原題:The Economics of Software Quality (Addison-Wesley Professional)
著者:Capers Jones
著者:Olivier Bonsignour
監訳:小坂 恭一
件名:ソフトウェア--品質管理
NDC:007.63 情報科学 >> プログラミング
備考:構造計画研究所 発行/共立出版(株)発売
【目次】
はじめに [v-vi]
序文 [vii-xi]
謝辞 [xiii-xv]
著者について [xvii-xviii]
監訳者のことば [xix-xx]
目次 [xxi-xxviii]
第1章 ソフトウェア品質と経済的価値 001
はじめに 001
なぜソフトウェア品質が重要なのか 001
ソフトウェアの品質とは何か 007
「経済的価値」と「ソフトウェア品質の価値」 013
社内開発におけるソフトウェアと品質の経済的価値 014
社内ユーザにとってのソフトウェア品質の経済的価値 017
市販ソフトウェアベンダにとってのソフトウェアと品質の経済的価値 018
COTSユーザや顧客にとってのソフトウェアと品質の経済的価値 020
組込みソフトウェア企業にとってのソフトウェアと品質の経済的価値 022
組込み機器ユーザにとってのソフトウェアと品質の経済的価値 023
その他のビジネス分野にとってのソフトウェアの品質と経済的価値 024
同時に発生する複数の業務 025
要約と結論 025
第2章 ソフトウェア品質の見積りと測定 027
はじめに 027
FP を利用して潜在欠陥を測る 030
ソフトウェアの潜在欠陥 031
ソフトウェア要求の特性 035
誰がソフトウェア要件をつくるのか 039
ソフトウェア要件の規模,構造,完全性 041
ソフトウェア要求定義欠陥の最小化 043
ソフトウェアの要求定義欠陥についての結論 051
コーディング欠陥の特性 051
ソフトウェア欠陥予防の見積り 056
ソフトウェアの欠陥検出と欠陥除去の要因 058
アプリケーションの構造的品質を測定する 061
信頼性の測定 061
性能効率の測定 064
セキュリティの測定 064
保守性の測定 065
規模の測定 067
アプリケーションの構造的品質測定特性のまとめ 067
構造的品質評価の例 070
アーキテクチャの無視 070
処理量の制御の失敗 073
アプリケーション資源の不均衡 073
セキュリティの弱点 074
自衛メカニズムの不備 075
構造的品質評価システムの必須条件 076
ソフトウェアの経済分析を妨げる 3つの問題 077
開発データの記録漏れ 078
LOC 尺度の経済的問題 083
欠陥あたりのコストの経済的問題 086
ケース A:品質が悪い場合 087
ケース B:品質が良い場合 087
ケース C:ゼロ欠陥 089
ソフトウェア潜在欠陥を予測する経験則 089
要約と結論 090
第3章 ソフトウェアの欠陥予防 093
はじめに 093
1970 年代に IBMで行われた欠陥予防研究 094
欠陥予防手法の相乗効果が期待できる組合せ 098
潜在欠陥と欠陥発生源 100
欠陥予防パターンおよび品質保証された再利用可能な成果物の利用 104
欠陥予防とアプリケーション規模 105
欠陥予防結果の分析 106
アジャイル手法(ユーザ参加) 107
自動品質予測 107
ソフトウェア品質データのベンチマーク 108
能力成熟度統合型モデル(CMMI) 109
認証プログラム 110
欠陥あたりのコスト尺度 112
品質コスト(COQ) 115
循環的複雑度尺度(関連複雑度尺度) 117
欠陥測定と欠陥追跡 120
正規のインスペクション 122
FP品質尺度 126
ISO品質規格,IEEE品質規格,その他の産業規格 131
品質機能展開(QFD) 134
リスク分析 136
シックスシグマ 142
静的解析 143
要約と結論 145
第4章 テスト前欠陥除去 147
はじめに 147
小規模プロジェクトのテスト前欠陥除去 151
大規模システムのテスト前欠陥除去 156
テスト前欠陥除去アクティビティの分析 161
個人による机上チェック 161
非公式のピアレビュー 162
文書の自動テキストチェック 163
正当性の証明 167
スクラムセッション 169
ポカヨケ 170
カイゼン 172
ペアプログラミング 175
仕様の顧客レビュー 177
第三者による検証と確認 179
ソフトウェア品質保証(SQA)レビュー 181
フェーズレビュー 186
インスペクション(要求定義,アーキテクチャ,設計,コート,他の成果物) 188
ユーザ文書の校正と査読 198
ソースコードの静的解析 200
要約と結論 207
第5章 ソフトウェアテスト 209
はじめに 209
ブラックボックステストとホワイトボックステスト 218
機能テストと非機能テスト 219
自動テストと人手によるテスト 220
一般的な形式のソフトウェアテストについての検討 220
サブルーチンテスト 221
PSP/TSPの単体テスト 221
エクストリームプログラミング(XP)の単体テスト 222
単体テスト 222
新規機能テスト 223
リグレッションテスト 224
統合テスト 225
システムテスト 226
特化した形式のテスト 228
ストレスあるいは容量テスト 228
性能テスト 229
ウイルス防御テスト 229
侵入テスト 233
セキュリティテスト 234
プラットホームテスト 235
サプライチェーンテスト 236
クリーンルームテスト 236
訴訟テスト 237
クラウドテスト 237
サービス指向アーキテクチャ(SOA)テスト 238
第三者テスト 239
ナショナライゼーションテスト 240
ケーススタディテスト 240
ユーザあるいはクライアントが参加するテスト 241
アジャイルテスト 241
ユーザビリティテスト 242
フィールドテスト(ベータテスト) 242
研究室テスト 243
