監修:尾崎 紀夫[おざき・のりお] 名古屋大学大学院特任教授、精神疾患病態解明学
監修:三村 將[みむら・まさる](1957-) 慶應義塾大学予防医療センター特任教授、精神、神経科学
編集:水野 雅文[みずの・まさふみ](1961-) 東京都立松沢病院院長、精神医学
編者:村井 俊哉[むらい・としや] 京都大学大学院教授、精神医学
編者:明智 龍男[あけち・たつお](1964-) 名古屋市立大学大学院教授、精神、認知、行動医学
著者:加藤 忠史[かとう・ただふみ] 順天堂大学主任教授、精神医学
著者:西村 勝治[にしむら・かつじ](1961-) 東京女子医科大学教授、精神医学
著者:高橋 英彦[たかはし・ひでひこ] 東京医科歯科大学大学院主任教授。精神行動医科学
著者:小坂 浩隆[こさか・ひろたか] 福井大学教授、精神医学
著者:中川 敦夫[なかがわ・あつお] 聖マリアンナ医科大学教授・神経精神科学
著者:岡田 元宏[おかだ・もとひろ](1964-) 三重大学大学院教授、精神神經科学
著者:三島 和夫[みしま・かずお] 秋田大学大学院教授・精神科学
著者:松尾 幸治[まつお・こうじ] 埼玉医科大学教授、精神医学
著者:髙木 学[たかぎ・まなぶ] 岡山大学学術研究院教授,精神神病態学
著者:池田 学[いけだ・まなぶ] 大阪大学大学院教授,精神医学
著者:松井 三枝[まつい・みえ] 金沢大学教授、臨床神経心理学。
著者:竹林 実[たけばやし・みのる] 熊本大学大学院教授、神経精神医学。
著者:渡邊 衡一郎[わたなべ・こういちろう] 杏林大学教授、精神神経科学
著者:高橋 祥友[たかはし・よしとも](1953-) 医療法人社団 奉悠会 内野クリニック、精神医学
著者:岡本 泰昌[おかもと・やすまさ] 広島大学大学院教授、精神神経医科学
著者:太刀川 弘和[たちかわ・ひろかず] 筑波大学教授、災害・地域精神医学
著者:五十嵐 禎人[いがらし・よしと] 千葉大学社会精神保健教育研究センター教授、司法精神保健学
著者:菱本 明豊[ひしもと・あきとよ] 神戸大学大学院教授 精神医学
著者:塩入 俊樹[しおいり・としき] 岐阜大学大学院授、精神医学
著者:松永 寿人[まつなが・ひさと] 兵庫医科大学主任教授、精神科神経科学
著者:國井 泰人[くにい・やすと] 東北大学災害科学國際研究所准教授 災害精神医学
著者:西園 マーハ 文[にしぞの・マーハ・あや] 明治学院大学教授 臨床精神医学、社会精神医学。
著者:松本 俊彦[まつもと・としひこ] 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所、薬物依存研究部部長
著者:林 直樹[はやし・なおき] 医療法人社団 三惠会
著者:熊﨑 博[くまさき・ひろし] 長輪大学入学院親授、精神神経科学
著者:山末 英典[やますえ・ひでのり] 浜松医科大学教授、扁神医学
装丁:(不明)
件名:精神医学
NDC:493.7 内科学 >> 神経科学.精神医学
NDLC:SC361
シリーズ:Standard Textbook
メモ:横書き、二段組み。
【目次】
監修・編者・著者一覧 [i]
奥付 [ii]
第9版序(編者) [iii-iv]
初版序(1986年6月 宮岸勉・十束支郎・柿本泰男) [v]
目次 [vii-xx]
総論
■一目でわかる本書の構成[総論] 002-003
第一章 精神医学とは[村井俊哉]
I 精神医学とは何か 006
〈A〉精神科は他の診療科とは異なるのか?
〈B〉精神医学は医学か
①人文学としての側面
②人生についての価値判断
③医学の問題と人生の問題
〈C〉精神医学は心理学か
①心理学の応用
②心理学で説明できない症状
③精神医学固有の知識
〈D〉精神医学は科学か
①精神医学は遅れた科学か
②心と脳の多層構造
③複雑さの前に謙虚であること
〈E〉結局,精神医学とは何か
II 正常と異常 012
〈A〉正常と異常の連続性
①連続体のなかでの「線引き」
②信頼性と妥当性
〈B〉価値規準
III 精神医学の方法論 014
〈A〉精神医学のサブスペシャルティ
①生物学的精神医学
②精神病理学
〈B〉方法論の複数性
①「説明」と「了解」
②複数の方法論の必要性
IV 精神医学の歴史 017
〈A〉精神医学史をおおづかみに
〈B〉精神疾患を医学の対象としてみること
〈C〉精神疾患分類のあいまいさ
〈D〉正常からの連続体――一元主義の時代
〈E〉精神薬理学の登場と「複数の精神疾患」
〈F〉DSMの登場
〈G〉トランスレーショナルリサーチ――今後
V 精神疾患の分類と診断 023
〈A 〉なぜ分類するのか
① 分類の不可避性
② 信頼性と妥当性
〈B〉精神疾患の分類
①操作的診断基準が登場する以前の分類
②新しい分類
③操作的診斷基準
④構造化面接と半構造化面接
〈C〉精神疾患の診断
①分類の短所と弊害
②臨床診斷
第2章 脳科学と精神医学[加藤忠史] 029
〈A〉概論
〈B〉精神疾患の生物学的理解へのアプローチ
〈C〉精神疾患の理解に必要なゲノム科学の基礎知識
①ゲノムの基礎知識
②精神疾患のゲノム研究
③ゲノム研究手法の進歩
④転移因子
⑤ミトコンドリアDNA
⑥エピジェネティクス
〈D〉精神疾患の理解に必要な脳科学の基礎知識 033
①脳という臓器
②神経細胞
③シナプス
④グリア細胞
⑤脳の進化と発達
1●初期発生
2●領域化
3●細胞分化
4●軸索の成長
5●樹状突起の発達とシナプス形成
6●神経回路網の再編
⑥可塑性[plasticity]
⑦神経細胞のもつ情報
〈E〉ヒトの脳の構造と機能 039
①概要
②大脳
③大脳基底核
④いわゆる大脳辺縁系
⑤視床と視床下部
⑥下垂体
⑦視床上部
⑧脳幹
⑨セロトニンとドパミンの役割
〈F〉今後の展望 046
参考文献 046
第3章 精神機能とその異常
Ⅰ 意識[西村勝治] 050
〈A〉意識の概念
〈B〉意識の異常
①単純な意識障害(意識混濁)
②複雑な意識障害(意識狭窄,意識変容)
《A》譫妄(狭義)
《B》もうろう状態
《C》アメンチア[amentia]
《D》夢幻状態
《E》通過症候群
③DSM-5以降におけるせん妄(広義)
Ⅱ 知覚 052
〈A〉知覚の概念
〈B〉知覚の異常
①知覚変容
②妄覚(感覚錯誤)
《A》錯覚
《B》幻覚
1●幻視
2●幻聴
3●幻嗅
4●幻味
5●体感幻覚,体感症
Ⅲ 記憶 053
〈A〉記憶の概念
〈B〉記憶の異常
①記銘障害
②追想障害
《A》記憶増進
《B》記憶減退
《C》健忘
《D》コルサコフ症候群
③再認障客
IV 見当識[orientation] 055
〈A〉見当識の概念
〈B〉見当識の異常
V 睡眠 055
〈A〉睡眠の概念
〈B〉睡眠の異常
①睡眠の量および質の異常
②睡眠のリズムの異常
VI 知能[高橋英彦] 056
〈A〉知能指数と知能検査
〈B〉知能の異常
①知的能力障害(知的発達症)
②認知症と仮性認知症
VII 言語 057
〈A〉言語の概念
〈B〉言語の異常
VIII 思考 057
〈A〉思考の概念
〈B〉思考の異常
①思路障害(思考過程の異常)
《A》器質性の障害でみられるもの
1●迂遠
2●保持
《B》統合失調症でみられるもの
1●思考途絶
2●連合弛緩
3●言語新作[neologism]
《C》気分症でみられるもの
1●観念奔逸
2●思考制止
②妄想(思考内容の異常)
《A》発生過程による分類
《B》妄想内容による分類
1●被害的内容
2●誇大的内容
3●微小的内容
③思考体験の異常
《A》思考の制御を困難だが,その体験が自分のものであるという自覚があるもの
1●強迫
2●恐怖(症)
3●支配観念
《B》思考の制御が困難で,その体験が自分のものであるという自覚もないもの
1●作為思考
2●思考吹入
3●思考奪取
4●思考伝播
IX 感情 059
〈A〉感情,気分,情動の概念
〈B〉不安,恐怖の概念
〈C〉感情の異常
①気分の異常
1●抑うつ気分
2●爽快気分
3●多幸症
②感情の興奮性の異常
《A》感情の興奮性の低下
1●感情鈍麻
2●情動麻痺
3●快楽喪失(アンヘドニア)
《B》感情の興奮性の亢進(易刺激性・焦燥)
③感情調節の異常(情動失禁)
④感情体験の異常〔離人(症)〕
⑤その他の感情の異常
1●恍惚
2●両価性
X 意志,欲動,行動,精神運動 061
〈A〉意志の概念
〈B〉意志の異常
