原題:THE FUTURE OF STRATEGY (2015)
著者:Colin S. Gray(1943-2020) 安全保障、地政学、戦略研究。
訳者:奥山 真司[おくやま・まさし](1972-) 地政学、戦略研究。
装丁:宮川 和夫
NDC:391.3 戦略、戦術、戦闘、心理戦争
【目次】
日本の読者のためのまえがき [i-vii]
まえがき(コリン・グレイ 英国ワーキンハムにて) [ix-x]
目次 [xi-xiv]
イントロダクション 001
一般理論
政治
慎重さ〔プルーデンス〕
正統性〔レジティマシー〕と正義〔ジャスティス〕
歴史的な文脈〔コンテクスト〕
動機
第1章 政治というマスター 011
最大の議論――永続的な物語〔ナラティブ〕としての「戦略の基本」
戦略の源泉――人間の本性〔ネイチャー〕と政治
政策と戦略における「政治」の意味
戦略――最も偉大な「実現手段〔エネイブラー〕」
第2章 戦略――それは何であり、なぜ重要なのか 039
一つの「橋〔ブリッジ〕」
戦略はいかに効果を発揮するのか――そのミステリーの解明
戦略が不在、もしくは混乱している場合
戦略――その限界や代理品は?
第3章 理論と実践 069
一般理論
理論と実践
国民的(そして文化的)文脈
戦略理論の最大の価値
第4章 戦略史で変化するもの、しないもの 099
一つの重要な概念として
変化したものと変化しなかったもの
二百年にわたる戦略史
戦略史には「始まり」や「終わり」はあるのか?
第5章 戦略、諸戦略、そして地理 127
一般と特定
地理、歴史、政治
大戦略と地政戦略
マッキンダーとスパイクマン――極大戦略における冒険的事業
戦略は統合的なもの
第6章 戦略と未来 159
核という例外?
まとめ 自信をもって「知っている」と答えられることは? 173
戦略と「時の偉大な流れ」
訳者による参考文献の紹介 [189-194]
訳者あとがき [195-204]
グレイの経歴
『戦略の未来』の概要
グレイの理論の特徴
謝辞
注