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『国際関係学――地球社会を理解するために』(滝田賢治,大芝亮,都留康子[編] 有信堂 2015)

英題:Studies of International Relations: How To Understand the Global Society
編者:滝田 賢治[たきた・けんじ]
編者:大芝 亮[おおしば・りょう]
編者:都留 康子[つる・やすこ]



※2021年に第三版が刊行。
国際関係学〔第3版〕 滝田賢治(編集) - 有信堂高文社 | 版元ドットコム



【目次】
まえがき(編者) [i-iii]
目次 [v-x]
事項・人名索引 [xi-xviii]


序章 地球社会の生成と展開 001
  3つのグローバリゼーション/現代世界における2つの流れ


第I部 近現代国際政治史

第1章 ウェストファリア体制の成立・拡大・変容 008
  ウェストファリア体制の成立と現代国際政治/ウエストフアリア体制の拡大・変容/第1次世界大戦とウェストファリア体制の変容/第2次世界大戦とウェストファリア体制の再生

第2章 冷戦とウェストファリア体制 014
  冷戦とは/冷戦の発生・展開:双極体系の形成/冷戦の緩和(「雪融け」)からデタントへ/新冷戦と冷戦終結

第3章 冷戦終結後の国際政治史 020
  冷戦終結の「効果」/冷戦終結が引き起こした国際政治の現実


第II部 国際関係理論:国際政治史と現代地球社会を見るレンズ

第1章 リアリズム(1) 029
  伝統的リアリズムと勢力均衡論/H・モーゲンソーのリアリズム/伝統的リアリズムの問題点

第2章 リアリズム(2) 034
  ウォルツの「構造的現実主義」/3つのイメージ(分析のレベル)/覇権安定論/ギルピンの覇権安定論

第3章 リベラリズム(1) 041
  出発点としての機能主義/新機能主義と欧州統合/国際的相互依存論/国際レジーム論

第4章 リベラリズム(2) 050
  グローバル化とグローバル・ガバナンス/デモクラティック・ピース論/誤解と批判

第5章 マルキシズム(1) 057
  資本主義システムから見る国際関係/従属論/世界システム

第6章 マルキシズム(2) 066
  グラムシ主義/〈帝国〉論/まとめ

第7章 コンストラクティビズム構成主義) 074

第8章 政策決定理論 077
  アリソンの政策決定モデル/キューバ・ミサイル危機/アリソンの研究課題/第一モデル(合理的行為者モデル)/第二モデル(組織過程モデル)/第三モデル(政府内政治モデル)/パットナムのツーレベル・ゲーム理論/ウィンセット(win-set)/ウィンセットの決定要因/国内構成員の利害/政治制度/国際交渉担当者の交渉戦略


第III部 アクター:地球社会という舞台の役者たち

第1章 主権国家 089
  主権、国家、国民/国家の成立条件/国家承認/国家の多様性

第2章 国際機関 098
  国際機関の「青写真」としての設立文書と黙示の権限論/国際機関の三部構成/国際機関の類型/国際機関における意思決定手続き/国際機関の役割/国際関係理論と国際機関

第3章 EU 107
  不戦共同体としてのヨーロッパ統合/ヨーロッパ統合の深化と拡大/ヨーロッパ統合の将来

第4章 ASEAN 111
  ASEAN誕生の背景と展開/アジアにおける地域協力の新たな展開/21世紀アジアの統合可能性/地域主義の将来

第5章 国際NGO 116
  NGOとは/量から質の時代へ/NGOの多様性:規模、活動/国際規範形成とNGO/ネットワーク化するNGO:オタワからオスロへ/NGOと国際機関の協働/NGOの今後の課題

第6章 多国籍企業 123
  多国籍企業と国家/底辺への競争/多国籍企業とグローバル・ガバナンス

第7章 イスラーム世界 129
  イスラーム世界の広がり/西洋世界とイスラーム世界との間の主権概念の差異/グローバリゼーシヨンに適応するイスラーム/不安定化する中東地域

第8章 エスニック集団 136
  エスニック集団とネイション/エスニック紛争の表出/グローバリゼーシヨン時代のエスニック集団/ユダヤ人ネットワーク/華人・華僑/インド系移民

