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『心理療法家の人類学――こころの専門家はいかにして作られるか』(James Davies[著] 東畑開人[監訳] 中藤信哉,小原美樹[訳] 誠信書房 2018//2009)

原題:The Making of Psychotherapists: An Anthropological Analysis (Routledge)
著者:James Davies 文化人類学心理療法
監訳:東畑 開人[とうはた・かいと](1983-) 臨床心理士。臨床心理学(精神分析、医療人類学)。文筆業。
訳者:中藤 信哉[なかふじ・しんや](1985-) 臨床心理学、生涯発達心理学
訳者:小原 美樹[おはら・みき] 臨床心理士
装幀・装画:大倉 真一郎[おおくら・しんいちろう] 
件名:カウンセラー
件名:人類学
NDC:146.8 心理学 >> 臨床心理学.精神分析学 >> 心理療法.カウンセリング 
NDC:146.89 心理学 >> 臨床心理学.精神分析学 >> 心理療法.カウンセリング >> カウンセラー
NDLC:SB237


心理療法家の人類学 - 株式会社 誠信書房


【目次】
謝辞 [iii-iv]
目次 [v-viii]


イントロダクション 001
  専門職的社会化の人類学
  専門職的社会化の人類学的エスノグラフィー
  ピエール・ブルデューについて――彼の理論とはいかなるものか
  心理療法を研究するうえでのブルデュー理論の限界
  心理療法の訓練生に自己決定は可能か
  本書の意義
  精神分析的/力動的心理療法について
  本書の対象
  フィールドワークとその方法論
  名前の取り扱いについて 


第1章 精神分析心理療法の興隆と没落 030
  心理療法の普及
  英国における心理療法の誕生と普及
  第二次世界大戦後の拡大
  中心と周縁――心理療法の訓練の拡大
  系譜的構造
  精神分析インスティテュートについて――典型として
  UKCP vs BPC
  正統性を得るための通時的・共時的アピール
  系譜的構造の分節パターン
  力動学派に対する脅威
  精神医学による承認の撤回
  第1章の結論 


第2章 心理療法で起こること 063
  事前訓練セラピー
  心理療法における癒やしの人類学的研究
  心理療法の場で起こること
  治療の枠
  時間の境界
  空間の境界
  関係の境界
  治療関係における境界と逆転移
  心理療法の場は儀礼的か? 


第3章 心理療法的想像力――反転とアイロニー 100
  心理療法における三つのアイロニックな反転
  主体のアイロニー
  苦悩のアイロニー
  心理療法的想像力
  第3章および第3章のまとめ 


第4章 セミナーで起こること――精神分析的知識の伝達 123
  セミナー
  知の伝達
  テキスト――輪郭のある実体
  利益の共有
  セミナーにおける言語
  第4章のまとめ 


第5章 疑念のマネジメント 149
  疑念を扱う方略
  異議申し立ての事例
  事例その1
  事例その3
  事例その3
  各事例に共通するテーマ
  病理とみなされることへの異議
  第5章および第5章のまとめ 


第6章 スーパーヴィジョンで起こること 175
  病因の力動的理解の起源
  精神分析的な病因論の発展
  一般的な病因論
  アーリヤのケース――臨床セミナーにおける病因論
  アーリヤが心理療法を受け始めたのはなぜか
  スーパーヴィジョンその1
  スーパーヴィジョンその1での参加者のコメント
  短い考察
  スーパーヴィジョンその2
  セミナーでの議論
  短い考察
  スーパーヴィジョンその3
  セミナーでの議論
  短い考察と結論 


第7章 精神分析の病因論と訓練生の感じやすさ 209
  病因論の分類
  人類学的・民族医学的研究
  病因論の分類
  精神分析的な病因論
  診断と確信
  訓練の段階と感じやすさ
  評価される不安と恐怖
  心理療法のストレスから生じる従順さ
  習熟することの魅力と高揚感
  「直面化」の技術あるいは装置
  第6章および第7章のまとめ 


第8章 心理療法家の変容 248
  神話的世界
  倫理
  政治性
  共同体とアイデンティティ
  デュルケム、マルクス、そしてエヴァンズ=プリチャード
  精神分析共同体における同一化と分化
  ある心理療法家の人生
  個人的伝記
  マイケルの専門職としての軌跡を分析する
  変容とは何か
  変容のための条件
  心理療法の魅力とは何か
  社会学的理論の統合
  第8章のまとめ 


第9章 結論 298


原注 [307-334]
アンソロポロジー・オブ・XXX――監訳者あとがき [335-347]
  著者について
  本書の内容
  本書の意義
  翻訳のプロセス
邦訳文献 [349-351]([22-24])
文献 [352-369]([4-21])
索引 [370-372]([1-3])
著者紹介 [373]
訳者紹介 [374]




【抜き書き】
・抄訳。

原書には Appendix として、"The distinction between analytic and interpersonal or ‘object relations' therapy" "The genealogical structure"そして“Curricula of training institutes in the BCP"が収められているが、紙幅の都合により今回の翻訳にあたっては割愛した。