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『確率の哲学的試論』(Pierre-Simon Laplace[著] 内井惣七[訳] 岩波文庫 1997//1814)

原題:Essai Philosophique sur les Probabilités (1814)
英題:Philosophical Essay on Probabilitiés
著者:Pierre-Simon Laplace (1794-1827) 数学、物理学、天文学
訳者:内井 惣七[うちい・そうしち](1943-) 科学哲学。
NDC:417.1 数学 >> 確率論.数理統計学 >> 確率論:マルコフ過程
備考:本書は[410 数学]に分類してあるが、(他の「確率の哲学」「科学哲学」の関連書籍の大半を含む)[400 自然科学]に分類しても不自然ではない。


確率の哲学的試論 - 岩波書店


【目次】
凡例 [003-004]
目次 [005-006]


確率について 009
確率計算の一般的原理 018
期待値について 038
確率計算における解析的方法について 045


  確率計算の応用 

運のゲームについて 067
等しいと想定されている確率の間に存在する未知の不等性について 070
事象が際限なく繰り返されることから生じる確率法則について 074
現象および現象の原因に関する研究に対する確率計算の応用 087
多数の観察結果から選ばれるべき平均値について 105
死亡表と、生命、結婚および諸種の団体の平均持続期間について 112
事象の確率に依存する利益について 121
議会による選択と決定 127
確率の見積もりにおける錯覚について 132
確実さに近付く様々な方法について 143
確率計算に関する歴史的注記 152


訳者注 [163-206]


解説(1997年3月20日 内井惣七) [207-276]
 1.ラプラスの活動の概略
 2.決定論啓蒙主義、確率
 3.決定論的世界観
 4.ラプラス啓蒙主義
 5.確率の位置付け
 6.科学的探求において確率が果たす役割
 7.確率の諸原理
 8.決定論的原因と統計的原因
 9.予測確率、事前確率、事後確率
 10.帰納的確率と統計的確率
 11.大数の法則
 12.確率と賭率
 13.確率と実践的合理性
 14.誤差と最善の測定値
 15.統計的な推定と統計的な意志決定
 16.ラプラスにおける統計的確率
 17.統計的確率の客観性
 18.ラプラスの科学方法論
 19.むすび

文献 [277-284]
 I. ラプラスの著作
 II. その他の文献


索引 [285-287]




【メモランダム】
・フランス語のウィキソースから。原著第6版。(※岩波文庫版は原著第1版を翻訳したものなので、構成は異なっている)

Essai philosophique sur les probabilités - Wikisource