原題:The Ethics of Autism: Among Them, but Not of Them (Indiana University Press, 2008)
著者:Deborah R. Barnbaum(1967-)
監訳:柴田 正良[しばた・まさよし](1953-) 心の哲学、言語哲学。
監訳:大井 学[おおい・まなぶ](1952-)
訳者:重松 加代子[しげまつ・かよこ](1951-)
訳者:永田 伸吾[ながた・しんご] 熊本大学。
訳者:相川 隆行[あいかわ・たかゆき] 金沢大学。
解説:東田 陽博[ひがしだ・はるひろ] 医学。
装丁:大村 麻紀子[おおむら・まきこ]
装画:近藤 秀成[こんどう・ひでなり]
本文挿画:Seth Chwast
件名:自閉症
件名:倫理学
NDC:493.76 内科学
NDLC:SC377
備考:巻頭のコロフォンではサブタイトルが欠けている。
https://www.keisoshobo.co.jp/book/b122648.html
【目次】
献辞/Colophon [\]
題辞 [i]
口絵 [ii]
日本語版への序文 [iii-vii]
謝辞 [ix-xi]
目次 [xiii-xvii]
凡例 [xviii]
序論 001
第1章 自閉症の哲学入門 017
自閉症者の声──ジム・シンクレア 018-020
1 自閉症に関する心の理論説、ならびにそれと競合する諸仮説 023
2 人間の行動を説明する二つの仮説に対する自閉症からの試練──理論説とシミュレーション説 041
3 自閉症と自己意識 051
4 自閉症と言語の哲学──意味理論と心の理論 062
5 自閉症と心のモジュール性──心の理論、心的モジュール、ならびに自閉症の存在論 077
第2章 自閉症的人生の価値 091
自閉症者の声──ウェンディ・ローソン
1 道徳共同体のメンバーに関するウォレンの立場 098
2 人間の能力に関するヌスバウムの立場 106
3 幸せの要素に関するスキャンロン、ヴィーチ、パーフィットの立場 112
4 人間的形態をした社会生活に関するホブソンの立場 121
5 過激な見解──道徳共同体のメンバーの資格をある人たちには認めないことに関するベンの立場 126
6 この過激な見解に対する反駁──他者が排除されるとき、何が失われるか 137
第3章 自閉症と道徳理論 143
自閉症者の声──グニラ・ガーランド
1 ケネット──ヒューム説に対する反駁 153
2 ケネットによるカント説の慎重な受容と、ベンによる拒否 167
3 個別主義と一応の義務の倫理 177
4 非両立的な道徳理論から生ずる問題──成人の自閉症者は「完治」されるべきなのか? 186
第4章 自閉症と遺伝学的技術 193
自閉症者の声──ドナ・ウィリアムズ
1 親の自律性と、遺伝学的技術の使用に対する反論の失敗 201
2 障害に関する社会構成論 205
3 聾共同体論と、類比の失敗 211
4 自閉症と開かれた未来に対する権利 218
5 自閉症者の出生を防止するための男女の産み分け 230
第5章 自閉症者に対する研究 239
自閉症者の声──テンプル・グランディン 240-241
1 カントの議論、功利主義の議論、そして原則主義と自閉症 246
2 自閉症と研究への同意能力 251
3 代理判断、最善の利益、失われた集団 257
4 自閉症的完全さの倫理 275
注 [281-293]
監訳者解説[柴田正良・大井学・東田陽博] [295-315]
1 自閉症者はどこまで異世界の住人なのか?[柴田] 295
〈心の理論〉の欠損という視点
自閉症は出生前に予防すべし
自閉症の完治を強要してはならない
2 打倒自閉症!?[大井学] 303
社会的な問題としての自閉症
治療への努力と当事者の選択
3 病気としての自閉症の研究と治療に向けて[東田陽博] 309
翻訳の経緯
自閉症の医学的理解
4 おわりに[柴田正良(監訳者を代表して)] 314
訳者あとがき──バーンバウム先生との出会い[重松加代子] [317-319]
参考文献 [xi-xxix]
事項索引 [vi-x]
人名索引 [iii-v]
著者・訳者・解説者略歴 [i]
