編者:
木村正俊(1938-)
松村賢一(1942-)
執筆者:
有光秀行
有元志保
池田寛子
岩瀬ひさみ
岡本広毅
風間泰子
加藤昌弘
川成 洋
北 文美子
小菅奎申
小宮真樹子
佐藤容子
嶋崎陽一
下楠昌哉
高名康文
立野晴子
田中美穂
寺本圭佑
梨本邦直
野口結加
林 邦彦
春木孝子
疋田隆康
菱川英一
平島直一郎
廣野元昭
不破有理
辺見葉子
松岡利次
松下晴彦
松田誠思
松村一男
真鍋晶子
三原 穂
望月規史
森野聡子
梁川英俊
山崎弘行
山田久美子
吉賀憲夫
吉田育馬
米山優子
和田葉子
NDC:230.3 ヨーロッパ史.西洋史 >> 古代 ~476年
件名:ケルト人
件名:ヨーロッパ--文化--歴史--便覧
ケルト文化事典 - 株式会社 東京堂出版 限りなく広がる知識の世界 ―創業130年―
【目次】
口絵写真
〔(1)バス=ユッツ(フランス)で出土した青銅製フラゴン/(2)スネッティシャム(イングランド)で出土した黄金の首輪(トルク)/(3)装飾写本『ケルズの書』の1頁/(4)タラ・ブローチ/(5)ブライアン・ボルーのハープ/(6)ジョン・ダンカン「トリスタンとイゾルデ」(1912年)〕
まえがき(2017年4月 編者) [i-iii]
目次 [iv-xiii]
凡例 [xiv-xv]
執筆者一覧 [xvi-xvii]
I 総記
ケルトの概念 003
「ケルト」という語
ケルトをとらえる視点
ケルト研究法 005
古典作家の文献
歴史
考古学
言語
神話・伝説
ケルト研究機関 010
ケルト学研究機関
ケルト語研修機関
ケルト関係図書出版団体
ケルト研究の現状 012
研究の課題と方向
II 歴史・考古・言語
ケルト人の起源 014
ケルト人の起源
ケルト文明の形成
石器時代の文化 015
石器時代の文化
青銅器時代の文化 016
青銅器時代のケルト文化
「原ケルト人」
鉄器時代の文化 017
鉄器時代の文化とケルト人
鉄の利用
馬とケルト人 019
馬の役割
ケルト人の出現 020
ケルト人発見の記録
古典的文献資料 020
ギリシア・ローマの著述家
ヘカタイオス
ヘロドトス
ディオドロス・シクルス
ポセイドニオス
アリストテレス
ポリュビオス
リウィウス,ティトゥス
ストラボン
プリニウス(大)
『博物誌』
ピュテアス
カエサル,ガイウス・ユリウス
『ガリア戦記』
タキトゥス
ルカヌス
ポンペイウス・トログス
「ケルトイ」
ケルト文化の隆盛 029
ハルシュタット文化期
ハルシュタット遺跡
ラムザウアー,ヨハン・ゲオルク
ギリシア文明との交流
交易による発展
ワイン文化
ヴィクス
ヴィクスの王女の墓
ケルトの建築と彫刻
「瀕死のガリア人」
ラ・テーヌ文化期
ラ・テーヌ遺跡
ヌーシャテル湖
ローマ・ゲルマニアとの対決
ケルト文化圏の拡大
大陸のケルト人 038
ケルト人の移動
ガリアのケルト人
イベリア半島のケルト人
ローマ略奪
ガラティアのケルト人
東ヨーロッパのケルト人
デルフォイ包囲
ヌマンティアの戦い
ゲルマン人の侵入
カエサルのガリア征服
ガリア人の決起
アレシアの戦い
ウェルキンゲトリクス
ガロ=ローマ時代
島のケルト人 051
先史時代の島嶼部
ケルト人の移住
ブリテン島の初期ケルト人
アイルランド島の初期ケルト人
島嶼部のケルト人部族
カエサルの侵入
クラウディウスによる支配
ローマ統治下のブリテン
ボウディカの反乱
カラタクスの反乱
カレドニア人の抵抗
ハドリアヌスの長城
アントニヌスの長城
ローマ人撤退後のブリテン
ケルトの王国
アングロ・サクソン人の侵入
ピクト人
スコット人
ダルリアダ王国
ヴァイキング襲来
ケルト語の系統と分類 065
インド・ヨーロッパ語
ケルト語派
原ケルト語
Pケルト
Qケルト
ガリア語
ブリトン語(ブリソニック)
ケルトイベリア語
レポント語
ゴイデル語
ウェールズ語(カムリ語)
コーンウォール語
ブルトン語
カンブリア語
アイルランド語
スコットランド・ゲール語
マン島語
ケルト語と他の諸言語との影響関係
文字 077
碑文に残る文字
オガム文字
地名 079
