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目次とメモを置いとく場

『脳科学で解く心の病――うつ病・認知症・依存症から芸術と創造性まで』(Eric R. Kandel[著] 大岩ゆり[訳] 須田年生[医学監修] 築地書館 2024//2018)

原題:The Disordered Mind: What Unusual Brains Tell Us About Ourselves(Farrar Straus & Giroux, 2018)
著者:Eric R. Kandel
訳者:大岩 ゆり
医学監修:須田 年生
装丁:吉野 愛
カバー:Chuck Close, Roy II, 1994.
件名:精神医学
件名:脳
NDC:493.7 内科学
NDLC:SC361


脳科学で解く心の病


【目次】
献辞 [002]
題辞 [003]
まえがき [004-008]
目次 [009-013]


第1章 脳障害からわかる人類の本質 014
脳神経科学と精神医学のパイオニア
ニューロン──脳の構成要素
ニューロンの秘密の言語
精神医学と脳神経科学の隔たり
脳障害に対する現代の研究手法
遺伝学
脳イメージング
モデル動物
精神障害と神経障害の隔たりを埋める


第2章 人類のもつ強力な社会性──自閉スペクトラム症
自閉スペクトラム症と社会脳 046
社会脳の神経回路網
自閉スペクトラム症の発見
自閉スペクトラム症とともに生きる
自閉スペクトラム症における遺伝子の役割
コピー数の変異
デノボ変異
突然変異の標的となる神経回路
モデル動物からわかる遺伝子と社会的行動の関係
今後の展望


第3章 感情と自己の統一感──うつ病と双極性障害 077
感情、気分、自己
気分障害と現代精神医学の起源
うつ病
うつ病とストレス
うつ病に関与する神経回路
思考と感情の断絶
うつ病の治療
薬物療法
精神療法──話す治療
薬物療法と精神療法の組み合わせ
脳刺激療法
双極性障害
双極性障害の治療
気分障害と創造性
気分障害の遺伝学
今後の展望


第4章 思考、決断、実行する能力──統合失調症 113
統合失調症の主な症状
統合失調症の歴史
統合失調症の治療
生物学的治療法
早期介入
素因となりうる解剖学的異常
統合失調症の遺伝学
欠失した遺伝子
過剰なシナプス刈り込みを引き起こす遺伝子
統合失調症における認知症状のモデル
今後の展望


第5章 自己の貯蔵庫である記憶──認知症 142
記憶の探求
記憶とシナプス接続の強度
加齢と記憶
アルツハイマー病
アルツハイマー病におけるたんぱく質の役割
アルツハイマー病の遺伝学的研究
アルツハイマー病のリスク因子
前頭側頭型認知症
前頭側頭型認知症の遺伝学的研究
今後の展望


第6章 生来の創造性──脳障害と芸術 171
創造性の展望──〈芸術家〉
〈鑑賞者〉
創造的なプロセス
創造性の生物学的基盤
統合失調症の人の芸術
プリンツホルン・コレクションの統合失調症の名匠たち
サイコティック・アートの特徴
サイコティック・アートが現代美術にもたらした影響
他の脳障害と創造性
自閉スペクトラム症と創造性
アルツハイマー病の人の創造性
前頭側頭型認知症の人の創造性
生まれながらに備わっている創造性
今後の展望


第7章 運動──パーキンソン病とハンチントン病 209
運動系の驚異的な技能
パーキンソン病
ハンチントン病
たんぱく質折りたたみ異常に起因する疾患の共通点
たんぱく質の異常な折りたたみに関与する遺伝子研究
今後の展望


第8章 意識と無意識の感情の相互作用──不安、PTSD、不適切な意思決定 231
感情の生物学的基盤
感情の解剖学
恐怖
恐怖の古典的条件づけ
不安障害
不安障害の治療
意思決定における感情の役割
倫理的な意思決定
サイコパスの生物学的基盤
今後の展望