①意志による統制の障害
②意志発動の障害
1●制止
2●昏迷
3●カタトニア症候群[catatonic symptoms]
a カタトニア性興奮
b カタトニア性昏迷
c カタレプシー,蝋屈症
d 反響動作,反響言語
e 常同性
f 拒絶症
g 無言(緘黙)
〈C〉欲動,行動,精神運動の概念
〈D〉欲動,行動,精神運動の異常
①欲動の量的障害
《A》欲動減退
《B》欲動亢進
②欲動の質的異常
③行動の異常
XI 自我意識 063
〈A〉自我意識の概念
〈B〉自我意識の異常
①離人(症)
②させられ(作為)体驗
③解離症状
XII 人格(パーソナリティ),性格 063
〈A〉人格,性格の概念
〈B〉人格,性格の異常
①パーソナリティ症(人格障害)
②人格変化
〈C〉病前性格
参考文献 064
第4章 精神発達[小坂浩隆]
I 総論 066
〈A〉発達
〈B〉発達の最近接領域
〈C〉発達における遺伝と環境
〈D〉ライフステージ,ライフイベントと精神疾患
Ⅱ 発達段階とその特徴 068
〈A〉発達理論
①愛着の発達(愛着理論)
②認知発達理論
③精神,性的発達(リビドー発達理論
④心理,社会的発達論
〈B〉乳幼児期
①乳児期(1項)
②幼児期前期(1歲半〜3歲頃)
③幼児期後期(3〜6歲頃)
〈C〉学童期(6〜10歲頃,小学生年代)
〈D〉思春期・青年期
①前青年期(10〜12歲頃,小学校高学年,学童期〜思春期への移行期)
②青年期前期(12〜15歲頃,中学生年代)
③青年期中期(15〜18歲頃,高校生年代)
④青年期後期(18〜24歲頃,大学生年代),後青年期(24〜30歲頃)
⑤思春期,青年期の発達課題
《A》不登校の問題
《B》インターネットの問題
《C》自殺の問題
〈E〉成人期(30〜65歲頃)
①成人期前期(30〜45歲頃)
②成人期中期(40〜55歳頃)
③成人期後期(50〜65歳頃)
〈F〉老年期(65歳頃以降)
参考文献 076
第5章 精神医学的診察と診断
I 面接法[中川敦夫] 078
〈A〉医療における面接
①医療の基本は面接である
②医療面接
③医療における面接のもつ3つの役割
〈B〉精神科における面接の特徴
①患者の主観的体験と観察が重視される
②患者を病気だけでなく一人の人間として総合的に理解する
③患者との関係の底流を理解する
〈C〉精神科面接における態度と技法
①最初の面接が大切
②言語/非言語コミュニケーション
③オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン
④患者の主訴を特定する
⑤主訴と主症状を整理する
⑥診断に必要な情報と患者のストーリーの理解に努める
⑦先入観をもたずに診断を行う
⑧診断は段階的に進める
⑨重要なことは聞きにくい話題も質問する
⑩面接は双方向的に進める
(11)今後の方針や見通しを示して終える
〈D〉面接記録の方法
①現病歴
②既往歷
③生活歴
④家族歴
⑤性格・パーソナリティ
⑥精神的現在症
《A》外見と態度・行動
《B》話し方
《C》身体的現在症
《D》見当識・記憶
《E》知覚
《F》思考
《G》感情・気分
《H》判断・病識
〈E〉初診時診断と今後の方針・ 見通し
①精神科で使用される3つの診断分類
②初診時診断をつける
③今後の方針と見通し
《A》何らかの治療的関与が必要か否か
《B》治療的関与が必要な場合,当面外来治療か入院治療か
《C》外来治療でよい場合は,治療場面・形式・頻度をどうするか
〈F〉精神科診断面接における9つの心得
Ⅱ 検査法 091
〈A〉脳波検査[岡田元宏] 091
① 精神科で脳波を学ぶ意義
②脳波のしくみと測定
《A》脳波とは何か
《B》脳波測定について
③脳波判読の手順
《A》背景脳波活動
《B》てんかん性突発破
《C》てんかん性突発波と鑑別すべき脳波波形
1●睡眠に関する脳波波形
2●非てんかん性突発波
3●若年性後頭部除波
《D》非突発性脳波異常
④研究ツールとしての脳波
〈B〉睡眠ポリグラフ検査[三島和夫] 098
①意義,適応
②各睡眠段階のポリグラフ
《A》覚醒段階
《B》睡眠段階1(N1)
《C》睡眠段階2(N2)
《D》睡眠段階3および段階4(N3)
《E》レム睡眠
《F》各睡眠段階の割合
③睡眠構造の特徴と睡眠変数
④睡眠時無呼吸症候群のポリグラフ
⑤レム睡眠行動障害のポリグラフ
⑥周期性四肢運動障害のポリグラフ
⑦反復睡眠潜時検査[MSLT]および覚醒維持検査[MWT]
〈C〉神経画像検査[松尾幸治] 103
①意義
②神経画像検査の有用性
③神経画像検査の特徴
④時間分解能と空間分解能
⑤形態的神経画像検査
《A》コンピュータ断層撮影
1●原理
2●画像の種類
a 単純CT
b 造影CT
《B》磁気共鳴断層撮影
1●原理
2●画像の種類
a 強調画像(TR 200〜600ミリ秒,TE 10〜30ミリ秒)
b 強調画像(TR 1800〜3000ミリ秒,TE 80〜120ミリ秒)
c プロトン密度強調画像
d FLAIR(Fluid-Attenuated Inversion Recovery)
e 拡散強調画像(DWI)
f MRA(MR angiography)
g 強調画像
h MRS(MR spectroscopy)
i VSRAD(Voxel-Based Specific Regional analysis System for Alzheimer's Disease)
j 機能的MRI(fMRI)
3●適応
4●安全性
a 人体への影響
b 禁忌
⑥機能的神経画像検査 109
《A》核医学検査
1●シングルフォトン・エミッション・コンピュータ断層撮像
a 原理
b 放射性薬品・適応
(1)
(2) eZIS(easy Z-score imaging system)・iSSP(interface of Stereotactic Surface Projections)
2●ポジトロン断層撮影(陽電子放射断層撮影)
a 原理
b
c アミロイドPET
3●光トポグラフィ
a 原理
(1) 利点
(2) 問題点
b 適応
c 抑うつ症状の鑑別診断の補助検査
〈D〉髄液・血液・尿検査[高木学] 113
①意義
②髄液検査
《A》腰椎穿刺法〔ようついせんしほう〕
《B》検査項目
1●髄液圧
2●外観
3●血球数
4●蛋白質
5●糖
《C》各論
1●認知症
a Alzheimer病
b プリオン病
c 神経梅毒
d HIV脳症(AIDS脳症)
e 正常圧水頭症
2●脳炎
a ウイルス性脳炎
b 自己免疫性脳炎
3●ナルコレプシー
③血液検査
《A》内分泌疾患
1●甲状腺ホルモン
2●副甲状腺ホルモン(PTH)
3●副腎質ホルモン
4●性ホルモン
5●副腎髄質ホルモン
《B》代謝障害
1●銅
2●アンモニア
3●電解質異常
4●ビタミン欠乏症
《C》膠原病
1●神経精神ループス(NPSLE)
2●神経ベーチェット病
3●ANCA関連血管炎
4●シェーグレン症候群
《D》深部静脈血栓症
《E》悪性症候群
《F》薬剤による副作用,中毒
1●クロザピン
2●気分調節薬,抗てんかん薬
《G》分子遺伝学
④尿検査
《A》薬物中毒検出用キット(シグニファイ)
《B》糖尿病性ケトアシドーシス
《C》尿崩症
〈E〉神経心理検査[池田学] 119
①意義
②記憶
《A》ベッドサイドでの記憶検査
《B》検査法
③前頭葉検査
《A》ベッドサイドでの前頭葉検査(FAB)
《B》保持の検査
《C》Fluency Test
《D》ウィスコンシンカードソーティングテスト(WCST)
《E》Modified Stroop Test
《F》Trail Making Test(TMT)
《G》BADS 遂行機能障害症候群の行動評価
④失語
《A》ベッドサイドでの失語型診断
《B》標準失語症検査
《C》WAB失語症検査
⑤失行
《A》口部顔面失行
《B》肢節運動失行
《C》観念運動失行
《D》観念失行
《E》着衣失行
《F》構成失行
《G》標準高次動作性検査(SPTA)
⑥失認
《A》視覚失認
1●物体失認
2●相貌失認
《B》聴覚失認
《C》触覚失認
《D》その他
1●純粋失読
2●半側空間〔はんそくくうかん〕無視
3●バリント症候群
a 精神性注視麻痺
b 視覚性運動失調
c 視覚性注意障害
⑦認知症
《A》スクリーニング検査
《B》重症度評価尺度
《C》精神症状評価尺度
〈F〉心理検査[松井三枝] 129
