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『ニッポンの貧困――必要なのは「慈善」より「投資」』(中川雅之 日経BP社 2015)

著者 : 中川 雅之[なかがわ・まさゆき] 日本経済新聞記者。

ニッポンの貧困

ニッポンの貧困

【目次】
はじめに [002-010]
目次 [012-015]


◆課題編

1章 統計データが示す現状 普遍化した生活困窮 017
ネットカフェに6年超 都心に生まれた新しいイエ/介護と非正規雇用で困窮/データが示す貧困リスクの拡大/生活保護費は4兆円/生活保護の受給者が暮らす場所/トイレの窓から逃げた/福祉のあるべき姿とは/「知らないことが議論を阻んでいる」/刑務所の“目的外利用”が映すもの


2章 貧困を生みだすもの――(1)“教育ゲーム”が将来を奪う 047
子供の希望を壊したくない/高い教育費の私的負担/奨学金で自己破産/「大卒のデメリット」/現場労働の軽視が招くツケ


〔インタビュー〕 「学生の借金1兆円」が映す、この国の歪み日本学生支援機構 遠藤勝裕理事長〉 068


3章 貧困を生みだすもの――(2)女性と家族を巡る軋み 089
託児所なんて、ずっと前から当たり前/シングルマザーの専用シェアハウス/育児で狂った、夫婦の歯車/家族か、経済的な自立か/「子供がいることを幸せと思えない」/母に言われた「あんたがいなけりゃ」/2度の妊娠、中絶/なくなった憧れ/未知の「家族体験」


〔インタビュー〕 「福祉行政は風俗産業に敗北している」〈一般社団法人「Colabo」 仁藤夢乃代表〉 118


◆改革編

4章 “貧困地区”の挑戦 日本最大の「ドヤ街」が「先進地域」に 133
「1周遅れで先頭を走る」/貧困地区が培った支援力/生まれ変わる街、全国のモデルへ/東京都足立区、悪平等に挑む/教室に響いた「分かった!」/公教育の最大の目的は学力保障/高校中退を防げ/貧困対策は「街づくり」そのもの


〔インタビュー〕 「困窮者自立支援法」モデル都市からの提言滋賀県野洲市 山仲善彰市長〉 156


5章 企業ができること 「貧困投資」はペイする 175
“最強外資ゴールドマン・サックスが貧困に投資するワケ/厳密に効果を測定/「貧困投資」の効果/与えるのは「希望の連鎖」/「困窮支援をするのは外資ばかり」/ソーシャル・インパクト・ボンド/スーパーが起こす5日間の奇跡/足かせさえ外せば/積み増された予算/「奨学金、肩代わりします」/仕組みを生んだ“シューカツ”への疑念/「働きやすい職場」と企業の役割


〔インタビュー〕 「企業はもう一度、従業員に対する責任を」首都大学東京 阿部彩教授〉 208


終章 映画『子宮に沈める』が示すもの 「見えないものを見る」意味 223
密室がもたらす「死」/川崎中1殺害に思う/「もっと違う人の事例がいい」/身近な人の密室に光を当てる


おわりに(2015年盛夏 中川雅之) [238-242]
参考資料・文献 [244-245]