第9章 快楽の原理と選択の自由──依存症 259
快楽の生物学的基盤
依存症の生物学的基盤
依存症の研究
他の依存症
依存症の治療
今後の展望


第10章 脳の性分化と性自認 277
解剖学的な性
ジェンダーに特異的な行動
ヒトの脳における性的二型
性自認
トランスジェンダーの子どもや思春期の若者
今後の展望


第11章 今も残る脳の大いなる謎──意識 297
心についてのフロイトの考察
意識についての認知心理学的考察
意識の生物学的基盤
グローバル・ワークスペース
相互関連か因果関係か?
意識の生物学的基盤に関する総合的な展望
意思決定
精神分析と新しい心の生物学
今後の展望


むすびの言葉──一巡してまた初心にかえる 325


謝辞 [329]
訳者あとがき(二〇二三年一二月 大岩(須田)ゆり) [330-337]
注 [338-349]
索引 [350-357]

『精神医学と当事者』(向谷地生良,河野哲也,石原孝二[編] 東京大学出版会 2016)

編者:向谷地 生良[むかいやち・いくよし]
編者:石原 孝二[いしはら・こうじ](1967-) 
編者:河野 哲也[こうの・てつや]
著者:美馬 達哉[みま・たつや] 
著者:井原 裕[いはら・ひろし] 
著者:宮本 有紀[みやもと・ゆき] 
著者:大熊 一夫[おおくま・かずお] 
著者:斎藤 環[さいとう・たまき] 
著者:山田 理絵[やまだ・りえ] 
著者:綾屋 紗月[あやや・さつき] 
著者:熊谷 晋一郎[くまがや・しんいちろう] 
著者:五十公野 理恵子[いずみの・りえこ] 
著者:秋元 恵一郎[あきもと・けいいちろう] 
著者:上岡 陽江[かみおか・はるえ] 
装画:徳永 幸恵[とくなが・ゆきえ] 
装丁:佐々木 由美[ささき・ゆみ](1970-) デザインフォリオ。
シリーズ:精神医学の哲学;3
件名:精神医学
件名:科学と哲学
NDLC:SC361
NDC:493.7 医学 >> 内科学 >> 神経科学.精神医学


http://www.utp.or.jp/series/philpsyc.html
http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-014183-3.html


【目次】
「シリーズ精神医学の哲学」について[編者を代表して 石原孝二] [i-ii]
目次 [iii-viii]


第3巻の概要[石原孝二] 001


第1章 総論――精神医学と当事者[石原孝二] 003
第1節 はじめに
第2節 精神病院と「心の管理」
第3節 脱施設化と地域精神保健 
  1 精神病院の拡大の終わり
  2 脱施設化と地域精神保健への移行

第4節 トリエステモデルとオープンダイアローグ 
  1 トリエステモデル
  2 オープンダイアローグ

第5節 当事者による活動
  1 Alleged Lunatics' Friend Society
  2 セルフヘルプ/ピアサポートグループ
  3 Consumer/survivor運動――解放とケア
  4 リカバリーの思想
第6節 当事者研究の先鋭性
  1 当事者
  2 当事者研究
第7節 おわりに 


  第1部 精神医学と現代社会

第2章 精神医学のバイオポリティクス[美馬達哉] 034
第1節 問題領域としての精神医学
第2節 『ルポ・精神病棟』に始まる
第3節 精神障害者とは誰のことか1 ――反精神医学の挑戦
第4節 精神障害者とは誰のことか2 ――ラベリング理論
第5節 精神病院という場所
第6節 精神疾患と社会階層 049
第7節 バイオポリティクスに向けて


第3章 精神医学と疾患喧伝[井原裕] 062
第1節 はじめに
第2節 疾患喧伝の対象疾患
第3節 うつ病・双極性障害
第4節 疾患喧伝の始まり
第5節 医療化と反精神医学
第6節疾患喧伝の関係者
  1 製薬会社
  2 メディア
  3 医師
  4 患者
第7節 生命倫理と疾患喧伝
第8節 おわりに


