著者:中江 兆民[なかえ・ちょうみん] (1847-1901) ジャーナリスト。政治家。
訳者:鶴ヶ谷 真一[つるがや・しんいち] (1946-) 編集者。
解説:山田 博雄[やまだ・ひろお] 日本政治思想史。中央大学法学部兼任講師。
件名:政治思想--日本--歴史--明治時代
NDLC:A22
NDC:311.21 政治学.政治思想
【目次】
目次 [003]
三酔人経綸問答
目次(眉批を並べたもの) [008-009]
三酔人経綸問答(南海仙漁 著) 011
○ 南海先生はこの現実社会の地理を知らず
○ 民主主義者と侵略主義者が南海先生を訪れる
○ 海防は野暮の極致なり
○ アジアの小島から理想の大国が出現
○ フランス王ルイ十六世は幸福な晩年を送れたはず
○ 八公、熊公のために大気炎を吐く
○ 漢学先生、何か言い分は
○ ああ、うらやましいものだ。ああ、気の毒に
○ 自ら答えて笑って言う、漢文のカスだ
○ 法律の大議論
○ 豪傑君は、生まれてくるのが少し遅かった
○ 何らかの実際的な経済政策が、将来ここから生まれてくるにちがいない
○ 高い才能と卓越した見識を持っている者が、はたして世間にいるだろうか……いるともいるとも
○ もとの自由党と改進党の党員たち
○ もとの自由党はきっと怒るだろう、きっと笑うだろう
○ 政治的な力士の顔ぶれ
○ 書記官というものは、世界中みなこの通り
○ 政治的な外科医の登場
○ この一節は、いささか得意の文章です
○ これはヴィクトル・ユゴーの全集にも、バイロン卿の全集にも見当たらぬ
○ 南海先生はごまかしました
解説 中江兆民――未来を批判した哲学者(山田博雄) [135-191]
年譜(山田博雄) [192-201]
原文 [203-309]
訳者あとがき(二〇一四年二月三日 鶴ヶ谷真一) [310-312]