原題:The Company of Strangers: A Natural History of Economic Life, Second Edition (Princeton University Press)
著者:Paul Seabright(1958ー) 経済学。
寄稿:Daniel Dennett (1942ー2024) 哲学。
訳者:山形 浩生
訳者:森本 正史
NDC:361.3 社会関係.社会過程
殺人ザルはいかにして経済に目覚めたか? | ヒトの進化からみた経済学 | みすず書房
【目次】
目次 [iii-viii]
序文(ダニエル・デネット) [ix-xiii]
謝辞 [xiv-xviii]
信頼とパニック――改訂版への序 003
社会的な信頼と金融危機
大いなる実験
本書の論点
本書は最新の研究成果をどう活用しているか
第I部 視野狭窄 021
第1章 責任者は誰? 022
世界のシャツ需要
責任者なしの協力
疑問を抱くべき二つの理由
政府の役割
第II部へのプロローグ 043
第II部 殺人ザルから名誉ある友人へ――なぜ人は協力できるのか? 047
第2章 人と自然のリスク 048
好機の判断
リスク軽減手段としての作業分担
作業分担と専業化
専業化と新たなリスク
第3章 私たちの暴力的な過去 070
人間の殺人傾向
第4章 人類はどうやって暴力本能を手なずけてきたか? 082
予測と相互依存
文明化の過程を見直す?
微笑み、笑い、そして信用の証の必要性
信頼と感情
第5章 社会感情はいかに進化したか? 101
強い返報性の進化に関する三つの解釈
返報性と復讐
第6章 お金と人間関係 115
お金と物々交換
金融信用の網
お金はどのようにして定着したか?
お金、匿名性、不安
第7章 泥棒たちの信義――貯蔵と盗み 135
貯蔵、融資、パニック
信用を買う
第8章 銀行家の信義? 金融危機の原因とは? 147
信用の破綻
うまく機能しているときの銀行システムはいったい何をしているのか?
1930年代の世界恐慌から得た三つのまちがった教訓
一つめの教訓――ライオンから走って逃げるな
二つめの教訓――プロはパニックを起こさない
三つめの教訓――不安になるな
暴落とその影響
なぜこうなってしまうのか?
第9章 仕事と戦争におけるプロフェッショナリズムと達成感 171
兵士と哲学者
物語の探求
プロの規範と視野狭窄
第I部と第II部のエピローグ 189
第III部へのプロローグ 195
第III部 予想外の結果――家族の結束から工業都市まで 201
第10章 都市――古代アテナイから現代マンハッタンまで 202
華やかな大都市
悪臭とゴミ
市民活動と都市環境
都市の統治
第11章 水――商品、それとも社会制度? 223
水の多様な意味
希少性と財産権
第12章 何にでも価格? 242
調整役としての価格
世論調査としての価格
オークション
何でも売り物か?
第13章 家族と企業 266
会社の限界
標準化と監視
家族からの脱却
テクノロジーと企業規模
企業とその環境からくる制約
第14章 知識と象徴体系 295
最初の象徴的人工物
世代間の信用
物の保護か、アイデアの保護か
アイデアと現代的制度の形成
第15章 排除――失業、貧困、病気 318
失業
好況、不況、分業
貧困と情報の孤島化
同類マッチング
病気と排除
委任された意思決定の避けがたい歪み
排除と集団行動
第III部のエピローグ 344
第IV部へのプロローグ 347
第IV部 集合的行動――交戦国家から国家間の市場へ 353
第16章 国家と帝国 354
防御と攻撃
力と繁栄
商業路線の三つの欠陥
力の不均衡の危険性
軍人と民間人
武器市場
政府の仕事
第17章 グローバリゼーションと政治活動 376
連帯と責任
グローバリゼーションとその遺産
政治と集団への忠誠
リベラリズムとその歴史
第18章 結論――大いなる実験はどのくらい脆いのか? 394
目に見えない友人、沈黙の敵
国家の存続
国民国家内における信用の持続
国民国家同士の信用
訳者解説(二〇一三年一二月 バンコク空港にて 訳者代表 山形浩生) [413-419]
1 著者について 413
2 本書のテーマ――協力の進化と発展 414
3 本書の含意と協力の未来 417
4 翻訳について 418
参考文献 [xxxv-lviii]
原注 [ix-xxxiv]
人名索引 [i-vii]
