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『日本型新自由主義とは何か――占領期改革からアベノミクスまで』(菊池信輝 岩波現代全書 2016)

著者:菊池 信輝[きくち・のぶてる] 日本政治史、財界論。


日本型新自由主義とは何か - 岩波書店


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【目次】
はじめに [v-xiii]
目次 [xviii-xv]


第1章 戦時体制期における新自由主義 001
1 戦中期の欧米諸国における国家介入と反発 003
2 日本における統制期の新自由主義 007
  (1) 初期の統制経済新自由主義 007
  (2) 一九四〇年体制と新自由主義 010
  (3) 合法無産政党の政府介入への意識 013


第2章 戦後改革期における新自由主義 017
1 モンペルラン・ソサイエティの設立と欧州の戦後改革 019
2 日本の戦後改革と政府の介入 020
  (1) 社会党の結党と国家介入に関する意識 021
  (2) 戦後改革と統制 022
  (3) 経済安定本部と独禁法制 024
  (4) ドッジ・ラインと自由主義 025


第3章 高度成長期における新自由主義 029
1 高度成長期の経済・社会政策における国家介入 031
  (1) 介入政策と高度成長 031
  (2) 通産省の介入志向とその帰結 034
  (3) 社会保障政策の拡大と財界 039
2 革新陣営の福祉国家 041
  (1) 「国民所得倍増計画」批判から窺える社会党の傾向 042
  (2) 特振法批判と「明日への期待」 044
3 後期高度成長期における福祉国家政策と新自由主義 047
  (1) 佐藤のブレイン・グループにおける新自由主義 048
  (2) 後期高度成長期における経済計画――「経済社会発展計画」 049
  (3) 社会開発の変質と挫折――「新経済社会発展計画」 052


第4章 石油ショック後の低成長期における新自由主義 057
1 インフレと「国民春闘 059
  (1) インフレの火種 059
  (2) ニクソン・ショックとその対応によるインフレの発生 061
  (3) 革新側の状況――「国民春闘」 065
2 一九七五年の春闘福祉国家追求路線からの転轍 068
  (1) 田中角栄と『日本列島改造論』 068
  (2) 列島改造と福祉元年 072
  (3) 七五年春闘福祉国家追求路線からの転換 077
    [1]一九七四年の春闘と一九七五年の春闘に向けた動き 
    [2]一九七五年の春闘 
3 「日本の自殺」と新自由主義 082
  (1) 大幅賃上げの行方研究委員会」と新自由主義 083
  (2) 三木ブレインの新自由主義 084
  (3) 「グループ一九八四年」と新自由主義 085


第5章 日本の経済大国化を実現した八〇年代の製造業主導型新自由主義 087
1 様々な改革構想と財政再建への収束 089
  (1) 一九七〇年代後半における様々な改革構想 090
    [1]シンクタンク労働組合の構想 
    [2]「日本型福祉社会論」 
    [3]大平ブレインの諸構想 
    [4]諸構想の収斂 
  (2) 英、米の新自由主義化 100
    [1]英国のコンセンサス政治の危機 
    [2]英国の新自由主義化 
    [3]基軸通貨国米国の動揺 
    [4]米国の新自由主義化 
2 第二次臨時行政調査会と新自由主義 111
  (1) 第二次臨時行政調査会の発足とその変化 112
    [1]第二臨調の緊急機関的性格 
    [2]中曽根内閣の成立と総合的な新自由主義改革構想 
  (2) 第一次臨時行政改革推進審議会新自由主義 120
    [1]日本の「八〇年代型新自由主義」の実像 
    [2]日本型新自由主義の諸特徴 
3 日本における「八〇年代型新自由主義」の転換 124
  (1) プラザ合意 125
  (2) 円高への過剰反応とグローバリズム化の萌芽 128
  (3) 「前川レポート」とバブル経済 131
  (4) バブルの中の危機 134


第6章 日本の低迷と英、米の勃興が見られた九〇年代の金融主導型新自由主義 139
1 「九〇年代型新自由主義 141
  (1) バブル崩壊とさらなる新自由主義の選択 142
  (2) 財界の意思統一 148
  (3) 政権交代と「九〇年代型新自由主義」 150
2 「二〇〇〇年代型新自由主義」への転型 156
  (1) 経済戦略会議の隘路 157
  (2) 大企業労組の離反と漸進的新自由主義の矛盾 161
  (3) 新自由主義の偶像 162


第7章 政府の介入なしに存続できない二〇〇〇年代の新自由主義 165
1 小泉内閣新自由主義 168
  (1) 経済財政諮問会議新自由主義 168
    [1]経済財政諮問会議における新自由主義の路線対立 
    [2]デフレと経済財政諮問会議 
  (2) 郵政民営化新自由主義 179
    [1]道路公団民営化と新自由主義 
    [2]郵政民営化新自由主義 
2 格差と民意 185
  (1) 第一次安部内閣とその崩壊 185
  (2) リーマン・ショック新自由主義 189
3 民主党政権新自由主義 191
  (1) 非新自由主義政権としての民主党政権 191
    [1]民主党政権の限界はどこにあったか 
    [2]民主党政権の崩壊過程 
  (2) 民主党政権新自由主義 197


第8章 アベノミクス新自由主義 199
1 アベノミクスとは何か 201
2 アベノミクスの混迷と消費税増税の先送り 204
3 新自由主義と「新保守主義」の矛盾 207


おわりに [211-215]
注 [217-253]
あとがき(二〇一六年一一月 菊池信輝) [255-257]