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『名誉の殺人――母、姉妹、娘を手にかけた男たち』(Ayse Onal[著] 安東建[訳] 朝日選書 2013//2008)

原題:Honour killing: stories of men who killed (London : Saqi, 2008)
著者:Ayşe Önal(1955-) (トルコの)ジャーナリスト。
訳者:安東 建[あんどう・けん](1959-)  (日本の)記者。
Introduction:Joan Smith (イギリスの)コラムニスト、小説家。
NDC:367.2274 (トルコの)女性史・事情


朝日新聞出版 最新刊行物:選書:名誉の殺人

 中東やアフリカ、南アジアなどの古い価値観が残る社会で起きている「名誉の殺人」。婚前・婚外交渉を行ったり、親の認めていない男性とつきあったりした女性が、父親や兄弟の手で「家族の名誉」を守るために殺される。犠牲者は世界中で年間5000人にのぼるという。
 著者は、母や妻、姉妹、娘を殺害して収監されたトルコ人の男たちにインタビューし、10のケースを本書で取り上げる。男たちは、迷いなく殺したのではない。その任をこなさなければ、共同体で生きていくことができなかったのだ。名誉とはなんなのか? 男たちは後悔しているのか――?
 暴行の末やがて殺される女性たちの悲劇だけでなく、一族の名誉に押しつぶされる実行した男たちの傷、それらの傷に苦しみ続ける家族の姿をリアルに伝える衝撃のノンフィクション。


【目次】
目次 ([iii-iv])
献辞 [002]


序文(二〇〇八年二月 ジョアン・スミス) 003


1 レムジエ 015
2 ハヌム 053
3 ジャビト・ベイとメフメト・サイト 085
4 ヌラン 115
5 アイセル 149
6 ナイレ 179
7 ニガル 205
8 ファディメとイェテル 225
9 ウルビエ 251
10 パパティヤ 297


あとがき(アイシェ・ヨナル) [321-324]
訳者あとがき(二〇一三年七月 安東建) [325-330]