編者:白水社編集部[はくすいしゃ・へんしゅうぶ]
取材・構成:西川 恭平[にしかわ・きょうへい]
取材・構成:中沢 佑次[なかざわ・ゆうじ]
著者:鴨志田 聡子[かもしだ・さとこ] 社会言語学。翻訳(ヘブライ語)。
著者:星 泉[ほし・いずみ] チベット語、チベット文学。
著者:丹羽 京子[にわ・きょうこ] 比較文学、近現代ベンガル文学。
著者:吉田 栄人[よしだ・しげと] ラテンアメリカ民族学(ユカタン・マヤ社会の祭礼、伝統医療、言語、文学など)。
著者:青木 順子[あおき・じゅんこ] ノルウェー語の講師・通訳・翻訳など。「ノルウェー夢ネット」代表。
著者:金子 奈美[かねこ・なみ] バスク文学、スペイン語圏現代文学。
著者:福冨 渉[ふくとみ・しょう] タイ文学研究、翻訳(タイ語)。(株)ゲンロン所属。
著者:木下 眞穂[きのした・まほ] 翻訳(ポルトガル語)
著者:阿部 賢一[あべ・けんいち] 中東欧文学、比較文学。
著者:斎藤 真理子[さいとう・まりこ] 韓国語翻訳、編集。
装丁:古屋 真樹[ふるや・まき] (志岐デザイン事務所).
備考: 「webふらんす」で2020年12月から2021年10月に連載された『「その他の外国文学」の翻訳者』を加筆修正のうえ、新たな原稿を加え、単行本としたもの。
備考:書名に含まれる括弧について。表紙では二重鍵括弧『 』を使用しているが、本書の奥付では鍵括弧「 」を使用している。弊ブログでは(出版・図書館の)慣例通り奥付の記載を優先した。
【目次】
「その他」の側から世界を見る(斎藤 真理子) [003-007]
目次 [008-009]
ヘブライ語 鴨志田聡子さん 011
仕方なく始めたヘブライ語
イスラエルで暮らすということ
母語としてのヘブライ語
憧れの翻訳の仕事
長い翻訳作業を乗り越えるために
最後まで難しかった韻
登場人物はイスラエル社会を映す鏡
文化のちがい、考え方のちがい
本への愛着
翻訳の参考になる本
おすすめのイスラエルのヘブライ語文学
ヘブライ語を知るための本
イスラエルを知るための本
チベット語 星泉さん 035
チベット語の申し子?
音の世界の住人
エピソードとともに身につけたことばの感覚
文法から文学へ
ペマ・ツェテンさんとの出会い
研究が翻訳の解像度を上げる
物語で他者の体温を感じる
翻訳の参考になる本
おすすめのチベット文学
チベット語やチベット文化・社会の概要を知る本
ベンガル語 丹羽京子さん 057
翻訳のない文学を読みたくて
ベンガル語でベンガル文学を学ぶ
身体からベンガル語に染まる
翻訳は研究の副産物ではない
違和感に気づくきっかけを与える工夫
詩が大好きなベンガル人
ベンガルの西と東
ベンガル文学の魅力はこれから
翻訳の参考になる本
ベンガル文学、文化の概要を知る本
マヤ語 吉田栄人さん 081
五百年前にさかのぼってマヤ語を学ぶ
自分が学ぶためにつくった文法書
日本語話者だから気づけたマヤ語の特徴
マヤ文化を美化しないマヤ文学のために
翻訳でマヤ文学を意味あるものに
マヤ語とスペイン語の最小公倍数で訳文を創作する
人称の語りの工夫
読者の新しい読み方がメッセージになる
翻訳の参考になる本
おすすめのラテンアメリカ文学、マヤ文学
ラテンアメリカ先住民の概要を知る本
ノルウェー語 青木順子さん 105
パンフレットの誤植に導かれて
学習者泣かせの多様性
ひたすら作文練習
ノルウェー伝道師の第一歩
「この本は絶対に必要としているひとがいる」
持ち込み企画の難しさ
正しさとわかりやすさのバランス
発信の場をつくる
ことばはパスポート
翻訳の参考になる本
おすすめのノルウェー文学
ノルウェー、ノルウェー語を知るために
バスク語 金子奈美さん 131
スペイン人ではなくて、バスク人
「自分のための本」がバスク語で書かれていた
言語継承の鎖の連なり
門前の翻訳修行
日本語に訳されたことのない語と格闘する
ことばは世界を見るフィルター
蓄積のうえでの作品選びを
翻訳の参考になる本
おすすめのバスク文学
バスク語やバスク文化・社会の概要を知る本
タイ語 福冨渉さん 155
タイ語との出会い
「語劇」でタイ語に目覚める
マイナーかつニッチなタイ文学
はじめての翻訳作品
異分野からのつながり
「昼寝本」を目指して
資料ではなく、作品として読まれるために
タイでこそ生まれる文学
百年後の「ひとり」に届くように
翻訳の参考になる本
おすすめのタイ文学
タイやタイ語の概要を知る本
ポルトガル語 木下眞穂さん 181
「ポルポル」まっしぐら
思い出の『葡和新辞典』
大使館の仕事で磨いた語学力
『白の闇』で文学に目覚める
英語で翻訳修行
ポルトガルの作品でつかんだ大賞
いまのポルトガルだからこそ見えるアフリカ文学
体当たりの翻訳
「ポルトガル」のラベルを乗り越える
翻訳の参考になる本
おすすめのポルトガル語文学
ポルトガル語・ポルトガル語圏の文化を理解する本
チェコ語 阿部賢一さん 207
世界が動くのを感じた
東欧革命後のチェコで
フランス語という第三の視点
「信じられないことが現実になった」
翻訳のリズム感
翻訳するものの空間感覚をつかむ
翻訳は新しいもののほうがよくなければならない
翻訳の参考になる本
おすすめのチェコ文学
チェコ語やチェコ文化・社会の概要を知るための本
奥付 [229]