第4章 学校のこころの問題――心理職の課題とあるべき姿[河野哲也] 081
第1節 はじめに――本章の目的 081
第2節 学校教職員のメンタルヘルスとその原因
第3節 子どものこころの問題といじめ
第4節 学校内の癒しの場――保健室と相談室
第5節 スクールカウンセラーの仕事
第6節 スクールカウンセリングの特殊性と限界
第7節 心理主義の陥穽――「教育」に雇われたカウンセラーの問題
第8節 スクールカウンセラーのあるべき姿と日本の教育問題


  第2部 精神科医療と地域社会・家族

第5章 リカバリーと精神科地域ケア[宮本有紀] 110
第1節 はじめに
第2節 リカバリー
  1 リカバリーと精神科地域ケア
  2 リカバリーと医療の関係視点の転換
  3 リカバリーの測定
第3節 リカバリーを促進するために
  1 リカバリー志向の実践 
  2 リカバリー促進のために必要なこと
第4節 クライシスにおける精神科地域ケア
  1 オープンダイアローグ
  2 ウィンドホース
  3 クライシス宿泊プログラム
第5節 これからの精神科地域ケア 128


  コラム1 イタリアの精神保健改革[大熊一夫] 133
  コラム2 オープンダイアローグ[斎藤環] 143


第6章 精神医療システムと家族[山田理絵] 154
第1節 はじめに 154
第2節 家族についての医学説
  1 家族関係を対象とした病因論と治療
  2 家族を対象とした研究の両義性

第3節 患者の処遇をめぐって課される家族の役割
  1 自宅か病院か
  2 戦後日本における精神病床・入院患者の急増
  3 ケアの担い手としての家族

第4節 家族会――社会運動と相互救済
  1 全家による社会運動
  2 相互救済としての家族会
第5節 おわりに


  第3部 精神医学の変革と当事者研究
第7章 当事者研究と精神医学のこれから[向谷地生良] 180
第1節 はじめに
第2節 当事者研究とは
第3節 浦河べてるの家の歩みと当事者研究
  1 浦河べてるの家の前史――地域中心の時代の幕開け
  2 浦河赤十字病院時代の取り組み
  3 起業の拠点として――べてるの設立へ
  4 AA(Alcoholics Anonymous)とSA(Schizophrenics Anonymous)との出会い
  5 SST(社会生活技能訓練)から当事者研究へ
  6 当事者研究の拡がり

第4節 「当事者」とはだれか
第5節 当事者研究と精神医学
第6節 当事者研究の理念と実践
  1 当事者研究の意義
  2 当事者研究のプロセス
  3 当事者研究の基本要素
第7節 おわりに――当事者研究の可能性


第8章 発達障害の当事者研究――情報保障の観点からの考察[綾屋紗月] 206
第1節 自分を探り当てる言葉を求めて
  1 意味づけできない大量の情報
  2 ASDの診断基準が持つ問題点
  3 当事者研究との出会い

第2節 記号表現のまとめあげにおけるすれ違い
  1 音声
  2 文字
第3節 事物のまとめあげにおけるすれ違い
第4節 身体的特徴に対応した情報提示のデザインの提案
  1 「音声のまとめあげ」に関する情報提示のデザイン
  2 「文字のまとめあげ」に関する情報提示のデザイン
  3 「全体よりも部分にフォーカスした刺激を大量に摂取すること」に関する情報提示のデザイン
第5節 おわりに――他の感覚障害との連携のはじまり


第9章 痛みと孤立――薬物依存症と慢性疼痛の当事者研究[熊谷晋一郎・五十公野理恵子・秋元恵一郎・上岡陽江] 225
第1節 はじめに
  1 薬物依存症と痛みの医学的定義
  2 薬物依存症と慢性疼痛の合併
  3 慢性疼痛を合併する依存症者の行き場のなさと本研究の目的

第2節 方法

第3節 経験の語りがたさ
  1 語りがたさについての語り
  2 Conwayのモデル――矛盾と現実に引き裂かれる自伝

第4節 依存症における痛み
  1 区別できない「現実の痛み」と「記憶の痛み」
  2 痛みとトラウマ
  3 分かれていない痛み
  4 不動状態と反芻
  5 身体感覚を無視した外的規範意識
  6 怒りの否認

