著者:笈川 博一[おいかわ・ひろかず] (1942-) 古代エジプト言語学、現代中東学。
件名:エルサレム--歴史
NDC:227.9 アジア史.東洋史 >> 西南アジア.中東〔近東〕 >> イスラエル
【目次】
目次 [i-iii]
地図 [iv]
第I部 諸王国の興亡 001
エピグラフ [002]
史料としての聖書
地方都市エルサレム
1 紀元前1000年まで 010
呪詛文書に記されたエルサレム
アマルナ書簡
東西大国の狭間で
旧約の二つのエピソード
アブラハムのもう一人の息子
出エジプトとカナン征服
2 紀元前1000年から925年まで――ダビデ、ソロモンの統一王国時代 030
理想の王ダビデ
ダビデ時代の実像
ダビデと契約の箱
ダビデからソロモンへ
3 紀元前922年から720年まで――南北朝時代 049
北のイスラエル王国、南のユダ王国
二王国の滅亡
バビロン捕囚とアイデンティティ
礼拝の変容
4 紀元前539年から紀元後70年まで――第二神殿 070
エルサレムへの帰還と神殿再建
アレクサンドロス大王の遠征とヘレニズムの浸透
対シリア戦争とローマによる占領
ヘロデ王によるエルサレム建設
イエスの誕生
新約聖書のクリスマス
エルサレム包囲とマサダの戦い
5 70年から614年まで――ローマ、ビザンチン時代 104
ユピテル神殿建設から再び反乱へ
バル・コクバ反乱がもたらしたもの
キリスト教公認
コラム サマリア人とは誰か
第II部 イスラム興隆の中で 123
7 638年から1099年まで――第一次イスラム時代 124
イスラム教の誕生
ムハンマドの死後
二つのモスクの誕生
8 1099年から1187年まで――第二次イスラム時代 133
ヨーロッパ側の必然性
エルサレム王国の建設
キリスト教とイスラムとの確執
9 1187年から1516年まで――第二次イスラム時代 147
サラハディンの入城
第二次エルサレム王国
10 1516年から1917年まで――オスマン・トルコ時代 155
歓迎されたオスマン・トルコ
救世主(メシア)と聖地
衰退と転機
ユダヤ民族主義
ドレフュス事件の波紋
第一次世界大戦
マクマホン書簡、バルフォア宣言、サイクス・ピコ協定
11 1917年から1948年まで――英委任統治時代 182
戦後処理の様相
委任統治の困難
第二次世界大戦
コラム 安息日に救急車は呼べるか
第III部 イスラエル建国ののち 199
12 1947年から1967年まで――ヨルダン王国時代 200
テロと戦闘/独立宣言から戦争へ
アラブ人難民の波
13 1967年から2010年まで――イスラエル時代 216
第三次中東戦争
イスラエルによるエルサレム併合
第三次中東戦争その後
併合後の市民たち
第四次中東戦争
エジプト和平 結果としてのレバノン戦争
第一次インティファーダ
インティファーダが引き起こしたもの
ロシア移民とエチオピア移民
湾岸戦争時のエルサレム
マドリード会議
オスロ合意
パレスチナ自治のつまづき
ラビン暗殺
第二次インティファーダとシャロン政権
「和平のためのロードマップ」の死
旧市街
併合された東エルサレム
混迷の将来
あとがき(5770年タンムズ月18日(ユダヤ暦) 2010年6月30日(キリスト教暦) 1431年ラジャブ月18日(イスラム暦) 笈川博一) [304-306]