大陸のケルト語由来地名
島嶼のケルト語由来地名
ケルト人の特徴 082
身体と容姿
気質
III ケルト社会
部族社会 084
大陸の部族
クラン社会
階層構成
王権
ヒルフォート
オッピダ
エンガスの砦
ブロッホ
ブレホン法
里子制度
戦争 092
戦士・戦士階級
刀剣と鞘
槍
投石器と弓矢
盾
鎧
兜
戦闘の方法
二輪戦車
カルニュクス
ドルイド 099
ドルイド
古典文献のドルイド
カエサルの記録
社会的地位と階層
資格と修業
女性のドルイド
機能と役割
祭式
教義
聖域
供犠
自然学の知識
コリニーの暦
祭式 109
暦と祭りの習俗
サウィン
インボルグ
ベルティネ
ルグナサド
IV 宗教
ケルトの神々 114
ケルト人の宗教
多神教
ケルト人の信じた神々
ギリシア・ローマとの比較
ゲルマンとの比較
ユーラシアとの比較
ガリアの三主神
ディス・パテル
樹木崇拝 118
オーク
ヤドリギ
イチイ
ハシバミ
動物崇拝 120
トーテム
鹿
牛
馬
猪/豚
熊
犬
蛇
鳥
鮭
ケルヌンノス
崇拝の対象物 126
太陽/太陽の神
石/岩/洞穴
火
水
川
泉/井戸
大鍋(大釜)
色
数
信仰の特徴・かたち 133
霊魂不滅
再生
異界
妖精
頭部
巨人
神殿
奉納
俗信・迷信 139
生霊/幽霊
怪物/妖怪
死の予兆
V キリスト教との合一
キリスト教の伝来 141
布教のルート
主要な聖人 142
聖ニニアン
聖パトリック
聖ブリジッド
聖エイダン
聖ケヴィン
聖ブレンダン
聖キアラン
聖モリング
聖コルンバ
聖アダウナーン
聖ケンティゲルン
聖アンドルー
聖デイヴィッド
聖イスティッド
聖ウィニフレッド
主要な修道院 148
修道院の建設
クロンマクノイス修道院
クロンファート修道院
デリー修道院
ダロウ修道院
バンガー修道院
ネンドラム修道院
グレンダロッホ修道院
アイオナ修道院
セント・デイヴィッズ大聖堂
スランバダルン・ヴァナル
バージー島
グラストンベリー修道院
女子修道院
修道院活動
スケリグ・マイケル
国外での布教 155
「聖人と学者の島」
聖コルンバヌス
ペレグリナティオ
ケルト文化との融合 156
高十字架(ハイクロス)
高十字架の発展
アイルランドの高十字架
スコットランドの高十字架
ピクト人のシンボル・ストーン
スエノの石
ウェールズの高十字架
円塔 162
円塔
VI 生活・民俗
ケルト人の生産・交易 161
狩猟
農耕
家畜の飼育
漁業
商業活動
船と輸送
他文化からの影響
貨幣
生活様式 167
住居
クラノーグ
衣服
装身具類
食物・飲料
宴会
死と埋葬 173
死と埋葬
民衆文化 174
魔除け
ケーリー
VII ケルト芸術
大陸のケルト芸術 175
ハルシュタット美術の展開
大陸の石造彫刻
青銅製品の美術
トルク
シトゥラ
クラテル
ギリシア・エルトリア美術との関連
ヤーコプスタール,パウル
ラ・テーヌ美術の展開
初期ケルト美術の様式
青銅と黄金の美術品
ガラス製品
初期様式
ヴァルトアルゲスハイム様式
刀剣様式
立体様式
植物文様
動物文様
人面の表現
大鍋の図像
貨幣の図像
ケルト文様のパターン
ガロ=ローマ美術
島のケルト美 188
キリスト教以前のケルト美術
ブリテンの初期美術
アイルランドの初期美術
島の石造彫刻
トゥーローの石
金属工芸
武具の装飾
鏡の装飾
キリスト教以後のケルト美術
ケルト美術のルネサンス
装飾写本美術
『ダロウの書』
『リンディスファーン福音書』
『ケルズの書』
VIII ケルト圏文学I 初期・中世
ケルト圏の初期文学 200
ケルト圏神話伝説の体系
他文化圏神話・伝説との比較
日本神話との比較
ストーリーテリング
フィリ
バルド/バルズ
初期アイルランド文学 203
初期アイルランド文学
写本
アルスター物語群
『クアルンゲの牛捕り』
『フロイヒの牛捕り』
クー・フリン
赤枝戦士団
コンホヴァル
メドヴ
フェル・ディアド
フェルグス・マク・ロイヒ
マグ・ムルテウネ
クルアハン
ゲシュ
『ブリクリウの饗応』
『マク・ダトーの豚の話』
『ダデルガの館の崩壊』
