contents memorandum はてな

目次とメモを置いとく場

『雑草で酔う――人よりストレスたまりがちな僕が研究した究極のストレス解消法』(青井硝子 彩図社 2019)

著者:青井 硝子[あおい・がらす] 筆名。
解説:にゃるら
解説:pha
植物イラスト:青井硝子、pio
カバーイラスト&デザイン:キメねこ


【目次】
はじめに この本と著者について [003-005]
目次 [007-011]


【ハーブ/雑草編】バジル 012

【ハーブ/雑草編】ローズマリー精油) 018

【ハーブ/雑草編】睡蓮 (スイレン) 022

【ハーブ/雑草編】クサノオウ 027

【ハーブ/雑草編】アジサイ 032

【キノコ編】テングタケ(毒) 039

【木の実編】ジュニパーベリー(実) 045

【ハーブ/雑草編】ホーリーバジル 052

【植物の種編】アサガオ 057

【ハーブ/雑草編】マリファニリャ(ヤクモソウ) 064

アヤワスカアナログ編】アカシア・アクミナータ 071

アヤワスカアナログ編】アカシア・コンフサ 079

幻覚植物の特殊栽培法について(クリプト - ファン栽培法) 087

生きづらい人へ――ヒトにおける2種類の脳みそについて 091

【サボテン編】ロフォフォラ・ウィリアムシー 099

人間の成長と変えられない形質について 116

草酔いの作法――キマり遊びからサイ・スポーツへ 126
 草酔いの作法の健康  
 草酔いの作法2 脳内麻薬への理解 
 草酔いの作法3 グラウンディング 
 草酔いの作法4 逆耐性について 


【日常編】肉ハイ 150

【日常編】事務ハイ 156

【日常編】車酔い 161

結局のところ、どのように生きたら生きやすいのか 165

【ハーブ/雑草編】タバコ 179


素晴らしい副題をつけた青井さんへ(にゃるら) [192-196]
青井さんのこと (pha) [197-199]
独自の言い回しや概念など一覧 [200-206]
図クレジット [207]





【抜き書き】

・巻末207頁にある、イラストの担当一覧。

  植物スケッチ
青井:クサノオウテングタケホーリーバジル、マリファニリャ、アカシア・アクミナータ、アカシア・コンフサ、アサガオ、タバコ 
pio:バジル、ローズマリー、睡蓮、アジサイ、ジュニパーベリー、ロフォフォラ・ウィリアムシー 


・用語まで自家製だ。

   独自の言い回しや概念など一覧

 無手勝流で精神世界を探索しているため、新しい言葉が発生したりしています。文中に突然出てきて読みにくいと思うので、適宜このページを参照してください。〔…中略…〕


・サイコアクティブ
 酔い。向精神作用。バットでぐるぐる回る酔いからアマゾン奥地で儀式する酔いまで全部含めてサイコアクティブの一種。セックスもドラッグも映画鑑賞も、心を動かす人間活動にはすべてサイコアクティブ的要素を含む。
 なお「サイコアクティブ物質」というと、吸ったり飲んだりすることで精神変容をきたす物質のこと。


・わっしょい
 脳みその一部分だけが酔っているさま。「左上の脳みそがわっしょいしている」と表現したりする。この脳みそ一部分の酔いをうまく捉えて変性意識に持っていくことを「わっしょいをキャッチする」「わっしょいキャッチ」などと表現している。煙遊び全般を通して重要な概念。

〔…中略…〕


・譜妄
 今どこで何をやっているのか分からない精神状態。
 何かを摂取しようとするとき一番警戒するのがこれで、この状態の時に被害妄想などが発生しやすい。特にたちが悪いのが、その特殊な精神状態を認識する機能すら酔って飛ばされること。
 今どういう状態か分からないので、何をやって今どうなっているかの因果が不明になり、他人が襲いかかってくるという妄想や思い込みが本当のことであると「わかってしまう」。こうなるとどうしようもないので、シラフのときに環境をチェックしてから手元のA4用紙に「ここは安全である」と書いておき、少しでも怖いと感じたら布団被って寝る。諾妄になる危険性の高いものを体に入れるときは必須。