①心理的アセスメント
《A》心理検査の概要
《B》心理検査の種類
②知能検査および発達検査
《A》Binet〔びねえ〕式知能検査
《B》Wechsler〔うぇくすらあ〕式知能検査
《C》その他の知能検査および発達検査
③人格(パーソナリティ)検査
《A》質問紙法
1●ミネソタ多面人格目録(MMPI)
2●矢田部―Guilford性格検査
3●その他の質問紙法
《B》投影法
1●Rorschach〔ろうるしゃっは〕テスト
2●絵画主題統覚検査(TAT)
3●文章完成法テスト
4●絵画欲求不満テスト
5●描画テスト
④その他の心理検査
⑤精神症状のアセスメント
《A》全般的な精神症状診断用アセスメント
《B》疾患特異的な精神症状のアセスメント
⑥心理検査の実際の実施に関して
参考文献 143
面接法/検査法
第6章 精神科治療学
I 身体療法[竹林実] 146
〈A〉身体療法とは
〈B〉歴史的身体療法
①マラリア発熱療法
②インスリンショック療法
③ロボトミー[Lobotomy]
〈C〉ニューロモデュレーション治療
①修正型電気けいれん療法(ECT)
1●適応
2●有効性
3●禁忌とリスク
4●有害事象
5●同意と説明
6●施行の要点
7●ECTコース中およびコース後の薬物療法・維持ECT
②反復経頭蓋刺激療法(rTMS)
1●適応および方法
2●長所・有効性
3●有害事象
4●問題点
③迷走神経刺激療法(VNS)
1●適応
2●方法
④脳深部刺激法(DBS)
1●方法
II 薬物療法[渡邉衡一郎] 150
〈A〉薬物療法の意義
《A》精神科治療における薬物療法の立ち位置
《B》薬物療法は対処療法である
《C》症状改善だけでなく再発予防にも有効
《D》当事者の身になって処方することの重要性
《E》シンプルな処方を心がける
〈B〉歴史
①抗精神病薬
②抗うつ薬
③気分安定薬
④抗不安薬
⑤睡眠薬
⑥現在と将来
〈C〉向精神薬の分類
〈D〉抗精神病薬
①種類と特徴
《A》第1世代抗精神病薬
1●フェノチアジン系
2●ブチロフェノン系
3●ベンザミド系
《B》第2世代抗精神病薬
1●セロトニン・ドパミン遮断薬(SDA)
2●多元受容体作用抗精神病薬(MARTA)あるいはクロザピン様薬
3●ドパミン受容体部分作動薬(DPA)
②適応疾患,適応症状
1●統合失調症
2●双極症
3●難治性うつ病
4●認知症の行動・心理症状(BPSD[Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia])
5●難治性の不眠
6●せん妄
7●興奮,不穏,衝動性
8●児童・思春期領域
9●神経疾患
③薬理作用
《A》ドパミンとその神経回路
《B》グルタミン酸とその神経回路
④副作用
1●錐体外路症状
2●高プロラクチン血症
3●体重増加,血糖上昇,脂質異常症
4●抗コリン作用
5●悪性症候群
〈E〉抗うつ薬
①種類と特徴
1●三環系抗うつ薬(TCA)
2●四環系抗うつ薬
3●選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)
4●セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)
5●ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬(NaSSA)
6●セロトニン再取り込み/セロトニン受容体モジュレーター(S-RIM)
7●その他の抗うつ薬
②適応疾患,適応症状
1●うつ病
2●双極症
3●パニック症や強迫症,社交不安症,PTSDなど
4●さまざまな疼痛
5●不眠
6●せん妄
7●摂食症
8●ナルコレプシー
9●夜尿症
③薬理作用
《A》モノアミン仮説
1●トランスポーター阻害
2●アドレナリン受容体遮断仮説
《B》視床下部-下垂体-副腎皮質(HPA)系仮説
④副作用
1●抗コリン作用,抗作用
2●躁転
3●胃腸症状
4●中断症候群
5●性機能不全
6●アクチベーション症候群
7●心電図上QT延長
8●出血
9●セロトニン症候群
〈F〉気分安定薬
①種類と特徴
②適応疾患,適応症状
1●双極症に対して
2●うつ病の難治例に対して
3●衝動,興奮例に対して
4●片頭痛の予防
5●三叉神経症
③薬理作用
1●炭酸リチウム
2●バルプロ酸
3●カルバマゼピン
4●ラモトリギン
④副作用
《A》炭酸リチウム
1●中毒域でない血中濃度における副作用
2●リチウム中毒
《B》バルプロ酸
《C》カルバマゼピン
《D》ラモトリギン
〈G〉ADHD治療薬 163
①種類と特徴
1●精神刺激薬
2●非精神刺激薬
②適応疾患,適応症状
1●注意欠如多動症(ADHD)
2●ナルコレプシーや過眠症
③薬理作用
1●ドパミン・ノルアドレナリントランスポーターの阻害
2●小胞モノアミントランスポータータイプ2(VMAT2)の阻害
3●ノルアドレナリントランスポーターの阻害
4●アドレナリン受容体への作動
④副作用
〈H〉抗不安楽
①種類と特徴
1●ベンゾジアゼピン受容体作動薬
2●セロトニン受容体部分作動薬
②適応疾患,適応症状
1●さまざまな不安症
2●入眠・鎮静
3●緊張型頭痛や肩こり
4●アルコールの離脱予防
5●けいれんの発作抑制
③薬理作用
1●ベンゾジアゼピン受容体作動薬
2●セロトニン受容体部分作動薬
④抗不安薬の投与法
⑤副作用
1●耐性
2●依存
3●筋弛緩,ふらつき,転倒
4●健忘
5●呼吸抑制
〈I〉睡眠薬 166
①種類と特徴
1●ベンゾジアゼピン受容体作動薬
2●メラトニン受容体作動薬
3●オレキシン受容体拮抗薬
②適応疾患,適応症状
1●不眠
2●鎮静・催眠を目的に
3●睡眠相のずれ
4●せん妄の予防
③薬理作用
④副作用
1●睡眠時遊行症
2●反跳性不眠
3●持ち越し効果
〈J〉抗てんかん薬
①種類と特徴
②適応疾患,適応症状
1●全般性発作
2●部分発作
③薬理作用
1●ナトリウムイオンやカルシウムイオンの流入抑制
2●GABAの刺激
3●その他のメカニズム
④副作用
〈K〉抗認知症薬
①種類と特徴
1●コリンエステラーゼ阻害薬
2●メマンチン
3●Alzheimer病治療薬
②適応疾患,適応症状
③薬理作用
1●アセチルコリンエステラーゼの阻害
2●N-メチル-D-アスパラギン酸(NMDA)型グルタミン酸受容体拮抗薬
3●アミロイドβ除去作用
④副作用
III 精神療法[岡本泰昌] 169
〈A〉総論
①定義
②適用
③効果が実証された精神療法
④形態に基づいた精神療法の分類
⑤作業機序に基づいた精神療法の分類
《A》洞察的精神療法
《B》指示的精神療法
《C》体験的精神療法
⑥精神療法の非特異的要因
⑦精神療法のYモデル
⑧精神療法の有害事象(副作用)
〈B〉各論
①支持的精神療法
②力動的精神療法
③認知行動療法/認知療法/行動療法
《A》行動療法(第1世代)
《B》認知療法/認知行動療法(第2世代)
《C》第3世代の認知行動療法
《D》代表的な認知行動療法の技法
1●系統的脱感作法
2●暴露反応妨害法
3●モデリング法
4●問題解決技法
5●行動活性化技法
6●認知再構成法
7●マインドフルネス
8●その他の認知行動療法
④その他の精神療法
《A》動機づけ面接法
《B》心理教育
《C》バイオフィードバック療法
《D》自律訓練法
《E》催眠療法
《F》社会生活技能訓練
《G》対人関係療法
《H》来談者中心療法
《I》芸術療法
《J》遊戯療法
《K》森田療法
《L》内観療法
《M》家族療法/夫婦療法
《N》集団精神療法(集団療法)
参考文献 183
第7章 コンサルテーション・リエゾン精神医学[明智能男]
〈A〉概念 186
①コンサルテーション・リエゾン精神医学とは
②コンサルテーション・リエゾン精神医学の歴史
〈B〉対象とする疾患 186
①せん妥
《A》せん妄の病態
《B》せん妄の症状
《C》せん妄の治療
②薬剤性精神疾患
③器質性精神疾患
④うつ
⑤適応反応症
⑥精神疾患を有する患者の身体合併症のマネジメント
⑦臓器移植精神医学
⑧その他
〈C〉身体疾患患者とのコミュニケーション,ベッドサイドマナー 190
〈D〉緩和ケアとサイコオンコロジー(精神腫瘍学) 192
①概念
②がん患者の精神症状とその評価
《A》頻度の高い精神症状
《B》がん患者の精神症状の評価の実際――どのように評価するか?
