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『現金の呪いーー紙幣をいつ廃止するか?』(Kenneth S. Rogoff[著] 村井章子[訳] 日経BP 2017//2016)

原題:THE CURSE OF CASH (Princeton University Press)
著者:Kenneth S. Rogoff(1953-) マクロ経済学、金融論。チェス・プレイヤー(GM)。
訳者:村井 章子[むらい・あきこ] 翻訳。
訳者:齊藤 誠[さいとう・まこと] マクロ経済学、金融論、財政学。
装幀:水戸部 功[みとべ・いさお] 装幀。
NDC:337.1 貨幣.通貨


現金の呪いーー紙幣をいつ廃止するか?|日経の本 日経BP


【目次】
献辞 [001]
日本語版への序文 レスキャッシュ社会に向けて、まず一万円の廃止を(二〇一七年一月 ケネス・ロゴフ) [003-007]
はじめに [009-012]
目次 [013-018]


第1章 本書のテーマと構成


  第1部 現金の闇の部分

第2章 貨幣の歴史 初期の貨幣鋳造
中国における紙幣の誕生
フランクリンと紙幣
兌換紙幣から不換紙幣へ


第3章 増え続ける現金
増え続ける通貨流通高
現金の国外保有
米ドルの国外保有率の推定
ユーロの圏外保有率の推定


第4章 合法的な経済と現金
企業と銀行はどのくらいの現金を保有しているのか?
個人はどのくらいの現金を保有しているのか?
合法的な国内経済で現金はどう使われるのか?
小売業におけるPOSデータ


第5章 地下経済と現金
現金と脱税
犯罪行為
公衆衛生


第6章 通貨発行益(シニョリッジ)
シニョリッジはどれほどあるのか?
紙幣を廃止したら、シニョレッジはどの程度減るか?
現金を有利子国債で置き換えるコスト
シニョリッジの政治的・経済的重要性


第7章 紙幣の段階的廃止に向けての試案
1 紙幣の段階的廃止
2 金融サービスへのアクセス拡大
3 プライバシーの保護
4 リアルタイム決済と個人間取引
その他の問題
[コラム] 北欧諸国の先例
非常事態とセキュリティ

第1部の結論


  第2部 マイナス金利

第8章 ゼロ金利制約、量的緩和フォワード・ガイダンス
過去に経験したゼロ金利下限
ゼロ金利下限に関する先行研究
量的緩和
フォワード・ガイダンス


第9章 ゼロ金利制約下でほかに打つ手はあるか?
インフレ目標値を引き上げる
名目GDPをターゲットにする
硬直的なインフレ・ターゲティングを緩和する
裁量的な財政政策やドローン・マネーを活用する
消費税を活用する


第10章 紙幣廃止以外の方法でマイナス金利は可能か?
1 大幅な制度変更を伴わないマイナス金利の導入
2 ゲゼルのスタンプ紙幣
フビライ・ハン=アイスラー=ブイター=キンボール・モデル


第11章 マイナス金利政策は金融の安定を脅かすか?
金融の安定性に影響はないか?
技術的な問題は解決できるか?


第12章 信頼の裏切り、ルール・ベースの政策運営からの逸脱
マイナス金利政策は信頼の裏切りか?
マイナス金利政策はルール・ベースの金融政策からの逸脱か?
オズの魔法使いと貨幣の政治学

第2部の結論


  第3部 グローバルな視点、デジタル通貨

第13章 紙幣の廃止に国際協調は必要か?
外国の紙幣は代役になるのか?
アメリカもユーロ圏も国外の地下経済でシニョレッジを得ている
新興国では現金を廃止すべきか?
マイナス金利の導入に国際協調は必要か?


第14章 デジタル通貨、金
暗号通貨とプライバシー

第3部の結論


終わりに 


謝辞 [365-369]
付属資料 [370-380]
 1 ウォレスの仮説と物価水準の財政理論
 2 テイラー・ルール、信頼性、ゼロ金利制約
 3 中央銀行の独立性、インフレ・ターゲティング
解説 紙幣の哲学書を読んで(齊藤誠) [381-388]
  キャッシュの呪いとカインの永遠追放
  高額紙幣廃止と地下経済
  
  
参考文献 [389-411]
原注 [412-440]
索引 [441-448]