第5節 痛みからの回復
  1 だまされたと思って 
  2 現実の痛みと記憶の痛みの分離
  3 身体の総点検
  4 理解すること、理解されること、導かれること
  5 仲間とともに研究する
  6 怒りチェックと人間関係・生活習慣の見直し

第6節 おわりに


執筆者紹介 [1-2]
索引 [3-7]

『当事者研究の誕生』(綾屋紗月 東京大学出版会 2023)

著者:綾屋 紗月[あやや・さつき] 当事者研究、障害学、自閉症スペクトラム障害の感覚体験・コミュニケーション研究。
装丁:岩橋 香月 designfolio
件名:精神障害者福祉
件名:依存
件名:広汎性発達障害
NDC:369.28 社会福祉
NDLC:EG64


https://www.utp.or.jp/book/b609187.html


【目次】
目次 [i-iv]


序章 001
  本書の問題意識
  当事者研究の方法・理念・歴史を探究する
  当事者の知恵の蓄積の上に当事者研究を位置づける
  本書の目的
  本書の構成
  本書が対象とするデータ


第I部 当事者活動における当事者研究の歴史的位置づけ
第I部 はじめに


第1章 力を取り戻す――難病患者・障害者運動の系譜 021
第1節 障害者運動とエンパワメントの思想
  1.アメリカにおける障害者自立生活運動
  2.障害の社会モデルおよびエンパワメント・アプローチの誕生
  3.日本の障害者人権運動:「青い芝の会」の活動
  4.日本における公的介護保障要求運動および障害者自立生活運動
第2節 向谷地生良を介した難病患者・障害者運動の影響
  1.管理教育への違和感
  2.生きづらさを抱えた青春時代
  3.難病患者・障害者運動との出会い
    (1)北海道難病団体連絡協議会
    (2)札幌いちご会
  4.「支援者としての疚しさ」から「当事者の責任」への気づき
第3節 浦河における当事者活動の始まり
  1.アイヌの人々およびアルコール依存症者との出会い
  2.回復者クラブ活動「どんぐりの会」の始動
  3.商売:昆布の袋詰め内職のはじまり
  4.アルコール依存症支援における無力さ
第4節 まとめ


第2章 無力を認める――依存症自助グループの系譜 061
第1節 AAの日本到来とアディクション治療の展開
  1.AAの誕生
  2.AAのスタイルを統合したアメリカのアディクション治療
  3.AAの日本到来:禁酒から断酒へ
  4.日本そして札幌におけるアディクション治療
第2節 川村敏明を介した依存症自助グループの影響
  1.水産学部から医学部精神科へ
  2.アルコール・薬物依存症者との出会い
  3.浦河における向谷地との出会い
  4.向谷地のプロの技から学ぶ
  5.向谷地による応援的支援の実践
第3節 浦河における当事者活動の醸成
  1.断酒会に対する違和感
  2.浦河AAのはじまり
  3.アディクション治療の研鑽を積む:アディクション・アプローチ
  4.川村の診療スタイルの確立
  5.向谷地の「精神科立入禁止」
第4節 まとめ


第3章 当事者研究の誕生――ふたつの当事者活動の系譜の合流 103
第1節 「社会進出」のツールとしてのSST[Social Skill Training]
  1.本格的な商売の開始
  2.SSTの日本上陸と向谷地の抵抗
  3.エンパワメント・アプローチとしてのSSTの導入

