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『不法移民はいつ〈不法〉でなくなるのか――滞在時間から滞在権へ』(Joseph H. Carens[著] 横濱竜也[訳] 白水社 2017//2010)

原題:Immigrants and the Right to Stay ,The MIT Press.
著者:Joseph H. Carens 政治学
フォーラム参加者:
 メイ・M・ナイ 
 キャロル・M・スウェイン 
 ダグラス・S・マッセイ
 リンダ・ボスニアック
 ジーン・ベスキー・エルシュテイン
 T・アレクサンダー・アレイニコフ
訳者:横濱 竜也[よこはま・たつや]
鼎談:井上 彰[いのうえ・あきら](1975-) 政治哲学。
鼎談:谷口 功一[たにぐち・こういち](1973-) 法哲学
NDC:334.453 人口.土地.資源 >> 移民問題.移民政策 >> アメリカ合衆国移民問題.移民政策


不法移民はいつ〈不法〉でなくなるのか - 白水社


【目次】
目次 [003]
凡例 [004]


I 恩赦の根拠 005
  非正規移民の脆弱性
  非正規移民を逮捕・追放する国家の権利
  滞在時間の長さが滞在権の存否を左右する――グリモンドとンの事例
  社会的メンバーシップこそが永住権・市民権の根拠である
  何年間定住すれば滞在権が得られるか
  なぜ社会的紐帯の実質でなく定住期間で判断すべきなのか
  滞在権を根拠づける別の道徳的議論――共犯性・普遍的人権 025
  非理想論としての不法移民滞在権論
  寄稿論文に答える
  不法移民の合法化は不法移民を増やさないか


II フォーラム 047
 メイ・M・ナイ 
  退去強制と合法化――アメリカ移民法制史と人種差別

 キャロル・M・スウェイン 
  不法移民は、黒人やヒスパニックから職を奪う窃盗である

 ダグラス・S・マッセイ
  メキシコからの非正規移民に一時労働ビザを与えよ

 リンダ・ボスニアック
  社会的メンバーシップ論とリベラリズム――カレンズのプラグマティズムの失敗

 ジーン・ベスキー・エルシュテイン
  非正規移民はいつ合衆国市民たるにふさわしいものとなるか

 T・アレクサンダー・アレイニコフ


解説 不法移民をいかに処遇すべきか――移民正義の理想と現実[横濱竜也] 093
I 本書について 094
  一 本書の成立過程 
  二 寄稿者のプロフィール 

II 問題状況 101
  一 スウェーデン 
  二 ドイツ 
  三 フランス
    フランスの移民政策の統合的性格
    「フランス的平等」  
  四 アメリカ 
    一九二四年移民法以前
    一九二四年から一九六五年まで
    一九六五年から一九九六年まで
  五 日本 
    日本の入国管理政策
    近時の移民政策論議――上野千鶴子紙上発言をめぐって

III 開放国境論 123
  一 移動の自由・機会の平等・世界分配的正義
    移動の自由は普遍的人権だ
    機会の平等は保障されるべきだ
    移民受け入れは世界分配的正義の実現に貢献する 
  二 ナショナリズム批判
    正義の射程は基本的に国家内に限られている
    閉じられた共同体に根差すことは善き生の条件である
    自己決定と国家の責任 

IV 開放国境論批判 130
  一 結社としての国家
    平等論からの反論への応答
    リバタリア二ズムからの反論への応答 
  二 関係的平等主義 
    運平等主義――ドゥオーキンの資源平等論
    アンダーソンの関係的平等主義
  三 ナショナル・アイデンティティの保護 
    政治的自己決定の重要性
    政治文化形成における自律
    ナショナル・アイデンティティは民主主義の地盤である
  四 開放国境論批判の帰趨 

V 不法移民をどうすべきか 153
  一 不法移民を合法化する道徳的理由がある
    不法移民の自由の回復こそ合法化の根拠である――ボスニアック
    「社会的メンバーシップ」論――カレンズ
    在留期間は重要か
    なぜ「社会的メンバーシップ」論なのか
    非理想論としての「社会的メンバーシップ」論
  二 不法移民を合法化することは道徳的に許されない 
    合法化はさらなる不法移住を助長する
    合法化は市民や合法的移民に対して害悪をもたらす
    合法化は不公平である
  三 望ましい不法移民対策とは? 
註 182 


読書案内(横濱竜也) 191
  一 世界正義論
  ニ 移民正義論
  三 各国の移民事情


座談会 危機の時代の移民論[横濱竜也×井上彰×谷口功一] (二〇一七年八月ニ日 白水社編集部に於いて) 201
  移民(論)との出会い
  現実主義の陥穽
  「三%」対「九十七%」?
  移動・安全保障・統合――危機の時代の鍵概念


訳者あとがき(二〇一七年八月ニ十九日 横濱竜也) [214-219]

文献 [4-5]
年表 [1-3]