著者:古川 武彦(1940-)
NDC:317.263 行政 >> 行政組織.行政機構 >> 国土・交通関係 >> 気象庁
NDC:451 地球科学.地学 >> 気象学
件名:気象庁
件名:気象観測--歴史
【目次】
はじめに [i-iv]
目次 [v-viii]
第一章 東京気象台の創設 001
「お雇い外国人」の建議と指導
第一回気象協議会
榎本武揚、気象学会会頭の檄文
天気予報の評判
富士山頂気象観測所
第二章 日露戦争と室戸台風 015
1 日露戦争と天気予報 016
電報のもととなった予報
勝利を導いた通信インフラ
2 室戸台風と新しい情報提供体制 022
室戸台風の直撃
大谷東平〔とうへい〕と第二室戸台風
大谷との奇縁
第三章 太平洋戦争 029
1 戦う中央気象台 030
気象業務の国営化
軍部が要請した「気象協議会」の設立
陸軍との折衝
中央気象台長、辞任を申し出る
戦時体制へ
2 「風船爆弾」プロジェクト 041
荒川秀俊の奇想
ジェット気流を発見した日本人
コラム 「天気野郎」の気風 [048ー052]
第四章 海は荒れて 053
1 北方定点(ポイントX)で漂泊せよ 054
在りし日の凌風丸
北方定点の観測へ
アメリカからの打ち切り通告
海洋気象観測
2 洞爺丸の遭難 064
国際社会に復帰した矢先に
海難審判の経緯台風の位置は予測できたか
第五章 コンピュータ時代の到来 071
1 ラジオゾンデ 072
使い捨てのゴム気球
空のアメダス
2 超大型コンピュータの輸入と数値予報の幕開き 0
IBM704、上陸
数値予報の時代
IBM704導入前夜
富士通のリレー式計算機
3 「富士山レーダー」の建設 086
きっかけは伊勢湾台風
「光が見えた!」六〇〇キロのレドームを三七七六メートルの高みへ
電波を「下」へ?
4 アメダスの登場 094
アメダスのアメは雨にあらず?
誕生の経緯
電電公社の協力
アメダスは進化する
第六章 地震・津波・火山 103
1 地面の揺れを見張る「目」 104
張り巡らされた地震観測網
震源の決定原理
監視システム
2 津波が到着する前に 108
津波の観測
シミュレーションの限界
3 火山噴火は予知できるか 110
火山監視
火山灰情報センターの設置
第七章 気象衛星「ひまわり」の打ち上げ 115
打ち上げ計画
宇宙開発計画として
乙部〔おとべ〕道路
最初の画像はお化け
ひまわりの命名と島秀雄
第八章 今日の気象サービス 127
1 花開く数値予報 128
大気現象の原理
数値予報の原理
ガイダンスの作成
より正確な予報のために
ガイダンスから予報を作成する
アンサンブル予報
2 民間の参入 139
規制緩和の波
気象予報士試験
3 変わる気象庁の役割 144
気象災害は回避できるか
災害対策基本法
航空機と気象台
国際協力
グローバル化と有料化
第九章 地球温暖化、異常気象 159
地球温暖化
温暖化のメカニズム
温暖化の実態と将来予測
異常気象
おわりに(二〇一五年夏の日に 古川武彦) [172-173]
参考資料 [174-176]
気象庁年表 [177-180]