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『気象庁物語――天気予報から地震・津波・火山まで』(古川武彦 中公新書 2015)

【目次】
はじめに [i-iv]
目次 [v-viii]

第一章 東京気象台の創設 001
  「お雇い外国人」の建議と指導/第一回気象協議会/榎本武揚、気象学会会頭の檄文/天気予報の評判/富士山頂気象観測所

第二章 日露戦争室戸台風 015
1 日露戦争と天気予報 016
  電報のもととなった予報/勝利を導いた通信インフラ
2 室戸台風と新しい情報提供体制 022
  室戸台風の直撃/大谷東平〔とうへい〕と第二室戸台風/大谷との奇縁

第三章 太平洋戦争 029
1 戦う中央気象台 030
  気象業務の国営化/軍部が要請した「気象協議会」の設立/陸軍との折衝/中央気象台長、辞任を申し出る/戦時体制へ
2 「風船爆弾」プロジェクト 041
  荒川秀俊の奇想/ジェット気流を発見した日本人
コラム 「天気野郎」の気風 [048ー052]

第四章 海は荒れて 053
1 北方定点(ポイントX)で漂泊せよ 054
  在りし日の凌風丸/北方定点の観測へ/アメリカからの打ち切り通告/海洋気象観測
2 洞爺丸の遭難 064
  国際社会に復帰した矢先に/海難審判経緯台風の位置は予測できたか

第五章 コンピュータ時代の到来 071
1 ラジオゾンデ 072
  使い捨てのゴム気球/空のアメダス
2 超大型コンピュータの輸入と数値予報の幕開き 0
  IBM704、上陸/数値予報の時代/IBM704導入前夜/富士通のリレー式計算機
3 「富士山レーダー」の建設 086
  きっかけは伊勢湾台風/「光が見えた!」六〇〇キロのレドームを三七七六メートルの高みへ/電波を「下」へ?
4 アメダスの登場 094
  アメダスのアメは雨にあらず?/誕生の経緯/電電公社の協力/アメダスは進化する

第六章 地震津波・火山 103
1 地面の揺れを見張る「目」 104
  張り巡らされた地震観測網/震源の決定原理/監視システム
2 津波が到着する前に 108
  津波の観測/シミュレーションの限界
3 火山噴火は予知できるか 110
  火山監視/火山灰情報センターの設置

第七章 気象衛星「ひまわり」の打ち上げ 115
  打ち上げ計画/宇宙開発計画として/乙部〔おとべ〕道路/最初の画像はお化け/ひまわりの命名島秀雄

第八章 今日の気象サービス 127
1 花開く数値予報 128
  大気現象の原理/数値予報の原理/ガイダンスの作成/より正確な予報のために/ガイダンスから予報を作成する/アンサンブル予報
2 民間の参入 139
  規制緩和の波/気象予報士試験
3 変わる気象庁の役割 144
  気象災害は回避できるか/災害対策基本法/航空機と気象台/国際協力/グローバル化と有料化

第九章 地球温暖化、異常気象 159
  地球温暖化/温暖化のメカニズム/温暖化の実態と将来予測/異常気象

おわりに(二〇一五年夏の日に 古川武彦) [172-173]
参考資料 [174-176]
気象庁年表 [177-180]