顧客受入れテスト 244
テスト計画 244
テストケース作成手法 245
テストケースの誤りや欠陥 247
ソフトウェアプロジェクトにおけるテスト段階の数 248
産業およびソフトウェアタイプによるテストパターンの変化 249
アプリケーション規模によるテストパターンの変化 252
品質不良にかかわる訴訟に見られるテスト段階 254
FP 法を利用したテストケース数の見積り 255
テスト要員数見積りへのFP 値の利用 257
テスト工数とコスト見積りへのFP の利用 259
開発者によるテストとスペシャリストによるテスト 263
要約と結論 265
第6章 リリース後の欠陥除去 267
はじめに 267
リリース後の欠陥重度レベル 269
構造的品質の面からみた重度レベル 270
ソフトウェアの保守性 275
アプリケーションユーザによる欠陥の発見 278
無効欠陥 279
固有の状況で発生する一時留保欠陥 281
多くの顧客によって報告される重複欠陥 281
初年度の欠陥発見率 283
欠陥発見率(DDE)と欠陥除去率(DRE)の測定 284
リリース後の欠陥報告 285
ソフトウェア欠陥報告 289
欠陥は報告された後,誰が修復するのか 292
ケーススタディ 1:開発要員による欠陥修正 293
ケーススタディ 2:保守スペシャリストによる欠陥修正 294
スタディの比較 295
低品質による訴訟 295
リリース後の欠陥修復のコストパターン 298
欠陥修正に関与するソフトウェア職種グループ 299
リリース後の欠陥修復の独立変動要因の検討 304
FP でのアプリケーション規模 305
ソフトウェアアプリケーションの欠陥多発モジュール 311
リリース後欠陥によるユーザおよび産業にとってのコスト 313
企業および政府機関に対するセキュリティ欠陥の影響 317
欠陥報告および修正インストールのための顧客後方支援 318
ケーススタディ 1:小企業が提供する小規模アプリケーション 320
ケーススタディ 2:大企業が提供する大規模アプリケーション 322
保守とリリース後欠陥修復の測定の課題 325
要約と結論 329
第7章 ソフトウェア品質の経済性分析 331
はじめに 331
ソフトウェアの経済的価値 333
価値を測る手法 333
投資承認とアプリケーション規模 339
ソフトウェア開発の難易度がソフトウェア品質に与える影響 341
ソフトウェアからの収入 345
ソフトウェア産業と他の産業との差異 348
ソフトウェアによるコスト削減 350
低品質ソフトウェアと高品質ソフトウェアの経済的影響 355
ソフトウェア開発と保守にとって 356
販売商品としてのソフトウェアにとって 356
工数削減の手法として 357
ソフトウェアと革新的な新しい製品 357
技術的負債――ソフトウェアコストへのソフトウェア品質の影響の尺度 359
ビジネス価値の定量化の枠組み 363
機能的品質を越えて 368
ソフトウェア構造が品質に与える影響 369
要員訓練が品質に与える影響 369
専門的認証が品質に与える影響 370
技術投資が品質に与える影響 371
プロジェクト管理が品質に与える影響 372
品質管理手法とツールが品質に与える影響 373
品質がソフトウェアスケジュールに与える影響 375
品質がソフトウェアプロジェクトの要員配置に与える影響 376
品質がソフトウェアの開発工数に与える影響 376
品質が開発生産性に与える影響 377
品質がソフトウェアの開発コストに与える影響 377
品質が FP あたりの開発コストに与える影響 378
品質がプロジェクトキャンセルに与える影響 378
品質がプロジェクトをキャンセルする時期に与える影響 379
品質がキャンセルプロジェクトの工数に与える影響 380
品質がキャンセルプロジェクトの工数に与える影響――平均的プロジェクトと比較 380
品質がソフトウェアのテスト段階に与える影響 381
品質がテストに与える影響─開発工数比率でみて 382
品質がテストケースに与える影響 383
品質がテストケース数に与える影響 383
品質がテストカバレッジに与える影響 384
品質がテスト専任者に与える影響 384
品質が潜在欠陥に与える影響 386
品質がソフトウェアの欠陥総量に与える影響 386
品質が欠陥発見率(DDE)に与える影響 387
品質が欠陥除去率(DRE)に与える影響 388
品質が欠陥除去総量に与える影響 388
品質がリリース後に残留する欠陥に与える影響 389
品質がリリース後に残留するFPあたりの欠陥に与える影響 389
品質が残留欠陥の重度レベルに与える影響 390
品質がFPあたりの高重度欠陥に与える影響 390
品質がソフトウェアの信頼性に与える影響 391
品質が保守とサポートに与える影響 391
品質が保守とサポートコストに与える影響 392
品質が保守における欠陥量に与える影響 392
品質が機能拡張に与える影響 393
品質が機能拡張コストに与える影響 394
品質が保守と機能拡張の要員配置に与える影響 394
品質が5年間の全工数に与える影響 395
品質がトータルコストオブオーナシップ(TCO)に与える影響 397
品質が品質コスト(COQ)に与える影響 397
品質がFPあたりのTCOおよびCOQに与える影響 399
品質がアプリケーションの有効寿命に与える影響 401
品質がソフトウェアアプリケーションの有形資産価値に与える影響 402
品質がROI に与える影響 402
品質がキャンセルプロジェクトのコストに与える影響 403
品質がキャンセルコストの差異に与える影響 404
ソフトウェアプロジェクトの品質分布 404
要約と結論 405
10,000FP 規模の高品質プロジェクトの結果 406
10,000FP 規模の低品質プロジェクトの結果 407
参考文献 [409-422]
索引 [423-428]
訳者紹介 [429-430]