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『デジタル社会はなぜ生きにくいか』(徳田雄洋 岩波新書 2009)

著者:徳田 雄洋[とくだ・たけひろ](1951-) 情報工学(言語処理系、情報ネットワーク、ソフトウェア生成系)。
NDC:007.3 情報科学 >> 情報と社会:情報政策


デジタル社会はなぜ生きにくいか - 岩波書店


【目次】
はじめに [i-iv]
目次 [v-xi]


序章 一九八四年の日本とアメリカ 001
  デジタル化元年の日本
  一九八四年のアメリ
  パソコン革命
  インターネット革命
  〔ようこそ一九八四年のピッツバーグへ〕
  その後のインターネット  
注 015


第1章 デジタル化した世界 017
  二つの見方
  なぜデジタルか

1 デジタルテレビ 021
  〔なかなか出てこない画面〕
  〔強い雨
  〔地上デジタル放送と時報
  〔遅延時間〕
  「不調」の理由
  テレビのデジタル移行

2 デジタルカメラ 027
  〔不思議な模様〕
  〔突然のエラー〕
  デジタルカメラの中では半永久的でないデジタル写真

3 携帯電話 033
  〔なぜ電源を切るの?〕
  〔圏外表示〕
  〔購入の日〕
  〔携帯電話と健康〕
  携帯電話と無線基地局


第2章 情報機器との格闘 041
1 銀行にて 042
  〔一人で途方に暮れる〕
  〔外国のATM〕
  インターネットバンキング
  〔二回の振込み〕
  インターネットの中断機械との意思疎通

2 鉄道の駅にて 049
  〔自動改札機〕
  〔定期券更新日〕
  頻繁な更新の日常化

3 空港にて 053
  〔無線LANにご注意〕
  暗号は安全か
  〔ニセの無線LANサービス〕
  〔フライトキャンセル〕
  デジタル化された空港

4 システムトラブル 059
  動作障害
  〔セキュリティ対策による不具合〕
  〔自動改札の動作障害〕
  〔タッチスクリーンの一斉再起動〕
  プログラムの弱点

5 情報の流出と喪失 064
  〔SNSの情報流出〕
  〔誕生日問題〕
  〔不用意な期間設定〕
  〔情報流出と詐欺〕
  サービス不能化攻撃
  〔国内型攻撃〕
  〔国外型攻撃〕
  ピア対ピア型サービス


第3章 情報洪水の中で 073
  誰にも全体責任のないネットワーク

1 電子メール 074
  〔個人情報付きメール〕
  〔詐欺メール〕
  〔空の迷惑メール〕
  〔ウェブメールへの侵入〕
  メールはハガキと同じ迷惑メールはどこから来るか 

2 ウェブ 081
  〔ブログサイトの広告〕
  〔無料百科事典〕
  〔技術的混乱〕
  〔利用者が作り出す混乱〕
  ウェブと広告
  静的ページと動的ページ
  ウェブ閲覧とスクリプト

3 検索サイト 08
  〔ローカルサービス〕
  〔検索順位一位〕
  〔専門医の検索〕
  〔便利さと引き替えに〕
  検索エンジン

4 インターネット 093
  〔人気サイトの悩み〕
  〔ネット通話ソフト〕
  80-20の法則
  インターネット
  アクセスの巨大化
  インターネットの仕組み

5 パソコン 100
  〔サービス不調の原因〕
  〔雷雨の翌日〕
  〔携帯音楽プレーヤー〕
  応用ソフト
  〔ソフトウェア更新〕
  〔デジタル音楽とデジタル雑誌〕
  基本ソフト
  〔新しい基本ソフト〕
  〔見えなくなるクラウド
  クラウドサービス
  ゲーム用コンピュータ


第4章 困難は作られる
1 送り手が作り出す困難 110
  〔ソフトウェアの自動更新〕
  〔毎月変身する装置〕
  〔二つ分の請求書〕
  不都合な初期設定
  〔親切なワープロソフト〕
  〔危険な初期状態〕
  危険なデジタル写真
  技術の高度化
  〔タッチスクリーンとトラックパッド
  〔読み上げブラウザの困難〕
  本当に人間を助けるのか
  排除の発生

2 デジタル社会の人間たち 118
  困惑する人々
  〔売っていないメモリーカード
  〔パスワード管理〕
  依存的な人々
  〔仮想世界殺人事件〕
  〔携帯電話依存〕
  〔GPSカーナビ〕
  行動を制限する難しさ
  〔小学生と携帯電話〕
  〔有害サイト〕
  デジタル社会の人間関係
  〔インターネットパラドックス
  〔SNSをめぐる会話〕
  誰の足跡か?

3 変わる社会 130
  〔世界の電車内の風景〕
  〔ハンズフリー携帯電話法〕
  大統領選挙
  〔選挙運動〕
  〔動画演説〕
  デジタル技術と人間の仕事


第5章 デジタル社会を生き抜く139
1 なぜこうなったのか 140
  デジタルコンピュータの誕生から現在まで
  困難の五つの理由
  理由① ハードウェアの継続的成長
   〔安全でない暗号技術〕
  理由② ソフトウェアの絶え間ない変化
  〔文書作成〕
  〔ワールドワイドウェブ
  理由③ 知識伝達の不全
  〔パソコンソフトの解説書〕
  〔一〇〇ドルコンピュータ〕
  〔携帯電話原因説〕
  〔ニューヨーク事情か広告か〕
  〔無線LANはどう危険か〕
  理由④ 社会制度の緩慢な対応
  〔人間関係の調整〕
  〔法律の調整〕
  安全性の評価
  理由⑤ ウェブサービスは無料が標準

2 避けるべき未来 159
  ようこそ近未来へ
  空港
  都市
  ネットワーク家電
  携帯電話
  新サービス
  ウェブゴーグル
  喪失
  ATM
  公共メディア
  ソフトウェア
  予告

3 生きるための心構え 170
  心構え① 半分信用し、半分信用しない
  心構え②必要な知識や情報を得て、自分を守り、他人の立場を尊重する
  心構え③自分ですることの境界線を定める
  心構え④利用することと利用しないことの境界線を定める
  心構え⑤危険性を分散し、代替の方法を持つ
  心構え⑥依存しすぎない


おわりに [179-184]
付録 パスワード管理法 [185-186]
用語集 [187-188]
参考資料 [189-191]