『新版 漢方の歴史――中国・日本の伝統医学』(小曽戸洋 大修館書店 2014//1999)

著者:小曽戸 洋[こそと・ひろし](1950-) 東洋医学、医学史。
装丁:本永 惠子

新版 漢方の歴史 (あじあブックス)

新版 漢方の歴史 (あじあブックス)


【目次】
口絵 [i-viii]
タイトル [ix]
目次 [xi-xvi]


はじめに――東洋医学と漢方 001


第一章 中国医学の形成 007
  甲骨文字の発見と漢方薬
  扁鵲伝説
  医師の分類
  医書の分類


第二章 よみがえる古代医学の遺物 021
  二千余年前の貴婦人と漢方薬
  出現した古代の医学書
  馬王堆医帛の復元研究
  新出の医学史料


第三章 神農伝説と『神農本草経』 039
  神農伝説
  『神農本草経』と本草
  本草学の継承と展開


第四章 『黄帝内経』と陰陽五行説 053
  黄帝と『黄帝内経』――『素問』『霊枢』『太素』『明堂』
  陰陽五行説と医学
  『難経』


第五章 張仲景の医学 069
  張仲景伝説
  張仲景方
  『傷寒論
  『金匱要略
  漢方が効く秘密
  華佗伝説


第六章 六朝隋唐医学と日本 091
  魏晋南北朝医学書
  千年ぶりに発見された『小品方』
  日本への医学の伝播
  隋唐の医学書
  遣唐使の開始
  「大宝律令」医疾令
  平城京での動向
  平安京での医学
  『医心方』の成立 


第七章 宋の医学と日本 125
  宋の医書出版
  朝鮮の医書出版
  宋版医書の渡来
  『孫真人玉函方』の出現
  鎌倉南北朝の医学


第八章 金元明清の医学と日本 145
  金元医学の新展開
  明清代の医薬書
  入明医師の活躍
  日本最初の医書出版と禅僧
  曲直瀬道三の登場


第九章 江戸時代の医学 165
  曲直瀬玄朔の手腕
  徳川家康と医療
  古活字版医書の盛行
  日本に帰化した中国人医師
  日本漢方の独自化
  後世方派の様相
  古方派の出現
  折衷派の人々
  幕末明治の巨頭・浅田宗伯
  考証医学の開花


第十章 日本から中国へ 207
  日本に目を向けた中国人
  医籍の還流
  現存する漢方古書の数
  衰退から復興へ


あとがき(平成十一年四月三日 小曽戸 洋) [221-223]
新版あとがき(平成二十六年七月二十三日 小曽戸 洋) [223-225]
漢方関連年表 [226-227]
和漢薬の来歴 [228-243]
主要書名・人名索引 [244-247]




【抜き書き】

p. 222

 漢方というと、江戸時代中期以降の日本漢方を中心に考えるむきもあれば、中国医学古典を中心に考えるむきもあり、また現代中医学しか念頭にないむきもある。しかし、どれに片寄っても悠久なる中国・日本の伝統医学の流れをとらえ全体像を見ることはできないというのが私の信念であり、そういう観点から小著では幅広い時代に紙面を配したつもりである。


【関連記事】
代替医療――効果と利用法』(蒲原聖可 中公新書 2002)
https://contents-memo.hatenablog.com/entry/20090701/1246374000


代替医療解剖』(Simon Singh, Edzard Ernst[著] 青木薫[訳] 新潮文庫 2013//2010//2008)
https://contents-memo.hatenablog.com/entry/20131229/1501138832

『生薬101の科学――薬理効果・採集法から家庭で使うコツまで』(清水岑夫 ブルーバックス 1999)

著者:清水 岑夫[しみず・みねお](1936-) 生薬学、薬用天然物化学。
装幀:芦澤 泰偉
本文イラスト:石戸 忠、清水 岑夫
本文デザイン:中山 康子

【目次】
はじめに [005-009]
目次 [010-014]
本書の読み方と利用の心得 [015]