第2節 浦河AAとアディクション治療
  1.活発に活動する浦河AA と川村の再赴任
  2.アディクション治療の統合失調症への応用
    (1)人とつなげる支援
    (2)失敗の尊重
    (3)自ら考え語るための支援
    (4)語りを広め、知恵を貯えるための支援
    (5)支援者の無力を認める
  3.合流のはじまり:弱さの情報公開
第3節 当事者研究の始まり
  1.SSTの行きづまり:「希望志向」から「前向きな問題志向」へ
  2.浦河におけるSAの誕生
  3.「研究」のはじまり
  4.浦河べてるの家における当事者研究の実践
  5.当事者視点による比較:SST・SA・当事者研究
第4節 依存症自助グループへの当事者研究の還流
  1. NA およびダルク(DARC)の誕生
  2.ダルク女性ハウスにおける当事者研究のはじまり
  3.ダルク女性ハウスにおける当事者研究の実践
第5節 まとめ


第II部 周縁者としての自閉スペクトラム者の当事者研究
第II部 はじめに


第4章 障害者運動からみた自閉スペクトラム症概念批判 189
第1節 混沌:言語化できない「わからなさ」
  1.混乱の日々
  2.当事者の語りと診断名
  3.自閉スペクトラム症概念の弊害と障害者運動との出会い
  4.当事者研究との出会い

第2節 障害の社会モデルに基づく従来の自閉スペクトラム症概念批判
  1.自閉スペクトラム症の急増とその原因
  2.自閉スペクトラム症概念の障害学的問題

第3節 さらなる周縁化のツールとして用いられる自閉スペクトラム症概念
  1.薬物依存症者の自助的な回復施設における周縁化
  2.聴覚障害者コミュニティにおける周縁化
  3.視覚障害者コミュニティにおける周縁化
第4節 まとめ


第5章 身体的自己感の当事者研究 221
第1節 意味のまとめあげ困難 
  1.身体の意味のまとめあげ困難
    (1)「空腹感」がわからない
    (2)「冷え」がわからない
  2.モノの意味のまとめあげ困難
    (1)大量の〈刺激〉を感受する
    (2)意味づけ前の刺激レベルの情報の飽和
    (3)意味づけされたレベルの情報の飽和
第2節 行為のまとめあげ困難
  1.身体やモノのアフォーダンス
  2.アフォーダンスの中にある「相同」と「相補」
第3節 他者との階層の差異がもたらす困難
  1.意味の階層構造のズレ
  2.行為の階層構造のズレ
  3.三項関係におけるアフォーダンス共有の失敗
  4.文脈共有の困難

第4節 まとめあげ困難がもたらす「夢侵入」
  1.夢のはじまり
  2.夢の世界
    (1)フラッシュバック
    (2)ヒトリ反省会
    (3)ヒトリタイワ
    (4)オハナシ
  3.夢のあと

第5節 不安定な身体的自己感
  1.曖昧な動きで「私」が壊れる
  2.詳細な行為パターンによって侵入から解放される
  3.予測誤差への気づきやすさとあやふやな自己感

第6節 周囲の配置転換と自己感の安定化
  1.社会と自己感
  2.「普通」の世界への幽閉
  3.言葉による2つの自己感の安定化
  4.動きによる身体的自己感のさらなる安定化
  5.自分が生まれ、ヒトやモノとの距離が生まれる
第7節 まとめ


第6章 自己身体を基点とした社会変革としての情報保障 271
第1節 記号のまとめあげにおけるすれ違い
  1.記号表現「音声」のまとめあげにおけるすれ違い
  2.記号表現「文字」のまとめあげにおけるすれ違い
  3.記号内容のまとめあげにおけるすれ違い

第2節 身体的特徴に対応した情報提示のデザインの提案
  1.記号表現「音声」のまとめあげに関する情報提示のデザイン
  2.記号表現「文字」のまとめあげに関する情報提示のデザイン
  3.記号内容のまとめあげに関する情報提示のデザイン
  4.社会の可変性への挑戦

第3節 意味づけ介助の発展:ソーシャル・マジョリティ研究
  1.「ソーシャル・マジョリティ研究」の誕生
  2.ソーシャル・マジョリティ研究会セミナーの進め方
  3.ソーシャル・マジョリティ研究の活用方法
  4.複数の学術研究をつなぐ学際的な役割
第4節 まとめ


