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『人類学の歴史と理論』(Alan Barnard[著] 鈴木清史[訳] 明石書店 2005//2000)

原題:History and Theory in Anthropology
著者:Alan Barnard  社会人類学
訳者:鈴木 清史(1956-)
シリーズ:明石ライブラリー;73

現代イギリスを代表する社会人類学者が、人類学と民族学・生物学との関係、欧州を代表する人類学者の理論をもとに、進化論の変化、機能主義と構造機能主義、マルクス主義相対主義ポスト構造主義ポストモダニズムへと変化する理論構造を簡明に展開する。

http://www.akashi.co.jp/book/b65041.html


【目次】
日本語版への序文 [003-006]
目次 [007-014]
凡例 [016]


第一章 人類学への展望 017
人類学と民族学 018
「四つの分野」 020
理論と民族誌 022
人類学的パラダイム 026
  「パラダイム」の概念
  通時的、共時的そして相互作用的視点
  社会と文化 
人類学の歴史に関わる展望 033
まとめ 036
  参考文献 036


第二章 先駆者たち 039
自然法と社会契約 040
  一七世紀
  一八世紀
  一八世紀ヨーロッパにおける人間性の定義 044
  野生の子供たち
  オラン・ウータン
  「野蛮人」にまつわる考え方
社会学的、人類学的思考 051
  社会学的伝統
  人類の起源と進化をめぐる二つの説
まとめ 056
  参考文献 057


第三章 進化論の変化 059
生物学と人類学の流れ 060
単系進化論 063
  メーン、ラボック、モルガン
  母系制と父系制
  「トーテミズム」理論
  「原始」宗教をめぐるタイラーとフレイザー
一般進化論 077
  V・ゴードン・チャイルド
  レズリー・A・ホワイト
多系進化論と文化生態学 080
  ジュリアン・H・スチュアード
  ジョージ・ピーター・マードック
ダーウィン主義 083
  社会生物学
  象徴的革命?
  最近の傾向
まとめ 088
  参考文献 089


第四章 伝播主義と文化領域理論 091
伝播主義の先行的学問 092
  伝播主義者登場以前
伝播主義の本元 095
  ドイツ=オーストリアの伝播主義
  英国の伝播主義
  今日の伝播主義?
文化領域と地域研究 
  アメリカ人類学における文化領域研究
  地域比較、国民的伝統そして地域的伝統
まとめ 110
  参考文献 111


第五章 機能主義と構造機能主義 113
進化主義の先行研究者たち 114
デュルケム社会学 117
マリノフスキーの機能主義 120
  機能主義とフィールドワーク  文化に関わる科学的理論?
ラドクリフ=ブラウンの構造機能主義 127
  社会の自然科学
  機能、構造そして構造形体
  意味論的構造か、社会構造か
  トーテミズムの二つの理論
マリノフスキーとラドクリフ=ブラウンの影響 
まとめ 140
  参考文献 141


第六章 行為中心主義、過程論そしてマルクス主義的視点 143
行為中心主義と過程論 145
  社会学的起源
  人類学の起源
  トランザクショナリズム
  マンチェスター学派
マルクス主義的研究 154
  マルクス主義的人類学の主要概念
  ゴドリエの構造主義マルクス主義
  「土地と労働」:メイヤスー
  政治経済とグローバル化理論
三つの論争 161
  フリードマン対リーチ:カチンの政治経済
  ウィルムセン対リー:カラハリの歴史と民族誌
  オベーセーカラ対サーリンズ:キャプテン・クックの死をめぐって
まとめ 170
  参考文献 171


第七章 相対主義から認識科学へ 173
ボアズと文化相対主義の台頭 175
文化とパーソナリティ 178
未開の思考? 183
  レヴィ=ブリュルの反相対主義
  ウォーフの言語相対主義
  ウォーフ批判
  合理性論争
認識科学に向けて 195
  構造的意味論
  認識人類学
  エスノ・サイエンス
まとめ 203
  参考文献 204


第八章 構造主義 言語学から人類学へ 205
ソシュールと構造言語学 206
  ソシュールと「講義」
  主要な四区分
  ソシュール以降
レヴィ=ストロース構造人類学 212
  構造主義、様式、思想
  親族の基本構造
  料理の三角形
  オイディプス神話
構造主義と国ごとの人類学的伝統 227
まとめ 230
  参考文献 230


第九章 ポスト構造主義フェミニストおよび独歩派 233
ポスト構造主義と人類学 235
  デリダアルチュセールそしてラカン 
  ブルデューの実践理論 
  フーコー:知識と権力に関する理論 
人類学とフェミニスト研究 242
  ジェンダー研究からフェミニスト人類学へ
  象徴的構築としてのジェンダー
  社会関係の複合体としてのジェンダー
  エンボディメント
二人の独歩派 251
  構造と葛藤:ベイトソンと国民性
  構造と行動:ダグラスのグリッド・グループの枠組み
まとめ 260
  参考文献 261


第十章 解釈主義とポストモダニズム 263
エヴァンス=プリチャードの解釈的手法 265
ギアツの解釈主義 271
変革期の諸概念 274
  再帰主義
東洋、西洋そしてグローバル化 278
ポストモダン主義とポストモダン人類学 281
  相対主義への回帰
  「文化を書く」
  ポストモダン主義に関わる問題
  混在する手法:妥協なのか
まとめ 293
  参考文献 295


第十一章 まとめ 297
各国の伝統と人類学理論の将来 297
人類学の歴史:再考 302
まとめにかえて 304


訳者あとがき(二〇〇五年一月一一日 鈴木清史) [309-315]
邦訳文献 [316-326]
参考文献 [327-360]
人名索引 [362-363]
事項索引 [364-368]