1 アオキ   青木[あおき] 016
2 アオギリス 梧桐葉/梧桐子[ごどうし] 018
3 アカネ   茜草根[せんそうこん] 020
4 アカメガシワ   将軍木皮[しょうぐんぼくひ] 022
5 アカヤジオウ   地黄[じおう] 024
6 アロエ   蘆薈[ろかい] 026
7 アンズ   杏仁[きょうにん] 029
8 イカリソウ 淫羊藿[いんようかく] 030
9 イタドリ   虎杖根[こじょうこん] 032
10 イチイ   一位[いちい] 034
11 イチジク  無花果[むかか]036
12  イノコズチ 牛膝[ごしつ] 038
13 ウコン   鬱金[うこん] 040
14 ウンシュウミカン 陳皮[ちんぴ] 042
15 エビスグサ 決明子[けつめいし] 044
16 エンジュ  槐花[かいか] 046
17 オウレン  黄連[おうれん] 048
18 オオバコ  車前子[しゃぜんし]/車前草[しゃぜんそう] 050
19 オケラ   朮[じゅつ] 052
20 オタネニンジン  人参[にんじん] 054
21 オトギリソウ   弟切草[おとぎりそう]/小連翹[しょうれんぎょう] 058
22 カキ    柿蔕[してい] 060
23 カギカズラ 釣藤鈎[ちょうとうこう] 063
24 カキドオシ 連銭草[れんせんそう] 065
25 カノコソウ 吉草根[きっそうこん] 066
26 カラシナ  芥子[がいし] 068
27 カラスビシャク  半夏[はんげ] 070
28 カワラヨモギ   菌蔭蒿[いんちんこう] 072
29 カンゾウ  甘草[かんぞう] 074
30 キカラスウリ   栝楼根[かろこん]/栝楼仁[かろにん] 076
31 キキョウ  桔梗根[ききょうこん] 078
32 キササゲ  梓実[しじつ] 080
33 ギシギシ  羊蹄根[ようていこん] 052
34 キハダ   黄柏[おうばく] 084
35 キバナオウギ   黄耆[おうぎ] 085
36 キンミズヒキ   竜牙草[りゅうがそう] 087
37 クコ    枸杞[くこ] 089
38 クズ    葛根[かっこん] 091
39 クチナシ  山梔子[さんしし] 093
40 クロモジ  釣樟[ちょうしょう] 095
41 クワ    桑白皮[そうはくひ] 096
42 ゲンノショウコ  玄草[げんそう] 098
43 ゴオウ   牛黄[ごおう] 100
44 コガネバナ 黄岑[おうごん] 102
45 ゴシュユ  呉茱萸[ごしゅゆ] 104
46 サジオモダカ    沢瀉[たくしゃ] 106
44 サネブトナツメ   酸棗仁[さんそうにん] 107
48 サルトリイバラ   山帰来[さんきらい] 108
49 サンシュユ 山茱萸[さんしゅゆ] 110
50 サンショウ 山椒[さんしょう] 111
51 シソ    蘇葉[そよう] 113
52 シャクヤク 芍薬[しゃくやく] 114
56 ジャノヒゲ 麦門冬[ばくもんどう] 116
54 ショウガ  生姜[しょうきょう] 118
55 スイカズラ 忍冬[にんどう] 119
56 スギナ   問荊[もんけい] 121
57 セリ    水芹[すいきん]  122
58 センキュウ 川芎[せんきゅう] 124
59 センブリ  当薬[とうやく] 125
60 ダイオウ  大黄 127
61 ダイダイ  橙皮[とうひ]/橘[きじつ]/橘殼[きこく] 129
62 タラノキ  楤木皮[そうぼくひ] 131
63 タンジン  丹参[たんじん] 133
64 タンポポ  蒲公英[ほこうえい] 134
65 チャ    茶[ちゃ] 136
66 ツヅラフジ    防已[ぼうい] 138
67 ツルドクダミ   何首烏[かしゅう] 139 
68 ツワブキ  橐吾[たくご] 141
69 トウキ   当帰[とうき] 142
70 ドクダミ  重薬/十薬[じゅうやく] 144
71 トリカブト 附子[ぶし] 146
72 ナツメ   大棗[たいそう] 148
73 ナルコユリ 黄精[おうせい] 150
74 ナンテン  南天[なんてん] 151
75 ニガキ   苦木[にがき] 153
76 ニワトコ  接骨木[せつこつぼく] 154
77 ニンニク  大蒜[たいさん] 156
78 ノイバラ  営実[えいじつ] 158
79 ハトムギ  薏苡仁[よくいにん] 159
80 ハナスゲ  知母[ちも] 161
81 ハナミョウガ   伊豆縮砂[いずしゅくしゃ] 162
82 ハブソウ  望江南[ぼうこうなん] 164
83 ハマスゲ  香附子[こうぶし] 165
84 ハマボウフウ   浜防風[はまぼうふう] 166
85 ヒキオコシ 延命草[えんめいそう] 168
86 ヒルガオ  旋花[せんか] 170
87 ビワ    批杷葉[びわよう] 171
88 ビンロウ  檳榔子[びんろうじ] 174
89 フジバカマ 蘭草[らんそう] 175
90 ベニバナ  紅花[こうか] 178
91 ボタン   牡丹皮[ぼたんぴ] 180
92 マオウ   麻黄[まおう] 181
93 マタタビ  木天蓼[もくてんりょう] 183
94 ミシマサイコ   柴胡[さいこ]  185
95 ムクゲ   木槿[もっきん] 187
96 メハジキ  益母草[やくもそう] 189
97 モモ    桃仁[とうにん] 190
98 ヤマノイモ 山薬[さんやく] 192
99 ユキノシタ 虎耳草[こじそう] 194
100 ヨモギ   艾葉[がいよう]  196
101 リンドウ  竜胆[りゅうたん]  198