第7章 置き去りにされた過去と歴史的自己感の当事者研究 297
第1節 身体的自己感の安定が生み出した「時間」
  1.疎外感から生じる現在の私の否定
  2.物語の破綻:時間の停止
  3.再び動き出した時間:「時間軸」の誕生
  4.現在感と過去感の入替現象
第2節 「現在の私」と「過去の私」の分離
  1.「症状」の切り分け:他者性と怒りの到来
  2.強度のある現在の記憶の蓄積
  3.分離の完成:「高校生の私」の誕生
  4.現在の変革:親との関係性
第3節 「現在の私」と「過去の私」の共存
  1.時制の往復:過去と現在の併走とかすかな接触
  2.同時的語り掛け:3者構造
  3.同時出現と対話:「現在の私」の先導
  4.「15の人のお出まし現象」の当事者研究
第4節 過去の変容
  1.過去からの委託
  2.「過去の私」に生じたわかちあい
  3.過去の再解釈1:憎んでいた「あいつ」らへの共感
  4.過去の再解釈2:支配する「あいつら」への忌避感
  5.現在の私の変容:静かな悲しみの到来
第5節 まとめ


第III部 当事者研究の方法論的検討
第8章 未来へ向けて:当事者研究を仲間に伝える実践 347
第1節 浦河べてるの家とダルク女性ハウスの当事者研究に共通する心構え
    (1)自分を開いて仲間と共有する――自分自身で、共に
    (2)自分の問題を自分の外に出す――外在化
    (3)興味・関心によるワクワク感
    (4)仲間の知恵の伝承
    (5)自分助けとして症状を扱う
    (6)発見を祝う
    (7)目的意識をゆるめる
    (8)先行して警戒を解く

第2節 社会モデルとふたつの自己感に注目した当事者研究の方法論
  1.2つの「自分」を探究するデザイン
  2.ワークシートの変遷
  3.ワークシートとワークの説明
    (1)イントロダクション(導入)
    (2)ワーク1:研究テーマ
    (3)ワーク2:苦労のエピソード
    (4)ワーク3:苦労のパターン
    (5)ワーク4:苦労の年表
    (6)ワーク5:個人的要因/社会的要因
    (7)ワーク6:仲間のコメント
    (8)ワーク7:実験計画
    (9)ワーク8:実験報告
    (10)クロージング(結び)

第3節 ダルクにおける当事者研究ワークシートを用いた実践
  1.テーマ1:ワークの位置づけ
  2.テーマ2:ワーク運用上の留意点
  3.テーマ3:関係性
  4.テーマ4:解放性
  5.ワークシートを用いた実践のダルクにおける効果と運用上の配慮

第4節 まとめ


終章 393
第1節 周縁の人々が言葉を生み出すための当事者研究
第2節 筆者が過去とつながるプロセス
  1.先ゆく仲間とつながる
  2.過去の私とつながる
第3節 本書作成後の筆者の変化
  1.理念に支えられる
  2.仲間に支えられる


謝辞 [403]
注 [405-451]
付録 当事者研究ミーティングの基本情報 [453-454]
参考文献 [455-468]
人名索引 [469-470]
事項索引 [471-475]

『心理学を遊撃する――再現性問題は恥だが役に立つ』(山田祐樹 ちとせプレス 2024)

著者:山田 祐樹
装幀:高林 昭太
件名:心理学
NDC:140 心理学
NDLC:SB21



【目次】
はじめに [i-v]
目次 [vi-viii]


第1章 心理学の楽屋話をしよう
  心理学像 001
  ランダムネスの話 004
  楽屋話 009


第2章 再現性問題を攻略する 013
  再現性問題 013
  世界でいちばん熱い2015年の夏 017
  私が 「そっち系」になっていくまで 023
  消極的遊撃 026


第3章 研究のチートとパッチ 033
  QRPs[Questionable Research Practices]と事前登録 033
  やり込み 033
  チートされる研究――QRPs 037
    ●p値ハッキング
    ●チェリーピッキング
    ●N増し,逐次検定,任意停止
    ●外れ値活用
    ●HARKing[Hypothesizing After the Results are Known]
  制限プレイ――事前登録 049


