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『暴力の人類史』(Steven Pinker[著] 幾島幸子,塩原通緒[訳] 青土社 2015//2011)

原題:The Better Angels of Our Nature: Why Violence Has Declined 
著者:Steven Pinker(1954-)  認知科学言語学進化心理学
訳者:幾島 幸子[いくしま・さちこ] (1951-)
訳者:塩原 通緒[しおばら・みちお] (1966-)
NDC:209.04 世界史.文化史


青土社 ||歴史/ドキュメント:暴力の人類史 上
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【上巻目次】
目次 [100-006]
献辞 [009]
はじめに [011-024]


第1章 異国 025
人類前史 027
ホメロスギリシア 031
ヘブライ語聖書 035
ローマ帝国と初期キリスト教 045
中世の騎士 055
近代初期のヨーロッパ 057
ヨーロッパと初期のアメリカ合衆国における名誉 062
二〇世紀 065


第2章 平和化のプロセス 079
暴力の論理 090
人類の祖先の暴力 090
ヒトの社会の種類 096
国家と非国家社会における暴力発生率 108
文明とそれに対する不満 122


第3章 文明化のプロセス 127
ヨーロッパにおける殺人の減少 132
ヨーロッパにおける殺人の減少の原因 136
暴力と階層 165
世界各地の暴力 173
アメリカ合衆国における暴力 182
一九六〇年代における非文明化 205
一九九〇年代における再文明化 222


第4章 人道主義革命 245
迷信による殺人――人身供儀、魔女狩り血の中傷 254
迷信による殺人――神への冒瀆、異端、背教に対する暴力 263
残虐で異常な刑罰 272
死刑 280
奴隷制 285
専制政治と政治的暴力 294
大規模戦争 300
人道主義革命の源泉 311
共感と人間の生命への配慮 320
文芸共和国と啓蒙的人道主義 327
文明と啓蒙主義 338
血と土 342


第5章 長い平和 347
統計と物語 350
二〇世紀は本当に最悪だったのか? 355
殺しあいのケンカの統計(その1)――戦争の時期 364
殺しあいのケンカの統計(その2)――戦争の規模 382
大国の戦争の推移 400
ヨーロッパの戦争の推移 407
背景としてのホッブズ哲学と王朝と宗教の時代 412
王権の時代の三つの潮流 418
啓蒙主義イデオロギーナショナリズムの時代 442
イデオロギーの時代の人道主義全体主義 434
長い平和――いくつかの数字 443
長い平和――人びとの意識と出来事 452
長い平和は核による平和か? 474
長い平和は民主的な平和か? 491
長い平和は自由主義的な平和か? 502
長い平和はカント的な平和か? 507


第6章 新しい平和 519
大国や欧州以外の地域における戦争の推移 523
ジェノサイドの推移 558
テロリズムの推移 596
天使も踏むを恐れるところ 624


注 [1-32]



【下巻目次】
目次 [001-006]


第7章 権利革命 009
公民権と、リンチや人種差別ポグロムの減少 017
女性の権利と、レイプや殴打の減少 037
子供の権利と、子殺しや尻叩きや児童虐待やいじめの減少 073
同性愛者の権利と、ゲイバッシングの減少や同性愛の非犯罪化 130
動物の権利と、動物虐待の減少 142
権利革命はどこから来たか 180
歴史から心理学へ 190


第8章 内なる悪魔 193
人間の暗黒面 195
モラリゼーションギャップと、純粋悪の神話 205
暴力の器官 222
プレデーション(捕食) 241
ドミナンス(支配、優位性) 252
リベンジ(報復、復讐) 278
サディズム 312
イデオロギー 329
純粋悪と、内なる悪魔と、暴力の減少 352


第9章 善なる天使 355
共感 361
セルフコントロール(自己制御) 394
最近の生物学的進化? 430
道徳とタブー 448
理性 483


第10章 天使の翼に乗って 535
重要だが一貫していないもの 539
平和主義者のジレンマ 548
リヴァイアサン 552
穏やかな通商 555
女性化 558
輪の拡大 566
理性のエスカレーター 568
考察 571


訳者あとがき(二〇一五年一月 訳者を代表して 塩原通緒) [581-583]
参考文献 [41-78]
注 [15-40]
索引 [1-14]