症状別利用生薬と漢方処方 [200-213]
  1 呼吸器系 
  2 循環器系 
  3 消化器系 
  4 新陳代謝系 
  5 泌尿生殖器系 
  6 神経系 
  7 皮膚科系 
  8 耳鼻咽喉科系 
  9 産婦人科系 
  10 保健予防薬(滋養強壮薬) 

植物の特徴を見分ける豆知識 [214-218]
  花序とは?
  葉のつけ方(葉序)

イラスト出典 [19-20]
さくいん [1-18]




【メモランダム】
・参考になるサイト。
http://www.pharm.kumamoto-u.ac.jp/yakusodb/




【関連記事】

『植物はなぜ薬を作るのか』(斉藤和季 文春新書 2017)
https://contents-memo.hatenablog.com/entry/20200909/1599577200

『麻薬の文化史――女神の贈り物』(Hillman[著] 森夏樹[訳] 青土社 2009//2008)

原題:The Chemical Muse: Drug Use and the Roots of Western Civilization (2008)
著者:D. C. A. Hillman
著者:森 夏樹 (1944-)
装幀:高麗 隆彦
NDC:368.83 麻薬中毒者・麻薬密売

麻薬の文化史―女神の贈り物

麻薬の文化史―女神の贈り物

【目次】
目次 [001-005]


はじめに 009
  博士論文審查委員会
  向精神性麻葉
  西洋文明の創建者たち
  麻薬撲滅運動
  デモクラシー
  ナンシー・レーガン
  アヘンケシ
  ベラドンナ
  魔術師
  インスピレーション
  アクタイオン
  のぞき見トム


1 古代世界は苛酷だった 019
  自然の災厄
  平均余命
  ヴェスヴィオ
  サントリーニ島(テラ島)
  大プリニウス『博物誌』
  ユウェナリス
  大火災
  イナゴの大発生
  毒ヘビ
  ハチミツ色のサソリ
  狂犬病=狂水病
  瀉血
  疫病(流行病)
  ペリクレス
  破傷風の恐怖
  性行為感染症
  ヒッポクラテス
  戦争と暴力
  背教者ユリアヌス
  「パンと見せ物」


