著者:稲葉 振一郎[いなば・しんいちろう]
件名:市民社会
件名:社会学
NDC:361 社会学
NDC:362.06 社会史.社会体制 >> 近代社会.市民社会.資本主義体制
NDLC:EA16
備考:「公共」「公共政策」が主題の本は、NDCでは300か301に収められることが多い。
【目次】
目次 [001-003]
引用 [007-008]
I 「公共性」と「市民社会」――概念史の試み 009
バズワードとしての「公共性」「市民社会」
「市民社会」の概念史
「市民社会」概念の再審
II 公共性の理論(は可能か?) 051
ハーバーマス公共性論再訪
アレント『人間の条件』
アガンベン『ホモ・サケル』
III 人工環境のエコロジー 093
人工物の集積としての「公共圏」
人工環境・「第二の自然」
公共性と人工環境のエコロジー
祝祭性としての公共性
IV リベラリズムのアイロニー 143
リベラル‐コミュニタリアン論争
多元性へのコミットメント?
V 他律的/ひ弱なリベラリズム? 169
リベラリズムは政治思想か?
生の技法(処世術)としての他律的リベラリズム
二つのリベラリズム
VI 環境管理型権力と全体主義 191
「環境管理型権力」再論
「“安楽”への全体主義」
「よき全体主義」?
VII 「例外状態」 233
「追放」をめぐって
「例外状態」は本来性か?
VIII 幸福なホモ・サケル 243
ロックの自然状態
幸福なホモ・サケル
ホモ・サケルとしてのプロレタリアート
発展段階論再訪
IX 「よき全体主義」からの脱出 283
「経験機械」「水槽の中の脳」
「よき全体主義」拒絶の根拠
徳倫理としてのリベラリズム
「左翼」と「保守主義」
X 左翼の隘路 339
近代立憲主義再訪
市場の「暴走」の抑制?
「ネオリベ」という幻影
エピローグ 389
あとがき(二〇〇八年二月 稲葉振一郎) [403-404]