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『経済人類学』(栗本慎一郎 講談社学術文庫 2013//1979)

著者:栗本 慎一郎[くりもと・しんいちろう] (1941-) 経済学、経済人類学。評論。政治家(衆議院)。

経済人類学 (講談社学術文庫)

経済人類学 (講談社学術文庫)

【目次】
学術文庫版まえがき (二〇一三年三月 栗本慎一郎) [003-009]
まえがき (一九七九年九月 栗本慎一郎) [010-014]
目次 [015-019]


第 I 部 深層への回帰

第一章 経済人類学とは何か 024
  なぜ「経済人類学」なのか
  社会における「経済」の位置
  無意識の問題への到達
  小括――隣接諸科学とのかかわり


第二章 経済人類学の諸潮流 039
  経済民族誌および機能主義経済人類学
  新マルクス派経済人類学
  純粋フォーマリスト
  サブスタンティビスト(実存主義者)=ポランニー派経済人類学


第三章 ポランニーの経済史学 062
  交易・貨幣・市場の持つ別個の起源
  交易者と交易
  貨幣的物在とその用法――言語・文字・度量衡とのアナロジー
  市場の諸要素と起源
  ポランニーの実在概念について


第四章 歴史認識におけるシンボリズムとコスモロジー 081
  問題の所在
  経済史から経済人類学へ
  歴史解釈に対する三つの問題提起
  共同体の本質規定と社会の統合の型――経済の内部(ウチ)と外部(ソト)
  体外交易の経済人類学――商業史への視覚
  「搾取」の歴史的概念とは何か
  結論――歴史認識におけるシンボリズムとコスモロジー


第五章 文化人類学における経済人類学 109
  文化人類学の構成分野
  経済人類学と心理人類学、認知人類学構造人類学
  再び経済人類学の意義と位置について
  再び「文化とパーソナリティー」および心理人類学について


第II部 交換・貨幣の両義性

第六章 沈黙交易 124
  沈黙交易とは何か
  沈黙交易をめぐる議論
  日本における沈黙交易
  交易地の神聖性
  椀貸(わんかし)伝説と中宿(なかやど)交易
  小括


第七章 貿易港と対外貨幣 146
  「貿易港」と「虚構」の貨幣
  奴隷貿易史におけるウィダ
  ダホメ王国におけるウィダ
  ウィダ経営の意味するもの
  沈黙交易、「貿易港」交易
  「虚構」の貨幣=「商品オンス」とは何か


第八章 貨幣の起源と本質――文明と貨幣 175
  社会をとらえるもの「貨幣」――類型学を超えて
  奇妙な市場経済志向
  超地上的なもの――金の本質
  社会と経済と貨幣
  ソ連ルーブルとダホメの子安貝――非市場経済の貨幣の比較
  社会的富と貨幣
  日本古代国家と貨幣――「支払い」の意味論
  共同体の生存を象徴するもの――貨幣の真の起源


第九章 貨幣のシンボリズム 202
  貨幣性の聖域
  貨幣の現象学
  フロイト貨幣論
  貨幣の聖性と賤性――フロイト批判
  ミルチャ・エリアーデ貨幣論――シンボルとヒエロファニー
  示現する聖体
  日本人の貨幣観
  錬金術と貨幣の象徴
  結論――周縁性と聖性・賤性


第III部 領野を超えて

第十章 魔力・経済倫理・法 244
  恐怖と道徳律
  ピーターブラウとマルセル・モース
  交換と物の霊魂
  ブラーフマナの財と貨幣の原在
  魔力は物の霊魂(マナ)だけか
  支配・社会的制裁・成文法
  C・G・ユング――無意識からのエネルギー
  メアリ・ダグラスの認識――外的(神話的)宇宙
  魔性の出現形態
  小括


第十一章 聖性と魔性の異人たち――民俗学(フォークロア)への視座 270
  柳田國男の経済人類学
  山人異民族説の挫折
  漂泊の人々と交易の発生
  聖性と魔性の異人たち


第十二章 実在的認識論の世界 287
  我々には何が見えているのか
  可視の構造と不可視の構造


初出一覧 [298]
主要文献 [299-306]