contents memorandum はてな

目次とメモを置いとく場

『ソフトウェア品質の経済的側面』(Capers Jones Olivier Bonsignour[著] 小坂恭一[訳] 共立出版 2013//2011)

原題:The Economics of Software Quality (Addison-Wesley Professional)
著者:Capers Jones
著者:Olivier Bonsignour
監訳:小坂 恭一
件名:ソフトウェア--品質管理
NDC:007.63 情報科学 >> プログラミング
備考:構造計画研究所 発行/共立出版(株)発売


ソフトウェア品質の経済的側面 - 共立出版


【目次】
はじめに [v-vi]
序文 [vii-xi]
謝辞 [xiii-xv]
著者について [xvii-xviii]
監訳者のことば [xix-xx]
目次 [xxi-xxviii]


第1章 ソフトウェア品質と経済的価値 001
はじめに 001
  なぜソフトウェア品質が重要なのか 001
ソフトウェアの品質とは何か 007
「経済的価値」と「ソフトウェア品質の価値」 013
  社内開発におけるソフトウェアと品質の経済的価値 014
  社内ユーザにとってのソフトウェア品質の経済的価値 017
  市販ソフトウェアベンダにとってのソフトウェアと品質の経済的価値 018
  COTSユーザや顧客にとってのソフトウェアと品質の経済的価値 020
  組込みソフトウェア企業にとってのソフトウェアと品質の経済的価値 022
  組込み機器ユーザにとってのソフトウェアと品質の経済的価値 023
  その他のビジネス分野にとってのソフトウェアの品質と経済的価値 024
  同時に発生する複数の業務 025

要約と結論 025


第2章 ソフトウェア品質の見積りと測定 027
はじめに 027
FP を利用して潜在欠陥を測る 030
ソフトウェアの潜在欠陥 031
  ソフトウェア要求の特性 035
  誰がソフトウェア要件をつくるのか 039
  ソフトウェア要件の規模,構造,完全性 041
  ソフトウェア要求定義欠陥の最小化 043
  ソフトウェアの要求定義欠陥についての結論 051
  コーディング欠陥の特性 051
ソフトウェア欠陥予防の見積り 056
ソフトウェアの欠陥検出と欠陥除去の要因 058
アプリケーションの構造的品質を測定する 061
  信頼性の測定 061
  性能効率の測定 064
  セキュリティの測定 064
  保守性の測定 065
  規模の測定 067
アプリケーションの構造的品質測定特性のまとめ 067
構造的品質評価の例 070
  アーキテクチャの無視 070
  処理量の制御の失敗 073
  アプリケーション資源の不均衡 073
  セキュリティの弱点 074
  自衛メカニズムの不備 075
  構造的品質評価システムの必須条件 076
ソフトウェアの経済分析を妨げる 3つの問題 077
  開発データの記録漏れ 078
  LOC 尺度の経済的問題 083
  欠陥あたりのコストの経済的問題 086
  ケース A:品質が悪い場合 087
  ケース B:品質が良い場合 087
  ケース C:ゼロ欠陥 089
  ソフトウェア潜在欠陥を予測する経験則 089
要約と結論 090


第3章 ソフトウェアの欠陥予防 093
はじめに 093
  1970 年代に IBMで行われた欠陥予防研究 094
  欠陥予防手法の相乗効果が期待できる組合せ 098
  潜在欠陥と欠陥発生源 100
  欠陥予防パターンおよび品質保証された再利用可能な成果物の利用 104
  欠陥予防とアプリケーション規模 105
欠陥予防結果の分析 106
  アジャイル手法(ユーザ参加) 107
  自動品質予測 107
  ソフトウェア品質データのベンチマーク 108
  能力成熟度統合型モデル(CMMI) 109
  認証プログラム 110
  欠陥あたりのコスト尺度 112
  品質コスト(COQ) 115
  循環的複雑度尺度(関連複雑度尺度) 117
  欠陥測定と欠陥追跡 120
  正規のインスペクション 122
  FP品質尺度 126
  ISO品質規格,IEEE品質規格,その他の産業規格 131
  品質機能展開(QFD) 134
  リスク分析 136
  シックスシグマ 142
  静的解析 143
要約と結論 145