1●不安,抑うつとは
2●不安,抑うつの評価の実際
3●がん患者の希死念慮,自殺
4●死にゆく患者の心理
5●終末期医療における目標――望ましい最期
参考文献 196
第8章 精神医療と社会
I 精神保健[水野雅文] 198
〈A〉概念
〈B〉生活の場と精神保健
①家族精神保健
《A》妊娠時の出産への不安
《B》生後の育児不安
《C》反応性アタッチメント症
《D》分離体験
《E》家庭内暴力(ドメスティック・バイオレンス,DV)
《F》被虐待児症候群(児童虐待)
《G》夫婦関係に伴う精神保健的問題
《H》高齢者虐待
②学校精神保健
《A》不登校
《B》ひきこもり
《C》いじめ
《D》非行
③産業精神保健
《A》種々の精神疾患
《B》ストレスチェックの義務化
《C》長時間労働
〈C〉社会現象にみる精神保健的問題
①自殺
②犯罪
③アルコール・薬物乱用
④予防精神保健
II 地域精神医療 206
〈A〉地域精神医療の歴史,概念
① 欧米における脱施設化の動き
② 日本
《A》精神医療の動向
《B》入院治療に関する統計と今後の動き
1●現在の精神科病床数
2●入院患者の疾患別割合
3●平均在院日数と入院長期化の問題
〈B〉地域における精神科サービス
①医療サービス
《A》精神科診療所(精神科クリニック)
《B》精神科病院
《C》精神科救急病棟
1●精神科救急医療システム
2●精神科救急で対応する代表的兆候
a 急性精神症状態
b せん妄と認知症
c アルコール・薬物による障害
d 自殺企図と自傷行為
e 不安
f けいれん
《D》精神科デイケアなど
②保健サービス(保健システム)
《A》精神保健福祉センター
《B》保健所,市町村保健センター
③障害福祉サービス
《A》障害者自立支援法の成立と障害者総合支援法への改正
1●訪問系サービス(精神障害者)
a 居宅介護
b 行動支援
c 行動障害を有する者に対する重度訪問介護(移動介護も含む)
d 短期入所
e 自立生活援助
2●日中活動系サービス
a 自立訓練
b 就労移行支援
c 就労継続支援
(1) 就労継続支援A型
(2) 就労継続支援B型
d 就労定着支援
3●居住系サービス
a 施設入所支援
b 共同生活援助(グループホーム)
4●その他のサービス
a 自立支援医療(精神通院医療)
《B》生活支援の制度や施設
1●地域活動支援センター
2●相談支援事業所
a 計画相談支援事業
b 地域相談支援事業
(1) 地域移行支援
(2) 地域定着支援
c 基幹相談支援事業
3●成年後見制度
《C》障害者雇用促進法と就労支援プログラム
1●職親〔しょくおや〕・社会適応訓練事業
《D》介護保険制度
1●介護支援専門員(ケアマネジャー)
2●介護保険サービス利用開始時期
3●介護保険利用による施設
〈C〉精神科リハビリテーション
①「精神障害者にも対応した地域包括ケアシステム」の考え方
②その他のリハビリテーション技法
《A》生活療法
1●生活指導
2●レクリエーション療法
3●作業療法
《B》社会生活技能訓練(Social Skills Training)
《C》家族心理教育
1●基本にある 考え方方
2●対象疾患
3●形式
4●内容
《D》リハビリテーションに適した薬物療法
《E》ストレスマネジメント
《F》認知機能訓練
《G》就労支援
《H》セルフヘルプ運動
III 災害精神医学[太刀川弘和] 225
〈A〉災害精神医療,災害精神医学とは
〈B〉日本の災害精神医療の歴史
〈C〉被災地域のメンタルヘルス問題
①被災地域に生じる集団・個人の心理反応
《A》超急性期/茫然自失期(発災後数日)
《B》急性期/ハネムーン期(数日〜数週間)
《C》中期/幻滅期(一カ月〜数カ月)
《D》長期/再建期(数カ月以降)
②災害で生じるストレスの諸相
《A》トラウマ的体験
《B》死別,喪失体験
《C》社会・生活ストレス
③災害後に生じやすい精神疾患,メンタルヘルス問題
〈D〉災害時の精神医療活動
①こころのケアと精神保健・心理社会的支援
②災害時の精神保健医療福祉活動[MHPSS]
《A》精神科病院への支援(主に超急性期)
《B》地域住民の精神科医療の確保(主に急性期)
《C》被災地の精神保健福祉活動(主に中長期)
③心理的応急処置(Psychological First Aid)
④災害派遣精神医療チーム(DPAT)
〈E〉災害支援者のメンタルヘルス
①支援者のストレス要因
《A》支援業務の長期化による疲労
《B》使命感と現実の制約との間でのモラルの葛藤
《C》住民との感情的な接触
《D》惨事ストレス
《E》支援者自身が被災者でもある
②支援者の支援
〈F〉災害精神医学の課題と備え
IV 精神保健福祉法[五十嵐禎人]
〈A〉精神保健福祉法 231
①歴史的変遷
②法の目的と国民の義務
③精神保健指定医
④入院形態
《A》任意入院
《B》措置入院・緊急措置入院
《C》医療保護入院
《D》応急入院
《E》移送制度による入院
⑤人権擁護のためのしくみ
《A》精神医療審査会
《B》入院時の告知
《C》入院患者の処遇
《D》精神科病院における虐待防止対策
⑥社会復帰を促進するための制度
《A》精神障害者保健福祉手帳
〈B〉その他の関連法規
《A》障害者基本法
《B》障害者総合支援法
《C》精神保健福祉士法
《D》公認心理師法
《E》欠格条項
V 司法精神医学 237
〈A〉司法精神医学とは
〈B〉刑事事件と精神疾患患者
①刑法における犯罪
②責任能力の判定基準
③わが国における心神喪失者などの現況
④可知論と不可知論
⑤各種精神疾患と責任能力
⑥医療観察法
《A》医療観察法の対象者
《B》手続き
〈C〉成年後見制度
① 法定後見制度
② 任意後見制度
③ 成年後見制度における鑑定書・診断書
参考文献 244
各論
■一目でわかる本書の構成[各論] 246-249
第9章 発達障害(神経発達症群)およびその他の児童期の精神疾患[小坂浩隆] 251
I 児童期の診察の留意点
〈A〉面接
〈B〉診立て
〈C〉治療の流れ
II 発達障害 252
〈A〉知的発達症(知的能力障害)
①概念・歴史
②疫学
③臨床症状経過・予後
④分類検査・診断
⑤病因・病態
1●特発的要因
2●病理的要因
3●心理社会的要因
⑥対応・治療
1●新生児マススクリーニング
2●乳幼児健康診査(健診)
3●療育
4●特別支援教育
〈B〉コミュニケーション症群
①概念・歴史
②分類・検査・診断
《A》言語症
《B》語音症児童期発症流暢症(吃音)
《C》社会的(語用論的)コミュニケーション症
③治療
〈C〉自閉スペクトラム症
①概念・歴史
②疫学
③臨床症状
《A》社会的コミュニケーションおよび対人的相互反応の障害
《B》行動,興味,活動の限局した常同的で反復的な様式
④分類・検査・診断
⑤経過・予後
⑥対応・治療
1●療育
2●環境調整
3●薬物療法
⑦病因・病態
《A》病因
1●遺伝要因
2●環境要因
《B》障害仮説
1●心の理論[theory of mind]障害仮説,極端男性脳理論[Extreme male brain theory of autism]
2●実行機能障害仮説
3●弱い中枢性統合[weak central coherence]仮説
〈D〉注意欠如多動症(ADHD)
①概念・歴史
②疫学
③臨床症状
1●不注意
2●多動-衝動性
④分類・検査・診断
⑤経過・予後
⑥治療
《A》環境調整と周囲の理解
《B》薬物療法
⑦病因・病態
〈E〉限局性学習症(SLD)
①概念
②疫学
③臨床症状・分類・検査・診断
1●読字障害(ディスレキシア)
2●書字表出障害
3●算数障害
④対応・治療
〈F〉発達性協調運動症(DCD)
①概念・歷史
②臨床症状
③検査・診断
④対応・治療
〈G〉常同運動症
〈H〉チック症群
①概念
②疫学
③臨床症状
④分類・検査・診断
1●暫定的チック症
2●持続性(慢性)運動又は音声チック症
3●Tourette症
⑤経過・対応・治療
III その他の児童期の精神疾患 266
〈A〉素行症および反抗挑発症
①素行症(CD)
②反抗挑発症(ODD)
〈B〉被虐待症候群
〈C〉分離不安症
〈D〉場面緘黙〔かんもく〕
〈E〉排泄症群
《A》遺尿症
《B》遺糞症
〈F〉ゲーム症/ゲーム障害
〈G〉強度行動障害
