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『「その他の外国文学」の翻訳者』(白水社編集部[編] 白水社 2022)

編者:白水社編集部[はくすいしゃ・へんしゅうぶ]
取材・構成:西川 恭平[にしかわ・きょうへい] 
取材・構成:中沢 佑次[なかざわ・ゆうじ]
著者:鴨志田 聡子[かもしだ・さとこ] 社会言語学。翻訳(ヘブライ語)。 
著者:星 泉[ほし・いずみ] チベット語チベット文学。 
著者:丹羽 京子[にわ・きょうこ] 比較文学、近現代ベンガル文学。 
著者:吉田 栄人[よしだ・しげと] ラテンアメリカ民族学(ユカタン・マヤ社会の祭礼、伝統医療、言語、文学など)。 
著者:青木 順子[あおき・じゅんこ]  ノルウェー語の講師・通訳・翻訳など。「ノルウェー夢ネット」代表。 
著者:金子 奈美[かねこ・なみ] バスク文学、スペイン語現代文学。 
著者:福冨 渉[ふくとみ・しょう] タイ文学研究、翻訳(タイ語)。(株)ゲンロン所属。 
著者:木下 眞穂[きのした・まほ] 翻訳(ポルトガル語) 
著者:阿部 賢一[あべ・けんいち] 中東欧文学、比較文学
著者:斎藤 真理子[さいとう・まりこ] 韓国語翻訳、編集。
装丁:古屋 真樹[ふるや・まき] (志岐デザイン事務所).
備考: 「webふらんす」で2020年12月から2021年10月に連載された『「その他の外国文学」の翻訳者』を加筆修正のうえ、新たな原稿を加え、単行本としたもの。
備考:書名に含まれる括弧について。表紙では二重鍵括弧『 』を使用しているが、本書の奥付では鍵括弧「 」を使用している。弊ブログでは(出版・図書館の)慣例通り奥付の記載を優先した。


「その他の外国文学」の翻訳者 - 白水社


【目次】
「その他」の側から世界を見る(斎藤 真理子) [003-007]
目次 [008-009]


ヘブライ語 鴨志田聡子さん 011
  仕方なく始めたヘブライ語
  イスラエルで暮らすということ
  母語としてのヘブライ語
  憧れの翻訳の仕事
  長い翻訳作業を乗り越えるために
  最後まで難しかった韻
  登場人物はイスラエル社会を映す鏡
  文化のちがい、考え方のちがい
  本への愛着
  翻訳の参考になる本
  おすすめのイスラエルヘブライ語文学
  ヘブライ語を知るための本
  イスラエルを知るための本


チベット語 星泉さん 035
  チベット語の申し子?
  音の世界の住人
  エピソードとともに身につけたことばの感覚
  文法から文学へ
  ペマ・ツェテンさんとの出会い
  研究が翻訳の解像度を上げる
  物語で他者の体温を感じる
  翻訳の参考になる本
  おすすめのチベット文学
  チベット語チベット文化・社会の概要を知る本
  

ベンガル語 丹羽京子さん 057
  翻訳のない文学を読みたくて
  ベンガル語ベンガル文学を学ぶ
  身体からベンガル語に染まる
  翻訳は研究の副産物ではない
  違和感に気づくきっかけを与える工夫
  詩が大好きなベンガル人
  ベンガルの西と東
  ベンガル文学の魅力はこれから
  翻訳の参考になる本
  ベンガル文学、文化の概要を知る本


マヤ語 吉田栄人さん 081
  五百年前にさかのぼってマヤ語を学ぶ
  自分が学ぶためにつくった文法書
  日本語話者だから気づけたマヤ語の特徴
  マヤ文化を美化しないマヤ文学のために
  翻訳でマヤ文学を意味あるものに
  マヤ語とスペイン語の最小公倍数で訳文を創作する
  人称の語りの工夫
  読者の新しい読み方がメッセージになる
  翻訳の参考になる本
  おすすめのラテンアメリカ文学、マヤ文学
  ラテンアメリカ先住民の概要を知る本


ノルウェー語 青木順子さん 105
  パンフレットの誤植に導かれて
  学習者泣かせの多様性
  ひたすら作文練習
  ノルウェー伝道師の第一歩
  「この本は絶対に必要としているひとがいる」
  持ち込み企画の難しさ
  正しさとわかりやすさのバランス
  発信の場をつくる
  ことばはパスポート
  翻訳の参考になる本
  おすすめのノルウェー文学
  ノルウェーノルウェー語を知るために


バスク語 金子奈美さん 131
  スペイン人ではなくて、バスク人
  「自分のための本」がバスク語で書かれていた
  言語継承の鎖の連なり
  門前の翻訳修行
  日本語に訳されたことのない語と格闘する
  ことばは世界を見るフィルター
  蓄積のうえでの作品選びを
  翻訳の参考になる本
  おすすめのバスク文学
  バスク語バスク文化・社会の概要を知る本


タイ語 福冨渉さん 155
  タイ語との出会い
  「語劇」でタイ語に目覚める
  マイナーかつニッチなタイ文学
  はじめての翻訳作品
  異分野からのつながり
  「昼寝本」を目指して
  資料ではなく、作品として読まれるために
  タイでこそ生まれる文学
  百年後の「ひとり」に届くように
  翻訳の参考になる本
  おすすめのタイ文学
  タイやタイ語の概要を知る本


ポルトガル語 木下眞穂さん 181
  「ポルポル」まっしぐら
  思い出の『葡和新辞典』
  大使館の仕事で磨いた語学力
  『白の闇』で文学に目覚める
  英語で翻訳修行
  ポルトガルの作品でつかんだ大賞
  いまのポルトガルだからこそ見えるアフリカ文学
  体当たりの翻訳
  「ポルトガル」のラベルを乗り越える
  翻訳の参考になる本
  おすすめのポルトガル語文学
  ポルトガル語ポルトガル語圏の文化を理解する本


チェコ語 阿部賢一さん 207
  世界が動くのを感じた
  東欧革命後のチェコ
  フランス語という第三の視点
  「信じられないことが現実になった」
  翻訳のリズム感
  翻訳するものの空間感覚をつかむ
  翻訳は新しいもののほうがよくなければならない
  翻訳の参考になる本
  おすすめのチェコ文学
  チェコ語チェコ文化・社会の概要を知るための本


奥付 [229]