著者:黒木 夏美[くろき・なつみ](1978-) HP「本の中のキートン」管理人。俳人。
NDC:775.2 演劇 >> 各種の演劇 >> 喜劇.軽演劇
NDC:901.7 文学理論・作法 >> 箴言.アフォリズム.寸言
件名:喜劇
blog 水声社 » Blog Archive » 4月の新刊『バナナの皮はなぜすべるのか?』
※2018年に「ちくま文庫」化。巻末には文庫版のあとがきが加筆されている。それと併せて、覆面作家パオロ・マッツァリーノがたいしたことのない解説を寄せている。
【目次】
凡例 [006]
夜の終わりに――序に代えて [007-012]
目次 [013-016]
一房め バナナの皮で笑うわけ 017
笑いとは何か
バナナの皮で笑いを語る
一寸先はバナナの皮
フランスの転ぶ男
アメリカの転ぶ男
二房め バナナの皮は誰かの手製 033
バナナの皮のあるところ喜劇あり
事件の裏にバナナの皮
1 特高
2 スパイ
3 窃盗団
バナナの皮を食べる
あなたもバナナの「皮」を食べている!
三房め バナナの涙 049
バナナの面白さ
バナナと猿
バナナとアメリカ
作る人と食べる人
四房め 世界に冠たるバナナの皮 061
世界バナナの皮めぐり
バナナの皮とアメリカ
外国語辞典の中のバナナの皮
五房め お笑いに王道あり 077
お約束と私
お約束ギャグとは
こける蕎麦屋
古びゆくバナナの皮
「摩天楼小僧」
『ロック冒険記』
『おそ松くん』
『マネー・ハンター・フータくん』
『怪物くん』
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
『スーパーマリオくん』
古すぎて新しい
六房め 永遠のお約束 095
ベタな笑いとメタな笑い
正と奇のはざまで
『ドラえもん』
『浦安鉄筋家族』
『おとぼけ課長』
『遠くへいきたい』
『山田シリーズ』
『ああ探偵事務所』
転ぶサザエさん
『サザエさん』
七房め バナナの皮の文学史 109
日本とバナナの出会い
バナナが夏の季語になるまで
バナナの皮の日本文学
小説とバナナの皮
戯曲とバナナの皮
絵本とバナナの皮
短詩形とバナナの皮
八房め 戦前日本のバナナの皮 137
バナナの味は知らずとも
戦前日本の漫画
戦前・戦時下の日本映画
日本の笑いとアメリカ映画
九房め アメリカ喜劇映画の神々 155
スラップスティックとは
喜劇の中の転倒者たち
1 ロスコー・アーバックル
2 チャールズ・チャップリン
3 バスター・キートン
4 ハロルド・ロイド
5 ローレル&ハーディ
5 その他
スラップスティックの復活
バナナの皮ギャグが使われた最初の映画は?
十房め バナナの皮がギャグになるまで 175
転倒事故の続発
現実からフィクションへ
そして伝説へ
十一房め バナナの皮の罪と罰 185
バナナの皮のポイ捨て禁止令の現在
カリフォルニアのホテルでオレンジは向けるか?
あなたの捨てたバナナの皮でけが人が出たら
1 バナナの皮をポイ捨てした罪
2 バナナの皮でけがをさせた罪
十二房め ストップ・ザ・スリップ 197
バナナの皮で事故
バナナの皮で死去
バナナの皮で訴訟
転ばぬ先の……
十三房め バナナの皮のモラル 209
バナナの皮のポイ捨ては戦前から
笑いと余裕
最後の一房 踏み出す一歩 217
「科学的」に検証する
人々の反応を観察する
註 [225-232]
索引 [233-238]
索引 [239-243]
あとがき(二〇一〇年三月 黒木夏美) [245-247]