参考文献 270
第10章 統合失調症[菱本明豊]
〈A〉概念
〈B〉歴史
〈C〉疫学
〈D〉病前性格
〈E〉病因・病態
①遺伝的要因
《A》家族研究および双生児研究
《B》養子研究
《C》遺伝様式
《D》脆弱性遺伝子
②環境的要因
《A》産科合併症
《B》母体のウイルス感染
《C》その他
③脳構造の変化
《A》脳構造画像
《B》死後脳
④脳機能画像研究
⑤神経化学的変化
《A》ドパミン
《B》グルタミン酸とアミノ酪酸(GABA)
⑥神経生理学的変化
《A》プレパルスインヒビジョン[PPI]
《B》アンチサッケード
《C》事象関連電位
⑦家族内要因/心理社会的要因(精神分析/家族力動)
⑧病因・病態優説
《A》神経発達障害仮説
《B》脆弱性―ストレスモデル
〈F〉症状
①発症の過程と前期症状
②急性期(活動期)の症状
《A》幻覚
《B》妄想
《C》自我障害
《D》思考過程・会話の障害
《E》意欲・行動の障害
《F》感情の障害
《G》両価性
《H》自閉
《I》疎通性の障害
《J》病識の障害
③慢性期の症状
④認知機能障害
〈G〉診断・分類
①統合失調症の診断の進め方
②操作的診断基準による診断
《A》DSM-5-TRによる診断
《B》ICD-10による診断
③病型分類
1●妄想型
2●破瓜〔はか〕型
3●緊張型
4●単純型
5●その他
〈H〉鑑別診断
《A》器質性精神疾患
《B》精神作用物質による障害
《C》うつ病,双極症
《D》パーソナリティ症
〈I〉経過・予後
①臨床経過
②長期予後
③予後に影響する要因
④再発に関連する要因
⑤ リカバリー
〈J〉治療
①薬物療法
②電気けいれん療法(ECT)
③心理社会的療法/リハビリテーション
《A》精神療法
《B》心理教育
《C》社会生活技能訓練
《D》作業療法
《E》その他
④病期ごとの治療方針
《A》急性期の治療
《B》回復期(安定化期)の治療
《C》安定期(維持期)の治療
⑤早期介入・早期支援
〈K〉近縁の疾患
《A》妄想症
《B》急性一過性精神症
《C》統合失調感情症
《D》感応性妄想性障害
参考文献 295
第11章 うつ病[尾崎紀夫] 297
〈A〉概念の歴史的変遷 298
①内因性精神疾患としての躁うつ病(うつ病を含む)
②内因性うつ病の病前性格:メランコリー親和型性格
③現在の操作的診断基準におけるうつ病
〈B〉疫学 300
①頻度(有病率)
1●頻度の年齢による差
2●頻度の性差
②他の精神疾患あるいはパーソナリティ症との合併
③身体疾患との合併
1●心筋梗塞に合併するうつ病
2●妊産婦に生じるうつ病
④発症リスク因子
《A》遺伝的要素
《B》心理社会的要素
〈C〉診断 302
①抑うつエピソード:うつ病相
《A》抑うつエピソードの基本症状
(1) 抑うつ気分
(2) 興味関心や喜びの消失
《B》基本以外の症状
(3) 体重あるいは食欲の変化
(4) 睡眠の変化
(5) 精神運動性の興奮もしくは抑制
(6) 疲労感または気力の減退
(7) 無価値感あるいは自責感
(8) 思考力や集中力の限界あるいは決断 困難
(9) 自殺念慮,自殺企図
(10) その他の症状
②日内変動
③うつ病相に伴う妄想
④児童思春期のうつ病を診断する際の留意点
〈D〉診断分類 306
①うつ病
②持続性抑うつ症(気分変調症)
③他の医学的状態による,あるいは物質・医薬品誘発性抑うつ症
《A》身体疾患による抑うつ症
《B》物質・医薬品誘発性抑うつ症
④うつ病の診断手順
⑤うつ病に関連する臨床的特徴を特定する用語
《A》不安定の苦痛を伴う
《B》精神症性の特徴を伴う
《C》周産期発症を伴う
《D》メランコリアの特徴を伴う
《E》非定型の特徴を伴う
《F》カタトニアを伴う
《G》季節性のパターン
《H》DSM-5とICD-10/11との相違点
⑥DSM-5とICD-10/11との相違点
⑦他の精神疾患との鑑別診断
〈E〉経過・予後
〈F〉自殺リスク
〈G〉治療
①治療場面の選択
②治療の原則
③治療の各段階における配慮
《A》急性期―治療導入期の配慮
1●患者―治療者関係の構築
2●診断確定後の治療導入時での配慮
3●他の診療科から精神科に紹介する場合
4●治療導入時の心理教育的配慮
(1) 「うつ病」という診断を伝える
(2) 「うつ病とは何か」を伝える
(3) 「うつ病の治療はどのように行うか」を伝える
(4) 「極端な捉え方」に基づく「療養中の大決断」特に「自殺行為」をしないことを約束する
(5) 患者の周囲に,うつ病の急性期は「はげまし」と「気晴らしの誘い」が逆効果になることを理解してもらう
5●薬物療法
6●電気けいれん療法
7●高照度光療法
《B》回復期・維持期治療
1●薬物療法
2●精神療法
a 認知行動療法
b 対人関係療法
c 合併疾患による精神療法の適応
d 運動療法
《C》高齢期のうつ病の治療
《D》自動思春期のうつ病の治療
《E》うつ病に伴う睡眠障害の治療
〈H〉病因・病態
①視床下部下垂体-副腎皮質(HPA)系仮説
②モノアミン仮説
③神経細胞新生仮説
④ 神経免疫・炎症仮説
参考文献 320
第12章 双極症[尾崎紀夫]
〈A〉概念の歴史的変遷
〈B〉疫学
①頻度(有病率)
1●年齢による頻度の差
2●頻度の性差
②精神疾患あるいはパーソナリティ症との合併
③身体疾患との合併
④発症リスク因子遺伝的要素
〈C〉診断
①躁エピソード:躁病相
(1) 過度の自尊心あるいは誇大的思考
(2) 睡眠に対する欲求が減る
(3) 普段より多弁で,話したい気持ちが強い
(4) 考えが次々浮かぶ
(5) 注意転導性
(6) 目標指向性のある行動が高まる,あるいは精神運動性の興奮
(7) 困った結果を引き起こす可能性が高いにもかかわらず,自らの楽しみに熱中する
②軽躁エピソード:軽躁病相
〈D〉診断分類
①双極I型
②双極II型
③気分循環症
④他の医学的状態による,あるいは物質・医薬品誘性極症
⑤双極症の診断手順
《A》うつ病との鑑別
《B》統合失調症との鑑別
⑥双極症に関連する臨床的特徴を特定する用語
《A》混合状態
《B》急速交代型
⑦DSM-5-TRとICD-10/11の相違点
〈E〉経過・予後
①プレコンセプションケア
〈F〉自殺リスク
〈G〉治療
①治療場面の選択
②治療の原則
《A》各病相ではなく経過を重視した治療(心理教育の重要性)
《B》患者に対する説明のポイント
③各病の藥物療法
《A》躁病相
《B》うつ病相
《C》維持療法
〈H〉病因・病態
参考文献 332
第13章 不安症・解離症・身体症状症[進入俊樹]
I 概念・歴史・分類 334
①定義
②「神経症」の始まり
③日本の従来診断
④「神経症」の廃止と再編
《A》DSM-IIIによる新しい診断分類
《B》DSM-IIIからDSM-5への変更点
II 不安症群 336
〈A〉限局性恐怖症(SP)
①疫学
②臨床症状
③検査・診断
④経過・予後
⑤治療
⑥病因・病態
〈B〉社交不安症(SAD)
①疫学
②臨床症状
③検査・診断
④経過・予後
⑤治療
⑥病因・病態
〈C〉パニック発作(PA)
①疫学
②臨床症状
③検査・診断
④経過・予後
⑤治療
⑥病因・病態
〈D〉パニック症(PD)
①疫学
②臨床症状
③検査・診断
④経過・予後
⑤治療
⑥病因・病態
1●最初のパニック発作のメカニズム
2●繰り返すパニック発作のメカニズム
3●回避行動のメカニズム
〈E〉広場恐怖症(AG)
①疫学
②臨床症状
③検査・診断
④経過・予後
⑤治療
⑥病因・病態
〈F〉全般不安症(GAD)
①疫学
②臨床症状
③検査・診断
④経過・予後
⑤治療
⑥病因・病態
III 解離症群 346
〈A〉解離性同一症(DID)
①疫学
②臨床症状
③検査・診断
④経過・予後
⑤治療
⑥病因・病態
〈B〉解離性健忘
①疫学
②臨床症状
③検査・診断
④経過・予後
⑤治療
⑥病因・病態
〈C〉離人感・現実感喪失症
①疫学
②臨床症状
③検査・診断
④経過・予後
⑤治療
⑥病因・病態
| V 身体症状症及関連症群 351 |
〈A〉身体症状症 351
①疫学
②臨床症状
③検査・診断
④経過・予後
⑤治療
⑥病因・病態
〈B〉病気不安症 353
①疫学
②臨床症状
③検査・診断
④経過・予後
⑤治療
⑥病因・病態
