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『戦後日韓関係史』(李鍾元,木宮正史,磯崎典世,浅羽祐樹 有斐閣アルマ 2017)

著者:李 鍾元[りー・じょんうぉん](1953-) 国際政治学、現代朝鮮半島地域研究。
著者:木宮 正史[きみや・ただし](1960-) 朝鮮半島地域研究、国際政治学
著者:磯崎 典世[いそざき・のりよ](1962-) 韓国現代政治、比較政治学
著者:浅羽 祐樹[あさば・ゆうき](1976-) 比較政治学、韓国政治、

戦後日韓関係史 (有斐閣アルマ)

戦後日韓関係史 (有斐閣アルマ)

  戦後日韓関係史
A Contemporary History of Japan-South Korea Relations since World War II
 隣り合う2国間,70年の歩み
李鍾元 (早稲田大学教授),木宮正史 (東京大学教授),磯崎典世 (学習院大学教授),浅羽祐樹 (新潟県立大学教授)
2017年02月発売
有斐閣アルマ > Specialized
四六判並製カバー付, 314ページ
定価 2,376円(本体 2,200円)
ISBN 978-4-641-22077-5


【目次】
はしがき(2016年12月 著者を代表して 李鍾元) [i-ii]
著者紹介 [iii]
目次 [iv-ix]


序章 戦後日韓関係の歴史と構図(李鍾元) 001
1 日韓関係の重層性 002
  「近くて遠い国」
  「負くて新しい関係」
  実態と制度の乖離
  「過去の直視」と「未来志向」
2 戦後日韓関係の展開 008
  空白期(1945-65年)
  「国家」の関係(1965-80年代中盤)
  交流の拡大(1980年代中盤~2000年代中盤)
  転換期(2000年代中盤~)
3 本書の視点 016
  関係史の視点――国家・市場・市民社会
  3つの分析のレベル――個人・国家・国際関係
4 本書の構成 020
  10年単位の章立て
  1950年代(第1章)
  1960年代(第2章)
  1970年代(第3章)
  1980年代(第4章)
  1990年代(第5章)
  2000年代(第6章)
  2010年代(第7章)
  今後の日韓関係に向けて(終章)


第1章 戦後日韓関係の始まり―― 1950年代(李鍾元) 031
1 李承晩の「反日」政策 032
  朝鮮半島の解放と分断
  李承晩とその政権
  李承晩政権の対日政策
2 朝鮮戦争と日韓関係 038
  朝鮮戦争と日本の安全保障
  朝鮮戦争特需日本経済
  朝鮮戦争への日本のかかわり
3 日韓会談と「衝突」の時代 044
  対日講和条約と韓国の参加問題
  日韓会談の開始と「李承晩ライン」
  難航する日韓会談
  日韓の対立と米国
  「久保田発言」と日韓会談の漂流
  日韓会談停滞の理由
4 冷戦の変容と日韓関係 057
  鳩山内閣の「自主外交」と朝鮮半島
  岸外交の模索
  北朝鮮帰還問題の浮上
  韓国民主党政権と日韓関係


第2章 冷戦と経済協力―― 1960年代(木宮正史) 071
1 日韓国交正常化――冷戦による日韓接近の政治力学 072
  アジア冷戦の激化とベトナム戦争
  日韓の政治変動
  日韓交渉の争点①――請求権問題
  日韓交渉の争点②――漁業,謝罪,文化財など
  日韓市民社会の異なる視座
  戦後日韓関係における1965年体制の意味
2 ベトナム戦争をめぐる日韓関係──冷戦との「距離感」の違い 084
  ベトナム戦争と韓国――派兵と特需
  ベトナム戦争と日本――「対岸の火事」と特需
  日韓の冷戦認識の違い
  アジアにおける「地域主義」と日韓関係
  冷戦に対する日韓の関与の差
3 経済協力の進展とその政治的意味 093
  国交正常化以後の日韓政府間関係
  日韓経済協力の深化
  国交正常化以後の日韓の相互視座
  日韓経済協力の政治的意味


第3章 冷戦の変容と関係の緊密化―― 1970年代(木宮正史) 105
1 冷戦の変容と日韓関係 106
  米中接近と日韓の反応
  米中和解と日中国交正常化
  米韓同盟の変容と日韓関係
  南北関係の変容と日韓関係 
2 維新体制と日韓関係 116
  日韓の葛藤
  日韓の緊密化
  韓国の重化学工業化と経済協力
  日韓の貿易競争の始まり
  朴正熙と「日本」
3 韓国の民主化運動と日本 128
  金大中拉致事件の衝撃と日韓「連帯」
  「韓国からの通信」と日韓関係
  韓国の民主化運動から見た日本
  日韓関係の緊密化とその限界


