著者:坂井 豊貴[さかい・とよたか] 経済学。メカニズムデザイン。
【目次】
題辞 [003]
まえがき [005-011]
目次 [012-015]
[1章] 神[サトシ]はビットコインを創成し、やがて姿を消した 017
創世前夜 018
最初のブロック
あれはバブルか 024
公開暗号鍵
バブルで片付けてはいけない
危険なキャッシュレス 032
企業は慈善団体ではない
創造主[サトシ]は正体不明 038
ハイエク、フリードマンの自由主義思想
通貨の本質とは何か? 044
法定通貨だからといって信用されるわけではない
暴力と反戦
徴税と暗号通貨 053
[2章] そもそもATMは魔法の箱なのだ 057
銀行預金のすごさ 058
銀行預金はすごい
国際送金とリップルXRP 064
国際送金に革命を
P2Pの世界通貨 068
すべては巨人の肩の上に立つ 072
[3章] ブロックチェーンの生態系には、人間も機械も黄金もある 081
黄金を掘りに 082
[ビットコインの仕組み①]送金したら何が起こるか 086
[ビットコインの仕組み②]マイニングの仕組み 090
プルーフ・オブ・ワーク(労力による証明)
総発行量はコントロールできない
[ビットコインの仕組み③]バラバラな人々がどうやって同じ台帳を共有するか 096
ブロックチェーンの枝分かれ
[ビットコインの仕組み④]負けたマイナーの立場でブロックチェーンを理解する 103
再編成を防ぐ仕組み
51%攻撃と、電力の意味
マイナーの行動は実は不明
[P2Pと多数決①]多数決と正しい確率 113
コンドルセ陪審定理
ノイマンの応用からサトシ・ナカモトへ
[P2Pと多数決②]ビザンチン将軍問題 119
プルーフ・オブ・コンセンサス
プルーフ・オブ・ステーク
[4章] 暗号通貨の社会はめちゃくちゃ人間くさい 131
管理者のいないコミュニティ 132
規格変更は難しい
生身の人間の会合
制度の未整備
新コインへの分裂 139
宗派の分裂と争い
ネットワーク効果――調整ゲームと協調行動 142
調整ゲームのナッシュ均衡
「他の人が使うから」は強い
[5章] 超絶的な自動販売機イーサリアム 149
サタンの悪戯が奏功するには 150
若きヴィタリクの情熱 153
暗号通貨イーサ
トークンによる資金調達 161
返済不要の資金調達
非国家と社会契約 165
ブロックチェーンの社会契約
ノーベル賞学者の参入 170
[6章] 正社員は減ってないし、会社は無くならないし電子化はそう進んでいない 175
電子化はそう進んでいない 176
経団連の挑戦
「億り人」は江戸時代より重税 180
投機は大事
会社は無くならない 184
その人的資本は外で通用するか
仕事は無くならないが 191
ロースキル労働者が賃金を上げるには
あとがき(2018年12月25日 坂井豊貴) [201-203]
読書案内 [205]
参考文献 [206-214]