〈C〉機能性神经学的症状症(変換症) 354
①疫学
②臨床症状
③検査・診断
④経過・予後
⑤治療
⑥病因・病態
〈D〉他の医学的状態に影響を及ぼす心理的要因(心身症) 355
①疫学
②臨床症状
③検査・診断
④経過・予後
⑤治療
⑥病因・病態
〈E〉作為症 356
①疫学
②臨床症状
③検査・診断
④経過・予後
⑤治療
⑥病因・病態
第14章 強迫症[松永寿人]
I 総論 360
II 各論 360
〈A〉強迫症(OCD)
①疫学
②臨床症状
③検査・診断
④経過・予後
⑤治療
⑥病因・病態
〈B〉身体醜形症(BDD)
①概念・歴史
②疫学
③病因・病態
④臨床症状
⑤分類・検査・診断
⑥経過・予後
⑦治療
〈C〉ためこみ症(HD)
①概念・歴史
②疫学
③病因・病態
④臨床症状
⑤分類・検査・診断
⑥経過・予後
⑦治療
〈D〉抜毛症(抜毛癖),皮膚むしり症
①概念・歴史
②疫学
③病因・病態
④臨床症状
⑤分類・検査・診断
⑥経過・予後
⑦治療
参考文献 369
第15章 心的外傷及びストレス因関連症[國井泰人]
I 総論 372
II 各論 373
〈A〉心的外傷後ストレス症
①概念・歴史
②疫学
③臨床症状
④分類・検査・診断
⑤経過・予後
⑥治療
⑦病因・病態
〈B〉複雑性PTSD
〈C〉急性ストレス症
①概念・歴史
②疫学
③臨床症状
④分類・検査・診断
⑤経過・予後
⑥治療
⑦病因・病態
〈D〉適応反応症
①概念・歴史
②疫学
③病因・病態
④臨床症状
⑤分類・検査・診断
⑥経過・予後
⑦治療
〈E〉反応性アタッチメント症(RAD)
①概念・歴史
②疫学
③臨床症状
④分類・検査・診断
⑤経過・予後
⑥治療
⑦病因・病態
〈F〉脱抑制型対人交流症(DSED)
①概念・歴史
②疫学
③臨床症状
④分類・検査・診断
⑤経過・予後
⑥治療
⑦病因・病態
参考文献 385
第16章 摂食症[西園マーハ文] 387
〈A〉概念・歴史
〈B〉疫学
〈C〉臨床症状
①神経性やせ症
②神経性過食症
③神経性やㄝ症,神経性過食症の記診断基準以外の症状
④むちゃ食い症
〈D〉分類・検査・診断
〈E〉経過・予後
〈F〉治療
①全般的注意
②神経性やせ症の治療
《A》栄養回復
《B》心理面の治療
③神経性過食症の治療
《A》全般的注意
《B》生活の規則化と食行動のコントロール
《C》心理的治療
《D》薬物療法
《E》家族への援助
《F》長期化の問題
〈G〉病因・病態
参考文献 395
第17章 睡眠・覚醒障害[三島和夫]
I 総論 397
〈A〉疾患概念
〈B〉鑑別診断の手順
①聴取すべき代表的な症状
②睡眠・覚醒障害の診断フローチャート
II 各論 399
〈A〉不眠症
①概念・歴史
②疫学
③臨床症状
④分類・検査・診断
⑤治療
⑥病因・病態
〈B〉睡眠関連呼吸障害群
①概念・歴史
②疫学
③臨床症状
④分類・検査・診断
⑤治療
⑥病因・病態
〈C〉中枢性過眠症群
①概念・歴史
②疫学
③臨床症状
《A》ナルコレプシー
1●睡眠発作
2●情動脱力発作(カタプレキシー)
3●睡眠麻痺
4●入眠時幻覚
《B》特発性過眠症
《C》Kleine-Levin症候群(反復性過眠症,周期性過眠症)
《D》睡眠不足症候群
④分類・検査・診断
⑤治療
⑥病因・病態
〈D〉概日リズム睡眠・覚醒障害群
①概念・歴史
②疫学
③臨床症状
《A》睡眠・覚醒相前進障害
《B》睡眠・覚醒相後退障害
《C》非24時間睡眠・覚醒リズム障害
《D》不規則睡眠・覚醒リズム障害
《E》時差障害
《F》交代勤務障害
④分類・検査・診断
⑤治療
⑥病因・病態
〈E〉睡眠時随伴症群
①概念・歴史
②疫学
③臨床症状
《A》睡眠時遊行症(夢遊病)
《B》睡眠時驚愕症(夜驚症)
《C》レム睡眠行動障害
《D》睡眠関連摂食障害
④分類・検査・診断
⑤治療
⑥病因・病態
〈F〉睡取閱連運動障害群
①概念・歴史
②疫学
③臨床症状
《A》レストレスレッグス症候群(下肢静止不能症候群,むずむず脚症候群)
《B》周期性四肢運動障害
④分類・検査・診断
⑤治療
⑥病因・病態
〈G〉その他の睡眠・覚醒障害
① 内科/精神科的疾患に合併する覚醒障害
② 睡眠 覚醒障害を引き起こしやすい薬剤
③ せん妄
④ 日没症候群
参考文献 411
第18章 物質関連症及び嗜癖症群[松本俊彦]
I 物質関連症 414
〈A〉精神作用物質の薬理作用と依存形成
①精神作用物質と人類
②薬理作用による分類
《A》中枢神経抑制薬
《B》中枢神経興奮薬(精神刺激薬)
《C》幻覚薬
③神経適応と依存成立のメカニズム
《A》耐性と離脱
1●耐性[tolerance]
2●離脱[withdrawal]
《B》身体依存
《C》精神依存
1●渇望とコントロール障害
2●精神依存の生物学的機序(報酬系)
《D》様々な精神作用物質における快感,身体依存,精神依存の比較
〈B〉物質依存症の概念――成立の歴史と今日の考え方
①依存症概念の歴史的変遷
《A》道徳的問題の時代
《B》自助グループの誕生と依存症治療の転換点
《C》AAが提唱するアルコホリズム概念
1●原発性
2●慢性・進行性
3●否認の病
《D》依存症の疾病概念成立とWHOの承認
②今日の物質依存症概念
《A》ICD-11における依存症(候群)
《B》DSM-5以降における使用症
〈C〉さまざまな物質の特徴と物質が引き起こす精神疾患 420
①アルコール
《A》アルコールが引き起こす諸問題
1●健康被害
2●社会的弊害
a 飲酒運転
b 家庭内暴力と養育への影響
c 自殺
《B》アルコール関連症
1●アルコール中毒
a アルコール代謝の個人差・人種差
(1) アルコールの代謝経路
(2) 人種によるアルコール代謝能力の違い
b 酩酊の種類
(1) 単純酩酊
(2) 異常酩酊
【複雑酩酊】
【病的酩酊】
2●アルコール離脱
a 早期症候群(小離脱)
b 後期症候群(大離脱)
3●アルコール誘発性精神疾患
a 嫉妬妄想
b アルコール幻覚症
4●アルコール関連する器質性精神疾患
a ウェルニッケ脳症
b コルサコフ症候群
《C》アルコール依存症の治療
1●我が国におけるアルコール依存症治療の歴史
2●今日のアルコール依存症治療
a 治療目標と治療環境の選択
(1) 治療目標の設定
【基本の治療目標は断酒】
【断酒以外の治療目標の設定】
(2) 治療環境(通院・入院)の選択
b 治療の進め方
(1) 急性期治療
【解毒と離脱管理・栄養管理】
(2) リハビリテーション期治療
【心理社会的治療】
・動機づけ面接
・心理教育
・認知行動療法
・依存症デイケア
【薬物療法】
・抗酒薬
・断酒補助薬
・飲酒量低減薬
(3) 非医療的社会資源の活用
【自助グループ】
【民間リハビリテーション施設】
c 家族支援
(1) 家族支援の必要性
(2) イネイブリングをやめる必要性
(3) 家族支援のための社会資源
【精神保健福祉センター】
【依存症家族のための自助グループ】
d 依存症治療における医師の心得
(1) より長くつながり続けさせること――治療の継続性
(2) より広くつながる機会をつくること――社会資源の活用
②覚醒剤
《A》覚醒剤の薬理作用と法的規制
《B》覚醒剤乱用の歴史と対策の課題
1●医薬品,軍需品としての覚醒剤
2●違法化と非合法団体の資金源
3●新たな摂取方法の登場による乱用拡大
4●覚醒剤対策の課題
a 厳罰政策の限界
b ハイリスク・グループとしてのLGBT
《C》覚醒剤関連精神疾患
1●覚醒剤中毒
2●覚醒剤使用症
3●覚醒剤誘発性精神疾患
a 統合失調症との鑑別
b 逆耐性
4●覚醒剤残遺性・遅発性精神症
《D》覚醒剤使用症の治療
1●急性期治療
a 精神症症状の治療
b 離脱管理と渇望期
2●リハビリテーション期治療
a 医療機関による治療
(1) 治療目標の設定
(2) 治療環境の設定
(3) 提供される治療の内容
・せりがや覚醒剤依存再発防止プログラム
・個人依存症心理療法
・依存症デイケア
b 非医療的社会資源
(1) 精神保健福祉センター
(2) 自助グループ
(3) 民間リハビリテーション施設
3●家族支援
4●覚醒剤依存症治療における医師の心得
③鎮静薬・睡眠薬・抗不安薬
《A》鎮静薬・睡眠薬・抗不安薬をめぐる問題
1●ベンゾジアゼピン受容体作動薬