第4章 テスト前欠陥除去 147
はじめに 147
小規模プロジェクトのテスト前欠陥除去 151
大規模システムのテスト前欠陥除去 156
テスト前欠陥除去アクティビティの分析 161
   個人による机上チェック 161
   非公式のピアレビュー 162
   文書の自動テキストチェック 163
   正当性の証明 167
   スクラムセッション 169
   ポカヨケ 170
   カイゼン 172
   ペアプログラミング 175
   仕様の顧客レビュー 177
   第三者による検証と確認 179
   ソフトウェア品質保証(SQA)レビュー 181
   フェーズレビュー 186
   インスペクション(要求定義,アーキテクチャ,設計,コート,他の成果物) 188
   ユーザ文書の校正と査読 198
   ソースコードの静的解析 200
要約と結論 207


第5章 ソフトウェアテスト 209
はじめに 209
  ブラックボックステストホワイトボックステスト 218
  機能テストと非機能テスト 219
  自動テストと人手によるテスト 220
  一般的な形式のソフトウェアテストについての検討 220
  サブルーチンテスト 221
  PSP/TSPの単体テスト 221
  エクストリームプログラミング(XP)の単体テスト 222
  単体テスト 222
  新規機能テスト 223
  リグレッションテスト 224
  統合テスト 225
  システムテスト 226
  特化した形式のテスト 228
  ストレスあるいは容量テスト 228
  性能テスト 229
  ウイルス防御テスト 229
  侵入テスト 233
  セキュリティテスト 234
  プラットホームテスト 235
  サプライチェーンテスト 236
  クリーンルームテスト 236
  訴訟テスト 237
  クラウドテスト 237
  サービス指向アーキテクチャSOA)テスト 238
  第三者テスト 239
  ナショナライゼーションテスト 240
  ケーススタディテスト 240
  ユーザあるいはクライアントが参加するテスト 241
  アジャイルテスト 241
  ユーザビリティテスト 242
  フィールドテスト(ベータテスト) 242
  研究室テスト 243
  顧客受入れテスト 244
  テスト計画 244
  テストケース作成手法 245
  テストケースの誤りや欠陥 247
  ソフトウェアプロジェクトにおけるテスト段階の数 248
  産業およびソフトウェアタイプによるテストパターンの変化 249
  アプリケーション規模によるテストパターンの変化 252
  品質不良にかかわる訴訟に見られるテスト段階 254
  FP 法を利用したテストケース数の見積り 255
  テスト要員数見積りへのFP 値の利用 257
  テスト工数とコスト見積りへのFP の利用 259
  開発者によるテストとスペシャリストによるテスト 263
要約と結論 265


第6章 リリース後の欠陥除去 267
はじめに 267
  リリース後の欠陥重度レベル 269
  構造的品質の面からみた重度レベル 270
  ソフトウェアの保守性 275
  アプリケーションユーザによる欠陥の発見 278
  無効欠陥 279
  固有の状況で発生する一時留保欠陥 281
  多くの顧客によって報告される重複欠陥 281
  初年度の欠陥発見率 283
  欠陥発見率(DDE)と欠陥除去率(DRE)の測定 284
  リリース後の欠陥報告 285
  ソフトウェア欠陥報告 289
  欠陥は報告された後,誰が修復するのか 292
  ケーススタディ 1:開発要員による欠陥修正 293
  ケーススタディ 2:保守スペシャリストによる欠陥修正 294
  スタディの比較 295
  低品質による訴訟 295
  リリース後の欠陥修復のコストパターン 298
  欠陥修正に関与するソフトウェア職種グループ 299
  リリース後の欠陥修復の独立変動要因の検討 304
  FP でのアプリケーション規模 305
  ソフトウェアアプリケーションの欠陥多発モジュール 311
リリース後欠陥によるユーザおよび産業にとってのコスト 313
  企業および政府機関に対するセキュリティ欠陥の影響 317
  欠陥報告および修正インストールのための顧客後方支援 318
  ケーススタディ 1:小企業が提供する小規模アプリケーション 320
  ケーススタディ 2:大企業が提供する大規模アプリケーション 322
  保守とリリース後欠陥修復の測定の課題 325
要約と結論 329