第4章 韓国民主化市民社会交流―― 1980年代(磯崎典世) 139
1 新冷戦の逆流 140
  全斗煥政権の登場
  日米韓の戦略協調
  日韓新時代
  1980年代後半の変化
2 韓国の民主化とソウル・オリンピック 151
  民主化運動の高揚
  社会・文化・日常生活への関心
  ソウル・オリンピックと日本の「韓国ブーム
  「等身大」の交流の始まり
  相互認識の変化
3 市民社会と歴史問題 159
  第1次教科書問題
  第2次教科書問題
  市民社会からの問いかけ
  在日韓国・朝鮮人指紋押捺問題
4 冷戦の終結と新たな関係の模索 166
  国際情勢の変化と国内冷戦の溶解
  過渡期としての1980年代


第5章 脱冷戦期の協力の模索と課題の噴出―― 1990年代(磯崎典世) 173
1 冷戦秩序の崩壊と国内政治の流動化 174
  流動化する日韓の国内政治
  朝鮮半島のポスト冷戦に向けた日韓の取り組み
  北朝鮮の第1次核危機とジュネーヴ合意
  北朝鮮をめぐる日韓関係
2 「封印された問題」の争点化――「歴史問題」をめぐる関係 183
  慰安婦問題の衝撃
  日本の歴史政策
  金泳三政府の「歴史の建て直し」政策
  歴史問題・領土問題の政治争点化
  「日韓パートナーシップ宣言」における「未来志向」
  歴史問題決着の背景
3 グローバル化とアジア地域協力 197
  地域秩序の弱体化とアジア通貨危機の衝撃
  地域協力枠組みと日韓関係
  国境を越えた市民社会の交流
  課題に向けた日韓パートナーシップ


第6章 複合化する日韓関係―― 2000年代(浅羽祐樹) 207
1 歴史認識をめぐる対立 208
  教科書
  靖国
  竹島
  慰安婦
  歴史対話
  
2 ともに協力するパートナー 218
  日韓国交正常化40周年
  菅談話
  安保協力
  政権交代外交政策
  経済協力

3 マルチレベルのゲーム構造 226
  サッカー・ワールドカップ共催
  人的交流
  韓流/日流
  親近感
  日韓関係の構造変化


第7章 「普通」の2国間関係へ―― 2010年代(浅羽祐樹) 247
1 食い違う針路 242
  相互不信という現状維持
  アイデンティティの衝突
  領有権紛争としての竹島歴史認識問題としての独島
  慰安婦問題の「妥結」
  中韓接近

2 戦略的再定義 251
  1965年体制の「確認」
  グローバルな構造変化に対する認識ギャップ
  「特殊」から「普通」へ


終章 今後の日韓関係に向けて(李鍾元) 261
  日韓の「民主的平和」
  国家・市場・市民社会の複合体
  東アジアの中の日韓
  グローバル化と日韓
  日韓関係はどこに向かうのか


読書案内 [273-279]
参考資料(関連年表/韓国に対する親近感/日韓基本条約/日韓請求権協定) [281-296]
事項索引 [297-300]
人名索引 [301-303]


Column
① 韓国政治の時期区分 22
② 李承晩と吉田茂 52
③ 日韓の非公式チャンネル 62
④ 日韓国交正常化交渉の「主役」たちの記録 78
ベトナム派兵と韓国社会 88
⑥ 韓国と台湾——分断国家の異同 98
⑦ 張俊河と朴正煕 112
⑧日朝関係と日韓関係 120
⑨若き金大中の外交構想 130
⑩日本における韓国イメージの変化 146
(11)韓国民主化と国境を越えた支援 154
(12)韓国語? 朝鮮語? 168
(13)韓国における日本産テレビアニメ 180
(14)歴史認識をめぐる韓国内での対立 190
(15)韓国(語)という方法 214
(16)「韓国,2000年代」というトポス 228
(17) 朝鮮日報日本語版サイト 232
(18)日韓「比較」という方法 244
(19) 朝鮮半島をめぐる地政学 254


図表一覧
図 2-1 韓国の対日貿易の推移 96
図 2-2 日本の対韓投資の推移 97
図3-1 日韓の経済成長率の比較(1965-79年) 124
図3-2 1人当たりGDPの日韓比較 125
図4-1 韓国の対日貿易 149
図5-1 日本と韓国の経済成長率(1981-2001年) 176