著者:佐々木 毅[ささき・たけし](1942-) 政治学、西洋政治思想史。
NDC:311 政治学.政治思想
【目次】
第二版まえがき(二〇一二年九月 佐々木 毅) [i-iii]
目次 [iv-viii]
はじめに 001
序論
第一章 現代政治学の展開 006
1 制度論からリアリズムへ 006
2 政治学の「科学化」の試みとその限界 008
3 「科学化」をめぐる論争 012
第二章 理論・概念・価値判断 015
1 理論と現実 015
2 理論と実践 019
第一部 原論
第一章 人間 026
1 社会諸理論に現れた人間の姿 026
2 「人間とは何か」について 030
第二章 政治 035
1 制度論から権力中心の政治理解へ 036
2 自由人にふさわしい営みとしての政治 040
3 政治の概念を求めて 044
第三章 権力と政治権力 050
1 権力論の二つの理念型 050
2 権力論と自由論 053
3 権力の「現れ」 059
4 政治権力の問題 064
第四章 政治システム・政府 070
1 イーストンの政治システム論 071
2 政府論と制度論 082
第五章 正統性 090
1 ウェーバーの三類型論とその展開 090
2 ハーバーマスと正統性概念の見直し 095
第六章 リーダーとリーダーシップ 101
1 エリート論とエリート分析 102
2 リーダー論の基本的枠組み 107
第七章 公共の利益と公民の徳 114
1 公共の利益についての多元主義的理解 115
2 公共の利益を求めて 119
第二部 現代民主政治論
第一章 民主政治 126
1 民主政治概念の遺産 126
2 「政治家による政治」 130
3 参加と討議・熟議 136
4 政治体制と倫理性 142
第二章 民主政治の諸条件 145
1 社会的・経済的条件 148
2 社会的亀裂と政治文化 152
3 政治リーダー 157
第三章 民主政治の制度 160
1 多数派支配型と合意型 161
2 議会制・大統領制・半大統領制 165
第四章 投票行動と政治意識 173
1 公民(市民)に対する幻滅 173
2 投票行動研究の軌跡と民主政治 179
第五章 政党 185
1 政党の概念と機能 185
2 政党類型論 189
3 政党システム論 197
4 政党政治と統治責任 208
第六章 官僚制 215
1 政治家と官僚との役割分担 215
2 政党政治と官僚制 219
第七章 利益集団 225
1 利益集団と他のアクター 225
2 多元主義とコーポラティズム 228
第八章 政治経済体制と民主政治 237
1 二〇世紀型体制をめぐって 237
2 金融市場の肥大化と政府 246
第九章 エスノポリティクス 255
1 「差異の政治」の時代 255
2 多元主義の諸相 259
第一〇章 政治思潮とイデオロギー 263
1 二つの自由主義 264
2 新しい自由主義の諸政策と理論 267
3 保守主義の反撃 273
4 グローバル化状況 280
むすび 政治判断について 289
初版あとがき(一九九八年十一月 佐々木毅) [297-299]
参考文献 [7-19]
事項索引 [3-6]
人名索引 [1-2]