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『「正しい政策」がないならどうすべきか――政策のための哲学』(Jonathan Wolff[著] 大澤津,原田健二朗[訳] 勁草書房 2016//2011)

原題:Ethics and Public Policy: A Philosophical Inquiry(Routledge)
著者:Jonathan Wolff(1959-)
訳者:大澤 津[おおさわ・しん] 現代政治理論。
訳者:原田 健二朗[はらだ・けんじろう] 政治思想史。イギリス史。
NDC:311.1 政治哲学


「正しい政策」がないならどうすべきか - 株式会社 勁草書房


【目次】
日本語版への序文 [i-iii]
謝辞 [iv-v]
目次 [vi-vii]
凡例 [viii]


序論 001


第一章 動物実験 015
イントロダクション
科学実験での動物の使用
道徳哲学と政策論争――動物実験
標準的なアプローチ――道徳的なコミュニティを定義する
別のアプローチ――道徳的に意味のある特徴
哲学的な対立を理解する
人間による動物の取り扱い――その問題ある状況
公共政策での進歩
結論――哲学にとっての教訓


第二章 ギャンブル 051
イントロダクション
ギャンブルに反対する根拠
法律を執行する
結論――哲学にとっての教訓


第三章 ドラッグ 085
イントロダクション
イギリスにおける現行の規制
社会の根本的な薬物戦略
薬物規制に関する哲学的諸議論
  リバタリアン的自己所有論
  帰結主義リバタリアニズム
  ミル流の議論
  真正性(Authenticity)
  生物学的懸念
  正義
方法論的諸問題
結論――哲学にとっての教訓


第四章 安全性 115
イントロダクション
安全基準を設ける
VPFを計算する
さまざまな事例を比較する
結論――哲学にとっての教訓


第五章 犯罪と刑罰 147
イントロダクション
犯罪の何がそれほど悪いのか
刑罰
結論――哲学にとっての教訓


第六章 健康 173
イントロダクション
健康と医療制度
健康の不平等と健康の社会的決定要因――イギリスの経験
健康セキュリティ
結論――哲学にとっての教訓


第七章 障碍 197
イントロダクション
障碍・自立・包摂
戦略の選択
残された問題
結論――哲学にとっての教訓


第八章 自由市場 229
イントロダクション
自由市場への賛否
阻止された取引
市場と自発的セクター
結論――哲学にとっての教訓


第九章 結論 257


文献案内 [281-285]
訳者解説 [286-309]
I ジョナサン・ウルフの政治哲学から何を学ぶか(大澤津) 286
  1 政治哲学の状況 
  2 ウルフの政治哲学上の関心 
  3 政策問題への政治哲学的アプローチ 
II 現代イギリスにおける政治と哲学(原田健二朗) 297
  1 イギリスの公共政策と倫理 
  2 哲学者と公共政策――ウォーノック委員会の例 
  3 政治哲学の可能性 
訳者謝辞(大澤津) 308
注 [310-312]


参考文献 [vi-xiv]
事項索引 [iii-v]
人名索引 [ii]
著訳者略歴 [i]