原題:The Rational Optimist: How Prosperity Evolves
著者:Matt Ridley(1958-)
訳者:柴田 裕之(1959-)
訳者:大田 直子(1961-)
訳者:鍛原 多惠子(1952-)
NDC:331 経済学.経済思想
NDC:209 世界史.文化史
NDC:201.1 歴史理論.歴史哲学
※2013年には文庫化(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)された。表紙デザインも一新されている。繁栄──明日を切り拓くための人類10万年史 | 種類,ハヤカワ文庫NF | ハヤカワ・オンライン
【目次〈上〉】
献辞 [003]
目次 [005-009]
プロローグ アイデアが生殖〔セックス〕するとき 011
つがう心
第1章 より良い今日──前例なき現在 025
万人が豊かに 032
安価な光 038
時間の節約 041
幸福 045
停滞 049
相互依存宣言 055
労働の掛け合わせ 063
自給自足イコール貧困 067
桃源郷、再び? 070
イノベーションに向かわせるもの 073
第2章 集団的頭脳── 二〇万年前以降の交換と専門化 075
ホモ・ダイナミクス 082
物々交換の開始 086
狩猟と採集の分業 094
海辺伝いに東へ 100
交換しようか? 106
リカードの魔法の芸当 110
イノベーションのネットワーク 116
近東のネットワーク化 122
第3章 徳の形成── 五万年前以降の物々交換と信頼と規則 125
交易仲間を見つける132
信頼 137
未来の影 143
もし信頼によって市場が機能するのなら、市場は信頼を生み出せるか 146
圧政は自由の反対 151
モンスター企業 159
商業と創造性 164
規則〔ルール〕と道具〔ツール〕 167
第4章 九〇億人を養う── 一万年前からの農耕 173
交易なくして農耕なし 182
資本と金属 185
下劣な野蛮人? 191
肥料革命 196
ボーローグの遺伝子 199
集約農業は自然を救う 202
有機栽培の間違った選択 209
さまざまな遺伝子組み換え 213
第5章 都市の勝利── 五〇〇〇年前からの交易 219
原始の都市 222
綿と魚 225
旗幟は交易を追う 228
海運革命 232
政治体制分裂の徳 237
ガンジス川からテベレ川へ 240
砂漠の船 243
ピサの商人246
犠牲を強いる国家 249
原注 [256-291]
【目次〈下〉】
目次 [003-007]
第5章 都市の勝利──五〇〇〇年前からの交易(承前) 009
穀物法を再び廃止 011
都市の極致 015
第6章 マルサスの罠を逃れる── 一二〇〇年以降の人口 019
中世の崩壊 023
一八世紀日本の勤勉革命 028
イギリス例外論 032
人口転換 034
解明されていない現象 040
第7章 奴隷の解放── 一七〇〇年以降のエネルギー 047
さらに裕福に、もっと裕福に 054
メタル・ミッドランド 058
要求すれば供給される 062
王者石炭 068
発電機 073
熱は仕事であり、仕事は熱である 076
バイオ燃料のおかしな世界 082
効率と需要 087
第8章 発明の発明── 一八〇〇年以降の収穫逓増 091
イノベーションは山火事に似ている 097
科学による主導? 102
資本? 107
知的財産? 112
政府? 118
交換だった! 121
無限の可能性 127
第9章 転換期── 一九〇〇年以降の悲観主義 133
悪い話の寸史 140
転換期症候群 146
悪化する一方 149
癌 158
核のアルマゲドン 162
飢饉 162
資源 165
清浄な空気 168
遺伝子 170
疫病 172
後退の合図 177
第10章 現代の二大悲観主義── 二〇一〇年以降のアフリカと気候 179
アフリカの最底辺の一〇億人 183
援助の試練 185
失敗するに決まっている? 188
世界はあなたの意のまま 192
気候 200
温暖で豊か? あるいは寒くて貧しい? 207
生態系を救え 213
経済を脱炭素する 217
第11章 カタラクシー ── 二一〇〇年に関する合理的な楽観主義 227
前へ、そして上へ 232
どこまで良くなるのか? 234
謝辞 [243-247]
訳者あとがき(二〇一〇年九月 訳者を代表して 柴田裕之) [249-252]
原注 [253-287]