (⇒2-1-4-3)
p.272 11行目
逆に第2場合 → 逆に第2の場合
p.485 10行目
意味が像が完全に内在している → 意味が像に完全に内在している
p.550左段下から6行目
3-16-3-2で → 3-16-2-2で
p.731最終行
『現代辨論術』 → 『現代辯論術』