2 どんな麻薬を使っていたか 053
  ファルマコン
  麻薬の大データベース
  植物性麻薬
  ケルスス『医術について』
  生体解剖
  治療者(ヒーラー)
  シャーマン
  ピュタゴラス
  ヒッポクラテスの誓い
  テオフラストス『植物誌』
  ガレノス
  体液病理学
  動物の生成物
  レテ(忘却の川)
  麻薬の過剰投与
  ヘリボー
  幼児遺棄
  カストリウム(海狸香)
  二次代謝
  アルカロイド


3 ギリシア人とローマ人も麻薬常習者だった 085
  アリストパネス
  抗コリン作用薬
  体外離脱体驗
  デモクリトス
  構薬物耐性
  麻薬常習癖アヘン
  ケシ
  オピオイド受容体
  モルヒネ
  『アヘン常用者の告白』
  マリファナ
  ニガヨモギ
  CAS(中枢性抗コリン症候群)
  失見当識
  毒素(トキシン)
  ドクニンジン
  ディオニュソスの祭儀
  『バッコスの信女たち』


4 プロメテウスの至福感 133
  麻藥神話
  アンブロシアとネクタル
  イコル(霊液)
  『イリアス
  プロメテウス神話
  アイスキュロス
  『縛られたプロメテウス』
  プロメテウスの麻薬
  狂気
  エレウシスの秘儀
  通過儀礼
  プルタルコス『食卓歓談集』
  七十人訳聖書
  ポリュペモス
  田園詩人テオクリトス
  オウィディウス『変身物語』
  ナルキッソス
  ナルシシズム


5 月を引きずり下ろす 171
  魔法使い
  魔術師
  東方魔術と西方魔術
  マギ
  ゾロアスター教
  ファルマケウス
  魔術の儀式
  性欲促進薬
  ほれ薬
  ゲッケイジュ
  デルフォイの巫女
  ギリシア語魔術パピルス
  オカルト科学 メディア
  金色の羊皮
  アポロニオス『アルゴナウティカ』
  魔女
  アプレイウス
  『黄金のロバ』
  啓蒙思想


6 神の贈り物 203
  ヘシオドス
  九人のムーサイ(詩歌女神)
  ムセイオン(王立学術研究所)
  ロトバゴイ人
  オデュッセウス
  反戦運動
  ヒッピー
  トロイア戦争
  ネペンテス
  ウェルギリウス『アイネイス』
  カルタゴの女王ディドー
  復讐の女神アレクトー
  オウィディウス『悲しみの歌』
  レテ(忘却の川)
  ニカンドロス『毒物誌』


7 哲学者は魔術師だった 241
  ディオゲネス・ラエルティオス
  ギュムノソフィステス
  ドルイド
  ソクラテス以前の哲学者たち
  イオニア学派
  アナクシマンドロス
  エピメニデス
  根を切る人
  マンドレーク「雅歌」
  秘儀
  霊魂の転生
  菜食主義
  エンペドクレス
  四元素
  原子論
  アカデメイア
  狂気(マニア)
  プラトンパイドロス


8 麻薬とデモクラシーの関係 269
  市民的自由
  急進的デモクラシー
  言論の自由
  ソロン
  ペリクレス
  民会(エレクシア)
  評議会(ブレ)
  エレウテリア
  イソノミア
  有痛排尿困難
  『女だけの祭』
  節制狂信者
  クレタ島のハナハッカ
  硬膜外麻酔
  エウリピデス『アンドロマケ』
  ヘロット
  エレウシスの秘儀
  麦角菌
  イニシエーション


エピローグ 幸福の追求 315
  フリーダムとリバティー
  マケドニア
  アテナイ陪審裁判
  禁酒運動
  コカイン
  マリファナ
  アスピリン
  古代史の未踏のフロンティア
  薬理学
  糖尿病
  老人性痴呆症
  古代人の道徳観
  禁酒法
  アルコール
  麻薬撲滅戦争
  麻薬立法
  二〇世紀の十字軍
  反麻薬政策 


原注 [331-338]
参考文献 [339-344]
訳者あとがき [345-349]
索引 [1-6]

