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『日本の誕生』(吉田孝 岩波新書 1997)

著者:吉田 孝[よしだ・たかし] (1933-2016)  日本古代史

日本の誕生 (岩波新書)

日本の誕生 (岩波新書)

【目次】
目次 [i-iii]


序章 「それでは憶良がかわいそうだ」 001
  山上憶良と「日本」
  大宝の遣唐使
  「倭」から「日本」へ
  則天武后粟田真人〔あわたまひと〕
  「いざ子ども早く日本へ」
  「日本」「倭」とヤマト


一 東アジア世界と「倭」の出現 017
  日本列島と農耕社会の成立
  秦漢帝国の出現と東アジア
  和人の国登場
  東夷の倭の奴国王と、西南夷の滇王〔てんおう〕
  最初の倭国王は渡来人か


二 倭の女王と交易 029
  東アジアの変動と女王=卑弥呼の登場
  失われた記録
  卑弥呼親魏倭王冊封
  都市牛利と「都市」
  「都市」は官名か
  王権と交易
  王の権威を表す品々
  卑弥呼の王権を支えるもの
  なぜ倭の政治的な統合は早かったのか
  卑弥呼の二つの顔
  生口と戦争


三 大王(天皇)にも姓があった 049
  中国周辺民族の台頭と高句麗の発展
  百済新羅の国家形成と倭の朝鮮半島への進出
  広開土王碑の語るもの
  広開土王碑の中の「倭」
  倭の五王、中国南朝へ遣使
  倭王の武
  ワカタケル大王
  東アジア世界の「姓」
  新羅金・銀の国


四 東海の帝国への道 069
  転換期に立つワカタケル大王
  朝鮮半島から渡来した人々
  渡来人が伝えた文化
  「任那」とは何か
  倭と「任那
  仏教の伝来
  「飛鳥は日本文化のふるさと」
  渡来人と「日本」「日本人」
  中国王朝との通行再開の背景
  六〇〇年の遣隋使
  無視された六〇〇年の遣隋使
  日出づる処の天子
  ウヂ名と姓の萌芽


五 クーデターと「革命」 093
  戦争と内容の世紀の幕開け
  激動する朝鮮諸国
  宮中のクーデター
  譲位の始まり
  改新政権の発足
  新羅の金春秋の選択
  百済の滅亡
  白村江の戦と高句麗の滅亡
  国際情勢の変化と倭国の朝廷
  壬申の乱
  天武・持統朝と古代官僚制
  文字の世界へ


六 「日本」の国号の成立 115
  アマテラス=天照大神の登場
  日本の国号はいつ成立したか
  日の出と日本
  「天皇」号の成立
  銀と銀銭
  だまされた大宝の年号
  大宝律令――統治技術の先取り
  日本と吐蕃〔とばん〕
  古代日本の国際的環境
  律令国家の二重構造――律令性と持続性
  文字と家の制度


七 大仏開眼と金 139
  平城京と和同開珎
  辺境への侵略
  内外に高まる緊張
  盧舎那仏の造立と黄金の出現
  大仏開眼新羅王子の来日
  新羅使がもたらした金
  天平文化と墾田永年私財法
  公地公民とは何か
  近代からのまなざし
  藤原仲麻呂儒教政治
  僧、道鏡の進出
  天皇儒教・仏教


八 ヤマトの古典的国制の成立 161
  新しい王統の成立
  新しい京と祭天の儀礼
  怨霊と平安京
  征夷大将軍の出現
  天皇の制度の確立
  源・平の出現と名前の唐風化
  摂政・関白の出現
  家の相続の萌芽
  神仏習合への道
  ウメからサクラへ
  唐風化による国風化
  かな文字の創造
  日本語の音韻の変化
  閉ざされた世界へ
  王土王臣思想とケガレ
  東アジア世界の変化
  東アジアのエトノス(民族)
  エトノスと文字
  ヤマトの古典的な国制と文化


終章 ヤマトと「日本」 197
  日本は王朝名
  大和・倭(和)・日本
  ヤマトとニッポン・ニホン
  日本と「ひのもと」
  「日本」と天皇
  「日本史」とは何か
  残された課題


参考文献 [213-218]
あとがき(一九九七年五月 吉田孝) [219-223]