第4章 研究リアルシャドー――追試研究 059
  いわゆる追試 059
  思い出の追試 063
    ●チアリーダー効果
    ●ウェイト・リフティング実験
    ●糞実験
    ●笑顔の年齢効果
    ●Bem実験
  注目をあびる優れたコンテンツへ 073


第5章 多人数で研究対象を制圧する――マルチラボ研究
  私の共著者数は2017人です 079
  思い出のマルチラボ 086
    ●Many Smilesプロジェクト
    ●Psychological Science Accelerator(PSA)
    ●ManyBabies
    ●COVIDiSTRESS
  ビッグチームサイエンス 093
    ●多人数が得意とする制圧対象とは何なのか
    ●いかにしてビッグチームするのか
    ●オーサーシップの行方


第6章 論文をアップデートせよ
  論文マニア 109
  書く 114
    ●論文の構造
    ●査読
  従来の査読システムでの問題 124
    ●査読の無効化
    ●オーサーシップの実質的無効化
    ●QRPsの汎濫
  出版の未来 132


第7章 評価という名の病魔
  研究者「ステータス,オープン!」 145
  論功行賞 150
  I'm NOT a perfect human 152
  カリスマ et al. 155
  推す!! 心理学部 158


第8章 心理学の再建可能性 165
  再現性問題が思い出になるとき 166
  心理学研究の今後 170
    ●レッドチーム
    ●AI[Artificial Intelligence]
    ●「論文」をいつまで維持できるか
    ●初期キャリア教育


あとがき [187-189]
引用文献 [191-222]
事項索引 [223-225]
人名索引 [226]
著者略歴 [228]

『行動分析学事典』(日本行動分析学会[編] 丸善出版 2019)

編者:日本行動分析学会[にほんこうどうぶんせきがっかい](1979-)
装幀:髙田 佳子
件名:行動科学--便覧
NDLC:SB2
NDLC:SB35
NDC:140.18 心理学-便覧


商品詳細 | Knowledge Worker


【目次】
刊行にあたって(2019年3月 編纂委員主幹 武藤 崇) [i-ii]
編纂委員一覧 [iii]
執筆者一覧 [v-vi]
目次 [vii-x]
見出し語五十音索引 [xi-xiv]


  I部 哲学,概念,歴史

1章 哲学 003
  心理学と行動分析学 
  徹底的行動主義 
  因果分析 
  行動の原因 
  行動分析学と倫理


2章 概念 026
  意識 
  言語行動 
  オペラント行動 
  レスポンデント行動 
  三項強化随伴性 
  刺激性制御 
  反応形(シェイピング):基礎 
  強化 
  強化(単一強化)スケジュール 
  強化(複雑な強化)スケジュール 
  オペラント実験箱システム 
  反応の測度 
  行動の量的分析 
  累積記録 
  実験計画法(群間比較法)―そのロジックとデザイン 
  実験計画法(個体内条件比較法)その1―そのロジックとデザイン・定常状態 
  実験計画法(個体内条件比較法)その2―反転法・ABA法 
  実験計画法(個体内条件比較法)その3―多層ベースライン法 
  実験計画法(個体内条件比較法)その4―その他のデザイン 
  行動観察(法) 
  統計的方法―グループデザイン・シングルケースデザイン 
  図表現 
  再現性 
  研究の機能 
  インストルメンテーション 
  実験的行動分析学 
  応用行動分析学 
  心理療法 
  行動療法・認知療法・認知行動療法