テウィル(タラ)
タルヴェシュ
館(ブルデン)
『ウラドの戦士たちの酩酊』
『コンホヴァルの誕生』
『ウラドの人びとの衰弱』
マハ
『ウシュリウの息子たちの流浪』
デルドリウ
ノイシウ・マク・ウシュレン
『クー・フリンの誕生』
『エウェルへの求婚』
『クー・フリンの病』
『アイフェの一人息子の最期』
『オイングスの夢』
『ネラの冒険』
神話物語群
『アイルランド侵寇の書』
『エーダインへの求婚』
『マグ・トゥレドの戦い』
フォフォレ
フィル・ヴォルグ
『トゥリンの息子たちの最期』
『リルの子たちの悲しい物語』
『二つの牛乳差しの館の養育』
フィニアン物語群
フィン・マク・クウィル
オシーン
オスカル
ディアルミド・ウア・ドゥヴネ
カイルテ・マク・ローナーン
アレンの丘
『ガウラの戦い』
『フィントラーグの戦い』
『フィンの少年時代の行い』
知恵の鮭
ゴル・マク・モルナ
『古老たちの語らい』
『ディアルミドとグラーニャの追跡』
歴史物語群
『ディン・リーグの殺戮』
『マグ・ムクラマの戦い』
『ブヘトの館の調べ』
『美声のバレの話』
『スヴネの狂乱』
『マグ・ラトの戦い』
冒険物語
『コンラの冒険』
ウシュネフ
『幻影の予言』
『コルマクの冒険』
『コンの息子アルトの冒険』
『ロイガレの冒険』
航海物語
『ブランの航海』
『マイル・ドゥーンの航海』
『コラの息子たちの航海』
『スネードゥグスとマク・リアグラの航海』
『聖ブレンダンの航海』
初期アイルランド詩
自然律
韻律
『フィン詩歌集』
キーティング,ジェフリー
幻想・夢の物語
『トゥヌクダルスの幻視』
『アダウナーンの幻想』
『マッコングリニの夢想』
ディンヘンハンス
『アイルランド地誌』
聖人伝
聖書物語
初期スコットランド文学 257
『リスモール首席司祭の書』
初期ウェールズ文学 258
ユウェンクス・エングラニオン
ウェールズ四大古書
カンヴェイルズ
タリエシン
『ゴドジン』
ブリテン島の三題歌
「アヌーヴンの略奪品」
「ブリテンの預言」
マルジン・ウィスト
『スラワルフ・ヘーンの歌』
『ヘレーズの歌』
中期ウェールズ語散文説話
『マビノギの四つの枝』
「ダヴェッドの領主プウィス」
「スリールの娘ブランウェン」
「スリールの息子マナワダン」
「マソヌウィの息子マース」
『オワインまたは泉の女伯爵の物語』
『エヴロウグの息子ペレディールの物語』
『エルビンの息子ゲライントの物語』
『ローマ皇帝マクセン公の夢』
『スリーズとスレヴェリスの冒険』
『キルフーフとオルウェン』
『フロナブウィの夢』
『タリエシン物語』
フリアノン
ベンディゲイドヴラーン
スレイ・スラウ・ガフェス
マボン・アプ・モドロン
トゥルッフ・トルウィス
アヌーヴン/アヌーン
グウィン・アプ・ニーズ
グウィオン・バッハ
ベリ・マウル
諸公の詩人
ギラルドゥス・カンブレンシス
アーサー王伝説・文学 276
アーサー王物語の形成と発展
ジェフリー・オブ・モンマス
ラヤモン
ワース
クレティアン・ド・トロワ
マロリー,サー・トマス
マロリー以降 ーー 現代まで
円卓
円卓の騎士たち
ランスロット
グウィネヴィア
イレイン
トリスタンとイズー
ガウェイン
緑の騎士
聖杯の探索
漁夫王
ガラハット
パーシヴァル
マーリン
モルガン・ル・フェ
湖の貴婦人
エクスカリバー
アヴァロン
北欧のアーサー王
IX ケルト圏文学II 近現代
18世紀のアイルランド語詩 300
18世紀のアイルランド語詩
『真夜中の法廷』
『常若の国のオシーンの物語詩』
アシュリング
オラハリャ,エーガン
オスーリャヴォーィン,オーン・ルーァ
ニホナル,アイリーン・ドゥヴ
18世紀のアイルランド語大衆詩
19世紀のアイルランド語詩 306
19世紀のアイルランド語詩
マンガン,ジェイムズ・クラレンス
「黒髪のローシーン」
ラフタリ,アントニ
20世紀のアイルランド語詩 309
20世紀のアイルランド語詩
オジラーィン,マールチン
オリールダーィン,ショーン・ポードリク
ヴァッカンツィー,モーィラ
ハートネット,マイケル
ローゼンストック,ゲイブリエル