第7章 ソフトウェア品質の経済性分析 331
はじめに 331
ソフトウェアの経済的価値 333
  価値を測る手法 333
  投資承認とアプリケーション規模 339
  ソフトウェア開発の難易度がソフトウェア品質に与える影響 341
  ソフトウェアからの収入 345
  ソフトウェア産業と他の産業との差異 348
  ソフトウェアによるコスト削減 350
低品質ソフトウェアと高品質ソフトウェアの経済的影響 355
  ソフトウェア開発と保守にとって 356
  販売商品としてのソフトウェアにとって 356
  工数削減の手法として 357
  ソフトウェアと革新的な新しい製品 357
  技術的負債――ソフトウェアコストへのソフトウェア品質の影響の尺度 359
  ビジネス価値の定量化の枠組み 363
  機能的品質を越えて 368
  ソフトウェア構造が品質に与える影響 369
  要員訓練が品質に与える影響 369
  専門的認証が品質に与える影響 370
  技術投資が品質に与える影響 371
  プロジェクト管理が品質に与える影響 372
  品質管理手法とツールが品質に与える影響 373
  品質がソフトウェアスケジュールに与える影響 375
  品質がソフトウェアプロジェクトの要員配置に与える影響 376
  品質がソフトウェアの開発工数に与える影響 376
  品質が開発生産性に与える影響 377
  品質がソフトウェアの開発コストに与える影響 377
  品質が FP あたりの開発コストに与える影響 378
  品質がプロジェクトキャンセルに与える影響 378
  品質がプロジェクトをキャンセルする時期に与える影響 379
  品質がキャンセルプロジェクトの工数に与える影響 380
  品質がキャンセルプロジェクトの工数に与える影響――平均的プロジェクトと比較 380
  品質がソフトウェアのテスト段階に与える影響 381
  品質がテストに与える影響─開発工数比率でみて 382
  品質がテストケースに与える影響 383
  品質がテストケース数に与える影響 383
  品質がテストカバレッジに与える影響 384
  品質がテスト専任者に与える影響 384
  品質が潜在欠陥に与える影響 386
  品質がソフトウェアの欠陥総量に与える影響 386
  品質が欠陥発見率(DDE)に与える影響 387
  品質が欠陥除去率(DRE)に与える影響 388
  品質が欠陥除去総量に与える影響 388
  品質がリリース後に残留する欠陥に与える影響 389
  品質がリリース後に残留するFPあたりの欠陥に与える影響 389
  品質が残留欠陥の重度レベルに与える影響 390
  品質がFPあたりの高重度欠陥に与える影響 390
  品質がソフトウェアの信頼性に与える影響 391
  品質が保守とサポートに与える影響 391
  品質が保守とサポートコストに与える影響 392
  品質が保守における欠陥量に与える影響 392
  品質が機能拡張に与える影響 393
  品質が機能拡張コストに与える影響 394
  品質が保守と機能拡張の要員配置に与える影響 394
  品質が5年間の全工数に与える影響 395
  品質がトータルコストオブオーナシップ(TCO)に与える影響 397
  品質が品質コスト(COQ)に与える影響 397
  品質がFPあたりのTCOおよびCOQに与える影響 399
  品質がアプリケーションの有効寿命に与える影響 401
  品質がソフトウェアアプリケーションの有形資産価値に与える影響 402
  品質がROI に与える影響 402
  品質がキャンセルプロジェクトのコストに与える影響 403
  品質がキャンセルコストの差異に与える影響 404
  ソフトウェアプロジェクトの品質分布 404

要約と結論 405
  10,000FP 規模の高品質プロジェクトの結果 406
  10,000FP 規模の低品質プロジェクトの結果 407


参考文献 [409-422]
索引 [423-428]
訳者紹介 [429-430]