第9章 テロ組織・海賊 144
  テロリズムの定義/テロ認定の主観性/テロ組織の目的/テロ組織の形態:アル・カイーダとは/国際政治と海賊/ソマリア沖海賊と国際社会の取り組み


第IV部 主権国家と安全保障をめぐるイシュー

第1章 21世紀の地政学 153
第1節 地政学:系譜と現代国際政治 153
  地政学とは/大陸国家系地政学/海洋国家系地政学/統合理論/現代国際政治と地政学
第2節 国境問題 159
  国際関係論と地政学における国境/グローバル化と国境/9.11テロ以後の安全保障と国境/「上からの」国境と「下からの」国境:「領土の罠」を脱却する視座
第3節 海洋秩序 163
  国連海洋法条約と領域的アプローチ/新エネルギー、鉱物資源の開発可能性/シーレーンの確保
第4節 北極問題 167
  地球温暖化と北極圏
第5節 宇宙空間秩序 170


第2章 ナショナリズム 172
様々なナショナリズム/どのようにナショナリズムは高揚するか/グローバリゼーションとナショナリズム


第3章 主権国家と伝統的安全保障 180
第1節 個別的・集団的自衛権と集団安全保障 180
  自衛権/個別的自衛権集団的自衛権集団的自衛権と日本/集団安全保障
第2節 勢力均衡政策 185
  勢力均衡の定義・目的・類型/政策としての勢力均衡:バランシング/勢力均衡以外の政策:バンドワゴニング/同盟のディレンマ
第3節 大量破壊兵器 192
  生物.化学兵器の登場と規制/国際政治を変えた核兵器湾岸戦争からイラク戦争へ/現代の大量破壊兵器問題
第4節 新しい戦争 196
  「新しい戦争」という新しい言葉/テロの定義と「テロとの戦争」/『超限戦:21世紀の新しい戦争』/メアリー・カルドーの『新戦争論


第4章 地球社会と人間の安全保障 200
第1節 人間の安全保障 200
第2節 人道的介入論 203
第3節 PKO・武装解除・平和構築・復興開発 206
第4節 国際刑事裁判 211


第V部 地球社会のアジェンダ

第1章 世界経済 217
  新興国の台頭と国家資本主義/金融・経済ガバナンスの再構築/国際通商制度の動向/地域主義的な通商協定/アメリカ経済の強靭さと世界経済の行方

第2章 IT(情報技術)・サイバー空間 223
  IT革命/ITと国家・社会関係/国際政治経済におけるパワー/ITと地球社会

第3章 ODA・自然災害への国際協力 227
  ODA(政府開発援助)とは/援助の多様なアプローチ/有効な援助から人間開発へ/ODAと自然災害への国際協力

第4章 資源・エネルギー問題 232
  国際政治と天然資源/第2次世界大戦後の資源ナショナリズム/冷戦終結後の資源獲得競争/国際政治のカードとしての天然資源/鉱物資源とレアメタル化石燃料/第2次エネルギー資源としての電気/水資源/生物資源

第5章 人口問題 240
  グローバル・イシューとしての人口問題/人口増加のグローバル・イシュー化/都市への人口集中

第6章 人の移動 244
  人の移動とは:「国際移民の時代」/人の移動の形態:自発的移住と非自発的移住/人の移動の現状と傾向/移民のジェンダー化/難民と国内避難民/人身売買/人の移動の現代的課題:感染症の拡大

第7章 地球環境問題 251
  近代世界システムの発展と地球環境問題/地球環境ガバナンス/地球環境レジーム/環境安全保障/グローバル・グリーン・ニユーデイール

第8章 人権問題 258
  人権保障の国際化/国際人権規約/新しい人権/履行確保の問題/さらに広がる21世紀の人権問題

第9章 ジェンダー 263
  ジェンダーという概念/ジェンダーの平等とポジティブ・アクションジェンダーと開発・平和

終章 21世紀地球社会の展望と日本:地球社会は幻想か 269
  変化する国際政治:冷戦の終焉、9・11、そしてイラク戦争/変わらぬ大国間関係の重要性:中国の台頭/アメリカのアジア重視政策への転換の実質/進む米中の相互依存関係/アメリカは本当に衰退したのか?/3・11は日本にとっての転換点だったのか/危機的な日本の人口・労働問題/未来に向けて