3章 歴史 143
  行動分析学の歴史(過去・現在・未来) 
  世界と日本の行動分析学 
  行動分析学の雑誌


  II部 実験的行動分析

1章 実験セッティング 159
  オペラント実験箱と累積記録器 
  剝奪処置 
  様々な動物種での実験 
  条件づけの生物的制約 
  動物実験倫理


2章 強化と弱化 181
  プレマックの原理:基礎 
  感性強化 
  条件強化 
  遅延強化 
  バイオフィードバック 
  負の強化(除去型強化) 
  反応非依存強化 
  強化による行動低減 
  比率スケジュール 
  時隔スケジュール 
  反応率分化強化 
  複合スケジュール 
  スケジュール誘導性行動 
  分化結果手続き 
  消去 
  消去後の反応再出現 
  行動変動性 
  弱化(罰) 
  タイムアウト 
  ヒトの実験における反応コスト 
  行動履歴 
  行動モメンタム:基礎


3章 刺激による制御 271
  刺激馴化 
  刺激般化 
  弁別学習訓練 
  行動対比 
  概念学習 
  無誤弁別学習:基礎 
  計時行動 
  刺激競合 
  観察学習 
  自動反応形成 
  刻印づけ 
  連鎖化:基礎 
  系列学習 
  見本合わせ:基礎 
  刺激等価性:基礎 
  言語行動と非言語行動 
  ルール支配行動 
  意識性 
  関係フレーム理論


4章 選択行動 349
  選択行動 
  選択行動の理論 
  対応法則(マッチング法則) 
  遅延低減仮説 
  セルフ・コントロール(自己制御):基礎 
  価値割引:基礎 
  価値割引:その展開 
  行動的意思決定


5章 展開と関連領域 383
  オペラント行動の個人差 
  社会的行動 
  比較認知 
  コロンバン・シミュレーション計画 
  行動神経科学 
  行動薬理学 
  行動生態学 
  行動経済学


  III部 応用行動分析

1章 言語行動 419
  マンド 
  タクト 
  イントラバーバル 
  エコーイック 
  オートクリティック 
  テクスチュアル,トランスクリプション,テキストコピーイング


2章 基本手続き 445
  反応形成(シェイピング):応用 
  プロンプト 
  身体的ガイダンス 
  モデリング 
  般化模倣 
  課題分析 
  連鎖化:応用 
  見本合わせ:応用 
  無誤弁別学習:応用 
  刺激等価性:応用 
  機能的行動アセスメント 
  強化介入による行動低減 
  非随伴性強化 
  選択と好み 
  般化と維持 
  確立操作 
  プレマックの原理:応用 
  集団随伴性 
  行動モメンタム:応用 
  社会的妥当性


3章 援助・介入手続き 527
  離散試行型指導法 機会利用型指導法 
  トークンエコノミー法 
  機能等価性 
  セルフ・コントロール(自己制御):応用 
  セルフ・マネジメント (自己管理) 
  自己記録・自己目標設定 
  行動契約(随伴性契約) 
  言行一致訓練 
  代表例教授法 
  公的掲示 
  習慣逆転法 
  クリッカートレーニング 
  行動コンサルテーション 
  行動的コーチング 
  パフォーマンス・マネジメント


4章 プログラム 
  パッケージ 
  トリートメントモデル 589
  ロヴァース法 
  ポーテージプログラム 
  機軸反応訓練(PRT) 
  絵カード交換式コミュニケーション・システム(PECS) 
  ポジティブ行動支援(PBS) 
  アチーブメント・プレイス 
  プレシジョン・ティーチング 
  アクセプタンス&コミットメント・セラピー 
  機能分析心理療法 
  行動活性化療法 
  STAR 
  ペアレント・トレーニング 
  CRAとCRAFT 
  「体罰」に反対する声明


  IV部 行動分析学における実践
  医療 
  医療(看護) 
  理学療法 
  作業療法 
  言語聴覚療法 
  心理臨床(病院) 
  心理臨床(相談室) 
  心理臨床(個人開業) 
  一般教育(教科教育) 
  一般教育(学級・学校運営) 
  社会福祉 
  介護福祉 
  精神保健福祉 
  動物福祉 
  動物訓練(トレーニング) 
  スポーツ 
  組織・企業 
  コミュニティ


行動分析学研究史年表(1859-2017) [722-729]
和文引用文献 [731-743]
欧文引用文献 [745-797]
事項索引 [799-834]
人名索引 [835-839]