2●依存形成と作用時間との関係
3●精神科治療へのアクセス向上とともに問題化
《B》鎮静薬・睡眠薬・抗不安薬関連症
1●鎮静薬・睡眠薬・抗不安薬中毒
2●鎮静薬・睡眠薬・抗不安薬使用症
a 依存症
b 有害な使用
3●鎮静薬・睡眠薬・抗不安薬離脱
《C》鎮静薬・睡眠薬・抗不安薬依存症の治療と回復支援
1●治療目的の設定
2●治療環境の設定
3●治療内容
a 治療準備期
b 急性期治療
c リハビリテーション期治療
④大麻
《A》大麻の薬理作用・規制・健康被害・医療的効用
1●大麻の歴史と国際的動向
2●薬理作用
3●接種方法
4●我が国での規制と乱用の状況
5●大麻使用による健康被害と医療的効用
《B》大麻関連症
1●大麻中毒
2●大麻離脱
3●大麻使用症
4●大麻誘発性精神障害
5●大麻残遺性精神疾患
⑤市販薬
《A》我が国における市販薬乱用状況
《B》乱用頻度の高い市販薬の含有成分と薬理作用
1●鎮咳薬・感冒薬
a ジヒドロコデイン・メチルエフェドリン含有薬
b デキストロメトルファン含有薬
2●睡眠導入薬・抗アレルギー薬
a ジフェンヒドラミン含有薬
⑥コカイン
《A》コカインの薬理作用と法規制
《B》使用方法とわが国の精神科医療における状況
⑦幻覚薬
《A》幻覚薬の種類と薬理作用,依存性
《B》幻覚薬の健康被害と関連症
⑧危険ドラッグ
《A》「危険ドラッグ」とは
《B》我が国における危険ドラッグ乱用拡大
《C》危険ドラッグ乱用の鎮静化と新たな概念
《D》危険ドラッグによる健康被害と誘発性精神疾患
⑨オピオイド
《A》薬理作用と歴史
《B》海外の乱用状況と対策――ハームリダクションとオピオイド・クライシス
《C》我が国における法規制と乱用実態
1●法規制
a 麻薬
b 向精神薬
2●我が国における乱用実態
《D》オピオイド関連症
1●オピオイド中毒
2●オピオイド離脱
3●オピオイド使用症
a 有害な使用を疑わせる兆候
b 依存症を疑わせる兆候
⑩吸入剤
《A》種類と薬理作用
《B》我が国における乱用状況
《C》吸入剤関連症
⑪ 注意欠如多動症治療藥
⑫ ニコチン
⑬ 重複障害と自己治療仮説
〈D〉関連法規と司法的対応
《A》重複障害
《B》物質選択と自己治療仮説[self-medication theory]
①患者の違法薬物使用を知った場合の医師の対応
《A》患者の違法薬物使用を知った場合の司法的対応の原則
《B》公務員の犯罪告発義務に関する解釈
②麻薬中毒者の届出義務
《A》麻薬及び向精神薬取締法58条の2
《B》届出対象薬物は「麻薬」だけではない
《C》麻向法による措置入院と環境浄化
《D》麻薬中毒者届出制度の問題点
《E》当面の暫定的運用法と注意点
II 嗜癖症群 444
〈A〉総論
①嗜癖症とは
②嗜癖行動と物質依存症との共通点
《A》コントロール障害
《B》生物学的機序
《C》行動のエスカレート
《D》治療・回復支援
③現時点における精神医学上の位置づけ
〈B〉各論
①ギャンブル行動症
《A》人類とギャンブル
《B》精神医学における病的ギャンブル概念の変遷
《C》ギャンブル行動症の臨床的特徴
1●特徴的な症状
2●進行プロセスと派生する問題
3●ギャンブル行動症の背景要因・リスク因子
《D》ギャンブル行動症の治療と回復支援
1●医療機関での治療
a 認知行動療法を活用した依存症再発防止スキルトレーニング
b 家族に対する心理教育
(1) 借金の肩代わりはしない
(2) 暴力への対応
2●非医療的社会資源
a 精神保健福祉センター
b 自助グループ
c 民間リハビリテーション施設
d 家族の自助グループ
②ゲーム障害
《A》ゲームが持つ依存性とは
《B》ゲームの娯楽的使用からゲーム障害への発展
《C》ゲーム障害の症状と診断基準
《D》ゲーム障害罹患のリスク因子
1●自信喪失
2●心理的苦痛・孤立
3●ADHD
4●ASD
《E》ゲーム障害の治療と回復支援
1●治療の考え方
a 狭義の「依存症」モデルの治療にこだわらない
b ひとまず「断ゲーム」ではなく「節度あるゲーム」
c ゲーム障害の背景を理解し,個別的事情を考慮して治療を行う
2●治療の内容
参考文献 449
第19章 認知症[三村將]
I 総論 452
〈A〉概論
〈B〉疫学
①有病率
②リスク因子
③疾患内訳
〈C〉臨床所見
①診察の心得
②生活状况の聽取
③問診時の注意
④起始と経過
⑤精神現症:中核症状の評価
《A》記憶障害
《B》他の中核症状
⑥精神現症:BPSDの評価
⑦神経学的所見
⑧身体所見
〈D〉検査所見
①神経心理検査所見
《A》検査時の注意
《B》スクリーニングテスト
《C》記憶検査
《D》他の神経心理検査
②画像所見
〈E〉治療
①薬物療法
②非薬物療法
《A》対応の基本
《B》認知リハビリテーション
《C》わが国の認知症施策
II 各論 459
〈A〉アルツハイマー病(AD)
①概論
②病因
③臨床所見
《A》前期(軽度)
《B》中期(中度)
《C》後期(重度)
④診断
《A》診断基準
《B》鑑別診断
1●血管性認知症
2●Lewy小体型認知症
3●うつ病
4●嗜銀顆粒〔しぎんかりゅう〕性認知症
5●神経原線維変化優位型老年期認知症
⑤検査所見
《A》神経心理検査
《B》画像診断
《C》バイオマーカー
《D》神経生理検査
⑥治療
《A》中核症状への薬物療法(対象療法)
《B》根治薬(疾患修飾薬)
《C》BPSDへの対応
《D》非薬物療法(リハビリテーション)
〈B〉軽度認知障害
①概論
②病因
③臨床所見
④診断
⑤検査所見
《A》神経心理検査
《B》画像診断
⑥治療
〈C〉レビー小体型認知症(DLB)
①概論
②疫学
③病因
④臨床所見
《A》前期
《B》中期
《C》後期
⑤検査所見
《A》神経心理検査
《B》画像所見
《C》自律神経系
⑥治療
〈D〉前頭側頭型認知症(FTD)ないし前頭側頭葉変性症(FTLD)
①概論
②病因:神経病理,蓄積蛋白との対応
③疫学
④臨床所見
《A》中心的な臨床像
《B》診察場面の特徴
《C》臨床経過
⑤診断
⑥画像所見
⑦治療
《A》薬物療法
《B》ケア
〈E〉血管性認知症(VD)
①概論
②病因
③疫学
④臨床所見
《A》皮質下性VD
1●臨床症候
2●画像所見
《B》大脳皮質型VD
1●臨床症候
2●画像所見
《C》戦略的脳部位の梗塞による認知症
1●臨床症候
2●画像所見
⑤診断
⑥検査所見
⑦治療
《A》中核症状に対して
《B》BPSDに対して
1●抑うつ
2●せん妄
3●身体面への配慮
〈F〉プリオン病
《A》古典的CJD[Creutzfeldt-Jakob disease]
《B》医原性CJD
《C》新型CJD
〈E〉感染性認知症
①進行麻痺
②HIV認知症(AIDS脳症)
〈H〉その他の認知症(可逆性認知症)
①正常圧水頭症(NPH)
②うつ病
③硬膜外血腫,硬膜下血腫
④業性認知症
参考文献 484
第20章 てんかん [岡田元宏]
I 総論 486
〈A〉概念・歴史
①定義
②歴史
〈B〉疫学
〈C〉病因・病態
①代謝性病因
②構造的病因
③案因性病因
④感染性病因
⑤免疫性病因
⑥ 病因不明
〈D〉分類・検査・診断
① 発作型
② てんかん病型
③ てんかん症候群
II 各論 490
〈A〉年齢依存性焦点性てんかん
① 精神科医のかかわり方
② 臨床症状
③経過・治療・予後
〈B〉特発性全般てんかん
① 精神科医のかかわり方
② 臨床症状
③経過・治療
④ 予後
〈C〉年齢非依存性焦点性てんかん
① 精神科医のかかわり方
② 臨床症状
③経過・治療
④ 予後
〈D〉てんかん性脳症
①精神科医のかかわり方
②臨床症状
③経過・治療・予後
〈E〉棘徐波昏迷
①精神科医のかかわり方
②臨床症状
③経過・治療・予後
〈F〉心因性非てんかん性発作
①臨床症状
②経過・治療・予後
〈G〉失神発作
①臨床症状
②経過・治療・予後
参考文献 496
第21章 パーソナリティ[林 直樹] 497
〈A〉概念 歴史
①定義
②概念の歴史
《A》パーソナリティ症の前史
《B》精神病質パーソナリティの概念
《C》Kretschmerの気質・病質論
《D》英語圏の精神病質パーソナリティ
《E》力動精神医学(精神分析)の影響
《F》従来のICD,DSM
