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『うまい雑草、ヤバイ野草――日本人が食べてきた薬草・山菜・猛毒草 魅惑的な植物の見分け方から調理法まで〈サイエンス・アイ新書〉』(森昭彦 SBクリエイティブ 2011)

著者:森 昭彦[もり・あきひこ](1969-) “サイエンス・ジャーナリスト”、ガーデナー、写真家。
イラスト:中村 知史
本文デザイン・アートディレクション:クニメディア
NDC:471.9 応用植物学.有毒植物


[Si新書]うまい雑草、ヤバイ野草 | SBクリエイティブ


【目次】
はじめに(2011年7月末日 著者) [003-005]
目次 [006-008]


第1章 生と死のロンド~おいしい山菜はこちら。ああ、そっちはものすごい毒草ですから~ 009

羹に懲りて膾を吹く――プロローグ 010
雑木林で高級和食を――オオバギボウシ・コバギボウシ
イムリミットは30分――バイケイソウコバイケイソウ
猛毒草は「思いのほか美味」――ハシリドコロ
良薬はほろ苦く美味――フキの仲間
失われた名医のレシピ――フクジュソウ
果てしなくマズい劇薬――ヤマトリカブト
食えるヨモギ、食えないヨモギ――ヨモギ・オトコヨモギ
もうカッコウが鳴いたから――セリ・キツネノボタン
天国への階段――ギョウジャニンニク・ドイツスズラン
道くさ喰ってぼけ防止――ノビル・スイセン
猛毒草と高級スパイス――イヌサフランサフラン
道ばた毒草ガーデン――ヒレハリソウジギタリス
基本毒草。ときどき山菜――エンゴサクの仲間、ケマンの仲間
毒蛇たちの甘味な誘惑――マムシグサの仲間


第2章 美食倶楽部~その雑草、結構ウマいです。ええ、食べ方はですね~ 069

鬼も十八、番茶も出端――プロローグ 070
脂料理にちいさなクレソン――タネツケバナ・オオバタネツケバナ
生春巻きと天ぷらでお片づけ――ドクダミツルドクダミ
スズメのお茶うけ――カタバミの仲間
そっくりだけど風味は両極――ヤブガラシ
浜辺のお野菜――ツルナ・ハマダイコン
完全武装の美味なる巨塔――ハマアザミ・フジアザミ
元・観賞用植物の味わい――ハルジオン・ヒメジョオン
道ばた野菜の世代交代――イヌビユ・ホソアオゲイトウ・アオビユ
道くさソラマメ道中――カラスノエンドウの仲間
陽だまりタンポポ一家――コウリゾナ・セイヨウタンポポ
栽培が奨励された雑草――ノゲシ・オニノゲシ
絶品! 道ばたマメの旅――ナンテンハギ・クサフジ
意外とウマい道ばた名医――オオバコ・ヘラオオバコ
この難問も宵の口――マツヨイグサの仲間
召しませかわいい顔色を――ヒルガオの仲間
近未来SF世界的「春菊」――ダンドボロギク・ベニバナボロギク
ボクボクとしてしっこらしっこら――ギシギシ・エゾノギシギシ
雑草でフレンチなエスプリを――スイバ・ヒメスイバ

――野いちごたち――
最高級の甘い香水――シロバナノヘビイチゴ・エゾノヘビイチゴ
路傍の果樹園――クサイチゴ・モミジイチゴ
風変わりな大人のイチゴ――ナワシロイチゴフユイチゴ


第3章 山中放浪記~身近な野山はさらに絶品。いやあ、食べ方も風変わりでしてね~ 157

山葵と浄瑠璃は泣いて誉めろ――プロローグ 158
あぁ、あこがれの「スミレのトロロ」――スミレの仲間
きわめてマズいワサビの味わい――ワサビ・ユリワサビ
うまい提灯、まずい風鈴――アマドコロ・ナルコユリホウチャクソウ
食卓のジジババ賛歌――ジイソブ・バアソブ
香味豊かな美食家ハーブ――ノダケ・シャク
山の鬼婆はホクホクと――オニユリ・ウバユリ
幻獣「淫羊」のものすごい霊験――イカリソウの仲間
山野のお宝「青い鐘」――ツリガネニンジン・ソバナ
あぁ、またも垂涎「ミズトロロ」――ウワバミソウ・アオミズ
華麗なる「コウモリの一族」――カニコウモリ・モミジガサ
「永遠の幸福」は他力本願――ミズヒキ・ギンミズヒキ・キンミズヒキ
山菜版「クサヤの干物」――オミナエシ・オトコエシ
水辺の珍味は「万葉の野菜」――ミズアオイ・コナギ

――珍味中の珍味――
潜って逃げるよ山の美味――カタクリ
解毒薬なのに食べると毒薬――オキナグサ
疫病悪鬼を追い払う珍味――オケラ
峻厳なる深山の「幻の味」――クロユリ 218


参考文献 [220]
索引 [221-222]