『ドラッグ・コート――アメリカ刑事司法の再編』(James L. Nolan, Jr.[著] 小沼杏坪[監訳] 妹尾栄一,小森榮[訳] 丸善プラネット 2006//2001)

原題:Reinventing Justice: the American Drug Court Movement (Princeton University Press, 2001)
著者:James L. Nolan Jr. 社会学
監訳:小沼 杏坪[こぬま・きょうへい](1941-2015) 精神科医。薬物依存の予防・社会復帰に関する臨床的研究、薬物乱用の需要削減に関する行政的研究。
訳者:小森 榮[こもり・さかえ](1949-2017) 弁護士。薬物弁護など。
訳者:妹尾 栄一[せのお・えいいち] 医学博士。
装釘:クリエイティブ・ビーダッシュ
NDC:327.953 合衆国の刑事訴訟手続法


【目次】
colophon [ii]
はじめに(2006年初夏 小森榮 妹尾栄一) [iii-iv]
目次 [v-vi]


序章 001
刑罰と文化 003
アメリカのドラッグ・コート寸描 004
方法論に関する注意 013
本書の概要 015
出典と原注 017


第1章 薬物と法律:その歴史的展望 021
医学による社会的コントロール 024
法律による社会的コントロール 028
階級政策と反薬物法 030
フォスター法案 032
ハリソン法 036
ジョーンズーミラー修正案 039
麻薬診療所と病院 042
アンスリンガー時代 044
変動の兆し 047
出典と原注 052


第2章 ドラッグ・コート運動 061
構造的要因 068
文化的要因 072
間違った二分法 078
ドラッグ・コート運動の正当化 086
出典と原注 090


第3章 治療の劇場 097
運動のドラマツルギー 098
法廷という名の劇場 110
再定義された裁判所の役割 117
ドラッグコートの弁護人 119
ドラッグコートの検察官 126
他の登場人物たちのドラッグ・コートへの適応 130
出典と原注 137


第4章 非コモン・ロー 141
司法積極主義 148
思いやりのある司法 155
司法における便宜主義 167
司法的な熱狂 171
出典と原注 174


第5章 ドラッグ・コートの物語 177
「ホラー物語」 180
「戦記物語」 185
「ハッピーエンドの物語」 189
適切な物語ということ 197
物語とドラッグ・コートの評価 202
出典と原注 210


第6章 病理モデルへの移行 215
治療に対する司法の適応 217
中心的要素としての自尊心 222
罪を問わない司法 225
他の犯罪への拡大 229
薬物以外の犯罪に対する法廷での治療 237
プロセスのパートナーたち 240
出典と原注 245


第7章 司法のもつ意義 249
司法とは何か 250
社会の変化と司法 262
社会復帰思想の時代 266
少年司法 270
応報への回帰 276
治療的思想 280
出典と原注 288


第8章 司法の再構成 299
治療的法学 300
ドラッグ・コート;理論を実践すること 305
適切な治療のもたらすもの 310
司法の行く末 327
出典と原注 332


あとがき(2006年初夏 監訳者 小沼 杏坪) [341-343]
索引 [345-347]





【抜き書き】




・「あとがき」より。

  本書は、薬物依存という疾患に焦点を当てて、その治療・回復に精通した裁判官が検察官、弁護士、治療共同体の治療責任者などの協力をえながら、「ドラッグ・コート」という劇場において主役として、薬物事犯者の回復を丹念に長期に支援して行こうとする治療的司法に関する調査・研究成果の報告である。本書の真に公正な内容を関係者に提供できることは、今後、わが国における薬物事犯者に対する刑事司法の歩むべき姿を検討して行く上で、大きな貢献をもたらすと思われる。




【メモランダム】
・著者の意図(単なる紹介ではなく、民族誌的な調査と解釈)と翻訳陣の意図(ドラッグコートの紹介)とは、重点を置く場所が異なっている(または、やや食い違っている)ようだ。が、それ自体を翻訳陣が織り込み済みであること、日本語版の意義が大きいことを考慮すれば、この点に問題はない。