ニゴーノル,ヌーラ
オシャルキー,カハル
スコットランド・ゲール語文学 314
スコットランド・ゲール語文学17世紀までの概観
17ー18世紀 315
マハクヴーリヒ,ニーアル
ナ・ケピヒ,シーリシュ
18世紀 316
マハクヴァイスティル・アラステル,アラステル
マハクウーイ,ロブ・ドウン
マハカントゥール,ドナハグ・バーン
ロス,ウーリャム
19世紀 320
マハクラハレーン,イアン
マハグンレーヴ,ウーリャム
ニヒカフェルセン,マーリ
マハクリョーイド,ニーアル
20世紀 322
マハキルエーイン,ソーエルリ
ジョルサ,ジョルサ・マハキアン
マハコーミシュ,ルアリ
マハカゴーイン,イアン
マハカウーライ,ドーナル
マハクネヘカル,ウーナス
カインベル,ムーリシュ
ウェールズ語文学 328
ウェールズ語文学17世紀までの概観
ウェールズ年代記ブリット
ダヴィッズ・アプ・グウィリアム
文芸復興期のウェールズ
ウェールズ語訳聖書
18世紀 332
ウィン,エリス
『古代の鏡』
讃美歌
トゥム・オール・ナント
エヴァンズ,エヴァン
オーウェン,ゴロンウィ
19世紀 335
ジョーンズ,エドワード
ウェールズ語雑誌
『ブルー・ブックスの陰謀』
オーウェン,ダニエル
ケイリオグ
イスルウィン
エドワーズ,O. M.
モリス=ジョーンズ,ジョン
20世紀 339
ウィリアムズ,D. J.
ロバーツ,ケイト
ルイス,ソーンダーズ
『イン・ノス・オーラ・レイアド』(『ある月夜』)
グウェナスト
ウィリアムズ,ワルドー
ヒューズ,T. ローランド
デイヴィス,ジェイムズ・キッチナー
パリー,ロバート・ウィリアムズ
X ケルト復興
ケルト語復興の動き・傾向 344
復興運動の背景
復興運動の先駆け
ブキャナン,ジョージ
ペズロン,ポール
ステュークリー,ウィリアム
スルウィッド,エドワード
マクファーソン,ジェイムズ
『オシアン詩』
トマス・グレイの「バード」
19世紀初期のイングランドの文人たち
イオロ・モルガヌグ
オーウェン・ピュー,ウィリアム
レイディ・シャーロット・ゲスト
ラ・ヴィルマルケ
『バルザス・ブレイス』
ルナン,エルネスト
アーノルド,マシュー
キャンベル,ジョン・フランシス
カーマイケル,アレグザンダー
ウェールズ 353
カムロドリオン名誉協会
グウィネジギオン協会
アイステズヴォッド
アイルランド 355
デイヴィス,トマス
ワイルド,サー・ウィリアム
ワイルド,レイディ・ジェーン・フランチェスカ
ピートリー,ジョージ
タラ・ブローチ
アーダーの聖杯
ケルト装飾文様の復活
アイルランド文芸復興 359
アイルランド文芸復興運動
文学と政治
オグレイディ,スタンディッシュ・ジェイムズ
ゲール語復興
ハイド,ダグラス
アイルランド演芸運動
イェイツ,ウィリアム・バトラー
マーティン,エドワード
ラッセル,ジョージ・ウィリアム
グレゴリー,レイディ
シング,ジョン・ミリントン
アベイ劇場
オケイシー,ショーン
スコットランド 368
ゲデス,サー・パトリック
『エヴァーグリーン』
シャープ,ウィリアム
音楽 369
ハープ
オカロラン,ターロッホ
バンティング,エドワード
ムーア,トマス
民衆歌
コーンウォール 373
コーンウォールのケルト復興
ブルターニュ 374
ブルターニュのケルト復興
ケルト語の現状 375
地域言語としてのケルト語
ケルト語文化振興の政策
ケルト語教育の問題点
ケルト諸語の現状 377
アイルランド語
スコットランド・ゲール語
マン島語
ウェールズ語
コーンウォール語
ブルトン語
ケルト圏文化の現在 383
ケルト文化の流行
ポピュラーカルチャー
フェスティバル
民族意識
地域主義
ケルト文化理解の方向と課題
《巻末資料》
ケルト語使用地域図 [388]
ケルト語群系統図 [389]
ケルト人の移動・定住図 [389]
ケルト関連年表 [390-394]
言語関連項目巻末表 [395-400]
参考文献 [401-415]
図版クレジット [416-417]
見出し語50音順索引 [418-424]