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『伽藍とバザール』(Eric S. Raymond[著] 山形浩生[訳] ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所 2010//1997)

原題:The Cathedral and The Bazaar (1997)
原題:Homesteading the Noosphere (1998)
原題:The Magic Cauldron (1999)
著者:Eric Steven Raymond(1957-) プログラマ
訳者:山形 浩生(1964-) 翻訳、著述ほか。
訳者:田宮 まや 奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士課程単位未取得退学。 「第3章 魔法のおなべ」の「補遺:なぜドライバをクローズドにするとベンダは損をするのか」の翻訳を担当。
件名:オペレーティングシステム
NDC:007.634 情報科学 >> データ処理.情報処理 >> コンピュータ システム.ソフトウェア >> オペレーティング システム[OS]
備考:『伽藍とバザール――オープンソース・ソフトLinuxマニフェスト』(光芒社 1999年)と、論文・記事を再編集したもの。
備考:一章~三章は、訳者のサイトで日本語訳が公開されている。The Cathedral and the Bazaar: Japanese



【目次】
目次 [001-003]


第一章 伽藍とバザール 005
1 伽藍方式とバザール方式
2 なにはともあれメールは通せ
3 ユーザは大事な財産
4 はやめのリリース、しょっちゅうリリース
5 バラがバラでないのは?
6 PopclientからFetchmail
7 Fetchmailの成長
8 続・Fetchmailの教訓
9 バザール方式の前提条件とは
10 フリーソフトオープンソースの社会的な意義
11 マネジメントとマジノ線について
12 謝辞
13 もっと考えたい人のための文献リスト
14 エピローグ:Netscapeもバザール方式を受け入れる
15 脚注


第2章 ノウアスフィアの開墾 059
1 そもそもの矛盾
2 ハッカーイデオロギーのさまざま
3 放縦な理論と純潔な実践
4 所有権とオープンソース
5 ロックと土地所有権
6 贈与経済としてのハッカー文化
7 ハッキングのよろこび
8 評判のさまざまな相貌
9 所有権と評判によるインセンティブ
10 エゴの問題
11 謙虚さの美徳
12 評判ゲームモデルが持つ分野全体としての意義
13 どれほどすばらしい贈り物?
14 ノウアスフィア的所有権となわばりの動物行動学
15 紛争の原因
16 プロジェクト構造と所有権
17 紛争とその解決
18 文化への順応過程とアカデミズムとの関連
19 結論:慣習から慣習法へ
20 これからの研究の課題
21 書誌、注
22 謝辞


第3章 魔法のおなべ 107
1 魔法と区別がつかない
2 贈与するおたくたちを超えて
3 製造業的な誤解
4 「情報はフリーになりたがっている」というのはウソだ。
5 逆転した共有地
6 ソース非公開にする理由
7 利用価値による開発費用手当
8 販売価値の困るところ
9 間接販売価値モデル
10 オープンにするとき、クローズドにするとき
11 オープンソースのビジネス生態学
12 成功に対処する
13 オープンR&Dとパトロン制の再発明
14 目標到達までの道のり
15 結論:革命のあとの人生
16 書誌と謝辞
17 付録:なぜドライバをクローズドにするとベンダは損をするのか


第4章 エリック・S・レイモンド大いに語る[インタビュア:山形浩生] 155
  次の論文は、"The Magic Cauldron" オープンソースは「魔法のおなべ」なんだ
  ネットスケープソースコード公開は、成功だったと思っている
  オープンソースの公開市場ができつつある企業が注文を出して、それにハッカーが乗る


第5章 ノウアスフィアはぼくたちの開墾を待っている[訳者解説:山形浩生] 167
  はじめに
  『伽藍とバザール
  『ノウアスフィアの開墾』
  『魔法のおなべ』


第6章 訳者あとがき(1998年8月 ハンガリーはオゾラの日食レイブにて 山形浩生) [183-186]
  個人的な事情
  この翻訳の扱いについて
  謝辞  




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