著者:井上 達夫[いのうえ・たつお](1954-) 法哲学。
底本:『自由論[双書 哲学塾]』岩波書店、2008年
備考:索引なし。
【目次】
講義案内(「市民アカデメイア」運営委員長 敬白) [iii-iv]
目次 [v-vi]
講義の七日間 「自由の秩序」を哲学する 001
第1日 アルバニアは英国より自由か 002
第2日 自由の秩序性と両義性 015
第3日 自由概念の袋小路 030
第4日 秩序のトゥリアーデ――国家・市場・共同体 047
第5日 専制のトゥリアーデ――全体主義的専制・資本主義的専制・共同体主義的専制 066
第6日 自由の秩序の相対性と普遍性 087
第7日 世界秩序をめぐる討議 101
場外補講 リベラリズムにおける自由と正義の位置 129
岩波現代文庫版へのあとがき(二〇一六年一二月 木枯らしに葉を剝がされし木蓮の梢に息吹く花芽ぞ嬉しき ) [193-196]
編集部注 [197]
参考文献一覧 [1-3]
【メモランダム】
・以下、自分用メモ。
・本書前半の鍵用語のひとつ(初出はp. 44)。
「法理念のトゥリアーデ」 Gustav Radbruch(1878-1949)
triadeは、西ヨーロッパの言語では三位一体や三人一組やヘーゲル哲学の用語にもなっている。ドイツ語die triadeでも基本的に多義。
蛇足だが、triadeを「トゥリアーデ」とカタカナ表記してるのは珍しい。ひょっとすると著者(井上達夫)くらいかもしれない。「トリアーデ」か、英・仏・伊風に「トライアド」と書く方が多い。
・自著紹介@UTokyo BiblioPlaza。
UTokyo BiblioPlaza - 自由の秩序