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『一枚の切符――あるハンセン病者のいのちの綴り方』(崔南龍 みすず書房 2017)

著者:崔 南龍[Choi Namryong](1931-2017) 
著者:孫 和代[そん かずよ](1957-) 
解説:花崎 皋平[はなざき こうへい](1931-) 哲学(マルクス研究)。著述業、社会運動。
件名:ハンセン病
NDC:498.6 衛生学.公衆衛生.予防医学 >> 疫学.防疫


一枚の切符 | みすず書房


【目次】
目次 [001-004]
地図 [006-007]
はじめに(畑野研太郎) [009-012]
謝辞(二〇一七年三月 崔南龍) [013-014]
著者・崔南龍が歩んできた道(二〇一七年三月四日 孫和代) [015-024]
  略歴
  私と崔さん
  著書『一枚の切符』
付記掲載機関紙参考資料 [025-026]


序章 療養所への黒い道 027
  黴 028
  一九四一年七月十四日 034


第一部

療養所の暮らし 040
  お召列車 043
  光明学園 044
  面会所 053
  礼拝堂 062
  監房 067
  患者作業 076
  園内語 092
  園内通貨 105
孤島の闘い
  識字学級 アジュモニたちの日本語 116
  出張裁判 「らい」を裁く 122
  出頭不能 年金問題から指紋押なつまで 133
  胎児標本 いのちの証を見極める 142
木尾湾物語り 151
  木尾湾というところ 152
  しんちゃんのラッパ 159
  ベッドの泣き笑い 165
  九反田 金潤任オンニの思い出 171
  島のカラスと町のカラス 181
  空飛ぶ自転車 185
  けものみち 191
  野辺の送りの今昔 195
  二つ岩 203
  木尾湾の生きものたち 208


第二部

幼い日の祖国 
  チギと黄色いマックワ 216
  布にくるまれた妹 222
  幼い「三重連」 227
ひなたひかげ 初期作品集 235
  助けてやった犬/ひなたひかげ/私の顔/寝台の凹〔くぼ〕み/眼/トロツコ/ガラス戸から/五十銭銀貨/花火/金魚/影/私の財産
春想秋忘 随想集 249
  身近にいるもの/病室/他人の不幸/注射/闇の世界と光の世界/双葉寮/錆びた心/素顔/見送り/南京豆


終章 一枚の切符 269
  大和高田から天安へ 恨〔ハン〕百年 270


解説(花崎皋平) [297-304]
  受け身を選びにひるがえす
  その作品世界
  いのちのつながり
  暮らしてきた場所の物語
  幼い日の記憶 青年期の苦しみ
  天安望郷の丘で