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『なぜヒトだけが言葉を話せるのか――コミュニケーションから探る言語の起源と進化』(Thomas C. Scott-Phillips[著] 畔上耕介ほか[訳] 東京大学出版会 2021//2015)

原題:Speaking Our Minds: Why human communication is different, and how language evolved to make it special (Palgrave Macmillan)
著者:Thomas C. Scott-Phillips
訳者:畔上 耕介
訳者:石塚 政行
訳者:田中 太一
訳者:中澤 恒子
訳者:西村 義樹
訳者:山泉 実
装画:柏原 由規
装丁:岩橋 香月[いわはし・かづき](1981-) designfolio
件名:言語--歴史
件名:コミュニケーション--歴史
NDC:802 言語史・事情.言語政策


なぜヒトだけが言葉を話せるのか - 東京大学出版会


【目次】
目次 [i-v]
凡例 [vi]
謝辞 [vii-ix]


序 001


第1章 コミュニケーションへの二つのアプローチ 009
 1-1 「いじる」ってどういう意味?
 1-2 コードモデル   
 1-3 意図の表出と認知  
 1-4 意図明示・推論モデル   
 1-5 自然コードと慣習コード   
 1-6 意味の二つの意味


第2章 コミュニケーションシステムの出現 061
 2-1 組み合わせ的コミュニケーション   
 2-2 信号と応答の機能的相互依存
 2-3 ニワトリが先か卵が先か  
 2-4 組み合わせ的コミュニケーションの成立し難さ 
 2-5 意図明示と推論――コミュニケーションへの第三の経路   
 2-6 組み合わせ的コミュニケーションの創出
 2-7 言語の起源における連続と断絶


第3章 認知とコミュニケーション 109
 3-1 語用論能力   
 3-2 会話の格率
 3-3 語用論の一つのパラダイム   
 3-4 再帰的読心能力と意図明示コミュニケーション――理論編
 3-5 再帰的読心能力と意図明示コミュニケーション――データ編
 3-6 協調とコミュニケーション


第4章 意図明示コミュニケーションの起源 161
 4-1 コミュニケーションと比較研究法   
 4-2 意図的コミュニケーションと意図明示コミュニケーションの違い
 4-3 大型類人猿のコミュニケーションは意図明示と推論を伴うか
 4-4 大型類人猿は自然コードでコミュニケーションするか
 4-5 ヒト以外の霊長類における読心能力
 4-6 社会脳   
 4-7 意図明示コミュニケーションの出現


第5章 個々の言語を組み立てる 207
 5-1 進化言語学   
 5-2 初期の意図明示コミュニケーション
 5-3 初めての象徴  
 5-4 語用論の観点から見た原型言語
 5-5 文法化について一言
 5-6 文化的牽引,そして個々の言語の自然さ
 5-7 言語進化におけるコミュニケーションの役割


第6章 進化的適応 255
 6-1 適応主義   
 6-2 言語能力と適応
 6-3 言語コミュニケーションと複雑な社会生活
 6-4 警戒と論証
 6-5 オオカミ少年を止めるには
 6-6 ヒトのコミュニケーションの進化的安定性
 6-7 言語は生物進化の大転換点か


エピローグ 大問題に答える 299


訳者あとがき(訳者を代表して 山泉 実) [303-308]
用語解説 [45-50]
参考文献 [15-44]
索引 [8-13]
索引 [2-7]
訳者略歴 [1]