《G》いわゆる境界例の位置づけ
〈B〉診断・類型・疫学・臨床的特徴
①診断
《A》DSMの第3〜5版(DSM III〜-5)の診断法
《B》DSM-5の代替モデル
②パーソナリティ症のタイプ
《A》クラスターA型:奇妙で風変わりな群
1●猜疑性パーソナリティ症
2●統合失調質(シゾイド)パーソナリティ症
3●統合失調型パーソナリティ症
《B》クラスターB型:演技的,情緒的で移り気な群
1●反社会性パーソナリティ症
2●ボーダーラインパーソナリティ症
3●演技性パーソナリティ症
4●自己愛性パーソナリティ症
《C》クラスターC型:不安,恐怖を示す群
1●回避性パーソナリティ症
2●依存性パーソナリティ症
3●強迫性パーソナリティ症
③疫学
④他の精神障害との関連
⑤発達過程との関連
〈C〉病因・病態
①生物学的要因
②生育環境の要因
〈D〉予後と治療
①経過・予後
②治療
《A》精神療法・心理社会的療法
1●支持的精神療法(精神療法的管理)
2●認知療法・認知行動療法
3●力動的(精神分析的)精神療法
4●ボーダーラインパーソナリティ症に対する弁証法的行動療法
5●ボーダーラインパーソナリティ症に対するメンタライゼーション療法
《B》薬物療法
〈E〉付記:パーソナリティ変化について
参考文献 511
第22章 精神科で対応することのある他の疾患および状態[熊崎博一]
I 秩序破壞的衝動制御症群 514
〈A〉衝動制御症群
①放火症(病的放火)
《A》概念
《B》疫学
《C》臨床症状
《D》診断
《E》治療
《F》病因・病態
②窃盗症(病的窃盗)
《A》概念
《B》疫学
《C》臨床症状
《D》分類・診断
《E》経過・予後
《F》治療
《G》病因・病態
③間欠爆発症
《A》概念
《B》疫学
《C》臨床症状
《D》分類・検査・診断
《E》経過・予後
《F》治療
《G》病因・病態
④その他の衝動制御症
II 性別違和 517
〈A〉ジェンダーについての基本的な考え方
〈B〉性別違和
①概念・歴史
②疫学
③臨床症状
④分類・検査・診断
《A》小児期の性別違和
《B》青年および成人の性別違和
⑤治療
⑥病因病態
III パラフィリア症群(性嗜好障害) 519
①概念
②疫学
③臨床症状
④分類・検査・診断
1●窃視症
2●露出症
3●窃触症
4●性的マゾヒズム症
5●性的サディズム症
6●小児性愛症
7●フェティシズム症
8●異性装症
9●その他のパラフィリア症
⑤経過・予後
⑥治療
⑦病因・病態
IV 性機能不全群 521
①概念
②疫学
③臨床症状
④分類検査・診断
⑤経過予後
⑥治療
⑦病因・病態
参考文献 521
第23章 精神疾患の原因となりうる他の医学的状態および医薬品,化学物質[西村勝治]
I 精神疾患の原因となりうる医学的状態 524
〈A〉総論
①概念と歴史
《A》伝統的診断分類:外因性精神疾患[exogene Psychosen]の概念
1●急性外因反応型
2●身体的基盤が明らかな精神疾患
3●通過症候群
《B》現代の操作的診断分類
②DSM-5-TR における診断手順
1●せん妄
2●認知症および軽度認知障害
3●他の医学的状態による精神疾患
③医学的状態による各精神疾患の特徴
1●せん妄
2●認知症・軽度認知障害
3●精神症
4●カタトニア症
5●双極症および関連症群
6●抑うつ症
7●不安症
8●強迫症及び関連症
9●パーソナリティ変化
〈B〉中枢神経疾患
①脳卒中
《A》脳卒中後うつ病
②中枢神経変性疾患
《A》パーキンソン病
1●病因・病態
2●疫学
3●検査所見
4●臨床症状
5●治療・予後
《B》進行性核上性麻痺(PSP)
1●病因・病態
2●疫学
3●検査所見
4●臨床症状
5●治療・予後
《C》ハンチントン病
1●病因・病態
2●疫学
3●検査所見
4●臨床症状
5●治療・予後
《D》脊髄小脳変性症
③中枢脱髄性疾患
《A》多発性硬化症
1●病因・病態
2●疫学
3●検査所見
4●臨床症状
5●治療・予後
《B》進行性多巣性白質脳症(PML)
④脳腫瘍
⑤頭部外傷
《A》病因・病態
《B》臨床症状
1●急性期から回復期の症状
2●慢性期の症状
⑥脳炎
《A》感染性脳炎
1●急性ウイルス性脳炎
a 単純ヘルペス脳炎
b その他
2●慢性感染性脳炎
《B》自己免疫性脳炎
1●抗N-methy-D-aspartate受容体抗体脳炎
2●橋本脳症
3●その他
⑦遺伝性疾患
1●ミトコンドリア病
2●22q11.2欠乏症候群
3●ウィリアムズ症候群
〈C〉内分泌疾患による精神疾患
①甲状腺機能障害
《A》甲状腺機能亢進症
《B》甲状腺機能低下症
《C》橋本脳症
②副甲状腺機能障害
《A》副甲状腺機能亢進症
《B》副甲状腺機能低下症
③副腎皮質機能障害
《A》副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
《B》副腎皮質機能低下症
④副腎髄質腫瘍(褐色細胞腫)
⑤性腺機能低下症
⑥糖尿病
⑦下垂体機能障害
《A》下垂体前葉機能亢進症
《B》汎下垂体機能低下症
《C》ADH分泌不適合症候群
《D》中枢性尿崩症
〈D〉代謝障害による精神疾患
①肝臓疾患
《A》ウィルソン病(肝レンズ核変性症)
《B》肝性脳症
②腎疾患
《A》尿毒症性脳症
《B》透析不均衡症候群
③酵素欠損症
《A》急性間欠性ポルフィリン症(AIP)
《B》フェニルケトン尿症(PKU)
《C》リピドーシス
④ビタミン欠乏症
《A》ペラグラ
《B》ウェルニッケ脳症
《C》ビタミン欠乏症
《D》葉酸欠乏症
⑤電解質異常
⑥膠原病および膠原病類縁疾患
《A》全身性エリテマトーデス(SLE)
《B》神経ベーチェット病
II 精神疾患の原因となりうる医薬品,化学物質(乱用・依存性物質を除く) 540
〈A〉総論
〈B〉医薬品
《A》副腎皮質ステロイド[corticosteroid]
《B》インターフェロン(IFN)
《C》パーキンソン病治療薬
《D》抗コリン薬
《E》抗がん剤
《F》鎮痛薬
《G》循環器用薬
《H》抗潰瘍薬
《I》性ホルモン関連薬
《J》抗結核薬
《K》HIV感染症治療薬(抗レトロウイルス薬)
《L》禁煙補助薬
《M》アルコール依存症治療薬
《N》向精神薬
〈C〉化学物質
《A》一酸化炭素
《B》有機水銀
《C》鉛
《D》有機リン
参考文献 545
付録 精神科臨床実習の手引き[山末英典] 547
〈A〉臨床実習の目的と意義 548
① 患者対応から学ぶこと
1●面接に望む心がまえ
2●生活歴,現病歴,精神医学的現症の把握
3●患者の個人情報への配慮
4●症例の特殊性と一般性の整理
② 実習生活から学ぶこと
1●主要疾患の経験
2●多職種連携医療への参加
3●精神医療と精神保健福祉法への理解
〈B〉臨床実習の実際 549
①実習する施設
1●大学病院
2●児童精神科入院施設
3●児童精神科多機能型診療所
4●総合病院精神科
5●単科精神科病院
② 実習の内容
1●病棟実習
2●外来実習
3●クルズス
4●レポート
5●口頭試問
6●外来施設の実習
〈C〉精神科における医療面接予診のとり方を通じて 551
《A》主訴
《B》診断と治療計画
《C》現症の起始・経過
《D》家族歴・本人歴
《E》既往症
《F》予診のまとめと本診の陪席
人名索引 [555-557]
和文索引 [558-574]
欧文索引 [575-582]
【メモランダム】
・上記目次では、見出しに含まれる術語に対して、頭字語や対応する英名が示されていることがある。そのうち、丸括弧に括られたものは本書にある通りで、全括弧(ブラケット)だと、私が追加したもの。
・用語の立項について。索引に(たとえば)「ポジティブ心理学」は立項されてないが、第五章の扉には出現している。
・参照の誤り。
第18章の執筆者(松本俊彦氏)は447頁右側29行目で、次のように用語の説明を後述すると記している。
〔……〕家族を巻き込んだ行動(DVや,後述する家族のイネイブリング)から家族を守るために〔……〕
しかしこの用語の説明は、427頁左側10行目において行われている。
〔……〕患者に対するイネイブリング(家族による不要な「尻拭い」行動.例:二日酔いで欠勤するための会社連絡,飲み屋のツケや借金を肩代わりする)をやめることで〔……〕
